読了:2017年135冊(10月11冊)★3.3
『自分のついた噓を真実だと思い込む人 (朝日新書)』
2015/9/11、片田珠美 (著)
最近では新型うつなどという言葉もあり、精神科医を悩ませている。以前読んだ本では、新型うつを真っ向から否定し、詐病だと言い切った。そのように精神科医には様々な「嘘」を述べる人がたくさん来る。仕事上、患者の「嘘」を見抜くのも大切な技術である。本書では、小保方晴子や身近な人を引用して、いかに嘘をつき、それをいかに見破るかを書いている。嘘をついたことがない人はいないだろう。大人になってつく嘘には責任が付きまとう。病気によって嘘をついてしまうのはタチが悪い。本人は嘘だと思っていないのだから。
───だったら、こんな本を読む必要なんかないんじゃないかとおっしゃるかもしれないが、それは違う。この本の意義は三つある。まず、騙されないようにするために相手のどういう点に注目すればいいのか、お分かりになるだろう。また、どのようにして観察力と分析力を養えばいいかも次の章で解説するつもりである。何よりも重要なのは、何度も騙される「反復強迫」を防ぐためにはどうすればいいのかについて、ご理解いただくことだ。(p.131)
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自分のついた噓を真実だと思いこむ人 (朝日新書) Kindle版
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あなたの身の回りには、まるで「息をするように嘘をつく人」はいないだろうか。しかも自分がついた嘘なのに、「真実」だと思いこみ、いつのまにか被害者面。本書ではその精神構造を読み解き、被害を受けないための防衛法を説く。
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2015/9/11
- ファイルサイズ7.7 MB
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登録情報
- ASIN : B016Q1WFGS
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2015/9/11)
- 発売日 : 2015/9/11
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7.7 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 154ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 202,077位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 488位朝日新書
- - 4,509位心理学 (Kindleストア)
- - 4,965位心理学入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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広島県生まれ。精神科医。連絡先 : freud@canvas.ne.jp
大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。京都大学非常勤講師(2003年度~2016年度)。
精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から分析。
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カスタマーレビュー
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- 2020年10月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入こういう人に関わると、嘘が露見した後が怖いですよね。関わった人が追い詰められて最悪の結末になる場合もあります。最初から関わらない方がいいですし、関わった場合の対処の仕方も本書には提示されています。
子ども社会にも(子どもだからこそ?)、妄想と現実の区別が付かず、嘘ばっかり言う子がいますよね。嘘つきが社会的制裁を受けて誰からも相手にされなくなるのは大人社会では当然で、イソップ童話などでも教えているはずなのに、いざ子ども社会で実践してしまうと「いじめ」呼ばわりされかねないのです。
どうか、子ども社会で実践できる対策もご教示ください。
- 2015年11月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入書かれている事は、嘘をつく事が
平気な人が増えている
嘘を見抜く事は精神科医でも難しい
同じエピソードの繰り返し
最後に私が精神科医と言うのは嘘ですと
書かれていたら笑えたのですが、酷い本
- 2015年12月25日に日本でレビュー済み著者は、精神科医の片田珠美さん。2014年のSTAP細胞事件の小保方晴子氏、ゴーストライター騒動の左村河内守氏、号泣会見の野々村竜太郎・元兵庫県議などを取り上げ、息を吐くように嘘をつく人の傾向と対策を解説する。
SNS上で「息を吐くように嘘をつく人」が増えている感じを受けたので、本書を購入した。
まず、片田さんは、嘘つきの片棒を担ぐイネイブラー(支え手)にならないようにと注意を呼びかける。そのために、プチ悪人になることを勧める。
第1章で、嘘をつく動機として、自己愛、否認、利得の3つをあげる。このうち近年増加傾向にあるのが、自己愛のための嘘という。親から過大な期待をかけられたり、匿名性をいいことにネットでいい格好するためにつく嘘がそれである。
問題は、嘘をつくことそのものが目的になっている人だ。パスカルは『パンセ』の中で、「この世には、嘘をつくという目的のためにだけ嘘をつくという人も存在する」(27ページ)と述べているとのこと。どうやら人類は、この350年間、進歩していないようである。
息を吐くように嘘をつく人のまわりには、嘘つきに心酔するイネイブラーがいるという。片田さんは、そうした嘘つきの「『他者の欲望』を察知する能力の高さ」(40ページ)を指摘する。欲望をくすぐられ、イネイブラーになってしまうのだ。イネイブラーもまた、犯罪者である。
片田さんは精神科医という立場上、患者の訴えを信じていたが、イネイブラーにならず、嘘つきを見破るためには、「性善説だけではやっていけないことを痛感」(128ページ)したという。
まず、「嘘をつく人は○○しがちという思い込みにとらわれて、相手が嘘をついているかどうかを判断するのは危険」(145ページ)、「嘘を見抜くのにこれといった決め手があるわけではない」(158ページ)としながらも、「相手の話をうのみにせず、『他者の欲望』を分析する」(153ページ)プチ悪人になることを勧める。そして第5章では、さまざまな質問によって、嘘つきに喋らせ、尻尾を掴む方法を紹介する。「究極の目的は敵失を誘い出すことにある」(186ページ)。
第6章では、嘘が分かったときの対応だ。まず、「嘘の証拠を突きつけたら、相手が正直に白状するだろうなどという甘い期待は捨てなければならない」(194ページ)とアドバイスする。
最後に、「『プチ悪人』になって観察力と分析力を養い、自分の身は自分で守っていただきたい(217ページ)と締めくくる。
私は性善説を信奉していたはずだが、仕事などリアル世界で歳をとるうちに自然に、片田さんが勧める「プチ悪人」となっていた(苦笑)。
ただ、ネット世界では、片田さんが言うようなプチ悪人にならずとも、より多くの人の投稿に目を通していれば、自ずと嘘つきがあぶり出されるように感じる。とりあえずTwitterでは、耳が痛い意見を言うアカウントをブロックせず、傾聴してみることをお勧めする。
- 2015年11月7日に日本でレビュー済み言っていることがだんだん変ってくる、相手の反応を受けて話の最初と最後でまるで逆の主張をするというような人がたまにいるので
そういう心理が特殊なものなのか、普遍的なものなのか(自分も気づかずそうしているのか)というのが気になっていたので本書に興味を持ったのですが、
本書が取り上げているのは「虚言症」というれっきとした病気の人のようです。
これも私が気づいていないだけかもしれませんが、身近にそのような真っ赤なウソを連発する人が思い当たらないので、精神科医という職業柄出会った特殊な人の話という気がして、前述の参考にはあまりなりませんでした。STAP細胞で話題になった小保方さんも著者のみたてでは空想虚言症という病気だそうです。
読んでいて混乱するのが前記のような病的な人と浮気を奥さんに隠すための嘘が同列に扱われているように感じられる点です。
- 2015年11月1日に日本でレビュー済み著者の本は何冊か読んでるので同じ人だとは思うのだがエピソードなどが微妙に違う気もする。
トシのせいか「あれ?これ読んだんじゃなかったっけ?」とドキッとしてしまった。
自分の通う図書館では著者の本が今年の新刊が11冊増えてるぐらいなので仕方ないのかもしれませんが。
- 2015年10月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入同じ話の繰り返しも、ここまでくるとムネヤケを通り越して腹が立ってきます。著者だけではなく編集者の能力も疑います。
- 2015年10月16日に日本でレビュー済み新聞広告で初めて目にした時、表題がとても気になっていました。
書店で手にとった時、まえがきに理研の元女性研究員の名前があるのを見て、
「やっぱりそうだよな」と思いながら購入。
読み終えましたが、購入前に持っていた不安がそのまま的中してしまいました。
本書は、先の元研究員や、著者の交友関係に基づく実体験など、
「平気で嘘をつく人」の実例紹介に主眼が置かれています。
著者自身が「騙された」過去の憂さ晴らしか、とも思える内容で、
せいぜい騙されないための人間観察力向上をうたうだけです。
それも、ネットや人生相談にも出てきそうな、ありきたりの情報ばかり。
職場の同僚や血縁者など、
もし、自分との関係を切ろうにもなかなか切れない相手に表題のような人がいる場合、
彼らへの対応に今この瞬間も苦悩しているはずです。このような読者なら、
どういった環境や原因でこのような「嘘を上塗りする人」が生まれるのか
彼ら自身に自分の嘘をどう自覚させるか
彼らをどう医療へと結びつけるか
という、精神科医ならではの知見を期待するに違いありません。
しかし本書では、これらの情報は皆無に等しく、きっと失望させられることでしょう。




