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屍者の帝国 (河出文庫) Kindle版

5つ星のうち4.2 456個の評価

屍者化の技術が全世界に拡散した19世紀末、英国秘密諜報員ジョン・H・ワトソンの冒険がいま始まる。天才・伊藤計劃の未完の絶筆を盟友・円城塔が完成させた超話題作。日本SF大賞特別賞、星雲賞受賞。

商品の説明

著者について

1972年札幌市生れ。東京大学大学院博士課程修了。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」でデビュー。「道化師の蝶」で芥川賞、『Self-Reference ENGINE』でディック記念賞特別賞を受賞。

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00PQDJM3C
  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2014/11/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/11/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 3.8 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 452ページ
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 456個の評価

著者について

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星5つ中4.2つ
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お客様のご意見

お客様はこの映画のストーリーについて高く評価しています。面白く楽しい物語で、勢いよく進むストーリーだと感じています。ハーモニーも面白かったという声が多くあります。世界観や設定が魅力的であり、ロジックや洗練された文章に陶酔できる無限のイメージの展開があると述べています。また、映画の内容についても満足している様子です。一方で、話の構成や進み方については不満を感じており、読むのに疲れるという指摘もあります。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

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19人のお客様が「ストーリー」について述べています。15肯定的4否定的

お客様は、この作品について以下のように評価しています: 面白く楽しい物語で、勢いよく進むストーリーや奇想天外な展開が好評です。映画も面白かったという声が多く、予想以上に内容が良く、思ったよりも内容が良かったと感じています。文学や映像ネタや歴史的なトリビア、ゾンビパニックもののぼんくら男子随喜など、幅広いジャンルの要素が含まれていると報告されています。一方で、世界観については意見が分かれているようです。

"...友達が伊藤プロジェクトさんのファンで、屍者の帝国の映画に誘われて鑑賞したことが彼の本を知る最初のきっかけになって、映画がとても面白かったので本も購入しました。 まだ最後まで読んではいないのですが、無知な私にも割と読みやすくて愛読しています。..." もっと読む

"...ストーリーは掛け値なし。本当に面白いです。 ただ、いかんせん、多少の予備知識が必要となってしまう。 また、物語のテンポが良すぎる反面、「もうちょい背景とか記述してほしかった」と思ってしまうところはありました。 この点が気になってしまい、☆4つです。..." もっと読む

"円城らしくもないし、伊藤らしくもないし うーん評価に難しい ただ展開はしていくので読んでいて面白くないとか詰まるとかは無い 割合に分かり易い話 個人的にロシア文学好きに読んでほしい、たまげるから 自分はある人が本作に出てきて椅子から落ちて笑った そういう面白さはある" もっと読む

"映画を見て興味がわき、思いきって買ってみました。そしたら、思ったよりも内容がよくて、最高でした!" もっと読む

11人のお客様が「世界観」について述べています。11肯定的0否定的

お客様はこの小説について、世界観や設定を高く評価しています。まさに一級のエンターテインメントだと感じており、ロジックや洗練された文章に陶酔できる点も魅力として挙げられています。また、映画的な要素もあり、歴史改変ものとしても面白いと感じているようです。一方で、話の進み方については不満を感じており、読みづらかったという指摘もあります。

"...伊藤計劃が残したプロローグからの移行部分である第一部は風呂敷を広げていくところでちと展開スピードに不満も感じましたが、第二部以降はまさに一級のエンターテインメントであり、あんな人やこんな人が最後までいろいろ出てきて、さらに世代的にエヴァンゲリオンを彷彿とされるギミックが散りばめられた、ザ・..." もっと読む

"正直、自分には響きませんでした。伊藤計画が好きで、期待して読んだのもあり、その分ガッカリが大きかったです。世界観や設定はとても良いのですが、話の構成というか進み方というか、とにかく読むのに疲れました。せっかく伊藤計画の名を冠している作品だからと、何とか最後まで読んだ、そんな感じです。" もっと読む

"悲しい造り物が描いた、儚く慎ましい理想の世界観が美しい。 感性が鈍い読者は、理解できない、使い古された登場人物の模倣と批判するに違いない。 されど、故人となった作者はそれほど浅はかで軽率ではない。..." もっと読む

"...そればかりが「文章」を用いて「理論」を重ねていく円城氏が どう転んだって得られないものだ。だがそのロジックや洗練された文章には映像では得られない陶酔と、無限のイメージ の展がりがあるではないか!..." もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2017年11月7日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    映画版の表紙だったら電車で読む時など、ちょっと恥ずかしいなと危惧していたのですが、普通(?)の表紙の本が届いて一安心しました。
    友達が伊藤プロジェクトさんのファンで、屍者の帝国の映画に誘われて鑑賞したことが彼の本を知る最初のきっかけになって、映画がとても面白かったので本も購入しました。
    まだ最後まで読んではいないのですが、無知な私にも割と読みやすくて愛読しています。
    大学でイギリス近代史を専攻していたこともあって、こういう事実とはかけ離れたifの小説を読んでいると知らず知らずのうちに心が昂ります。
    最後まで読み終えたら、まとめて買ってあるハーモニーと虐殺器官も早く読破したいと今からワクワクしています。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2018年2月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    色々なご意見ありますが、読み易いか?と言われれば読み難い類でした。でもSFはそんな文体のものが多く、まだ読み易いほうですかね、
    伊藤計劃氏が遺されたブログ、作品に目を通してきましたが、氏の思想や精神がここにはあります。実装が円城塔氏によるものではないか?プロローグは伊藤計劃氏、エピローグは円城塔氏?などと勝手に思いを馳せながら、これから円城塔氏の作品を読んでみたいと思います。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年5月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    伊藤計劃は虐殺器官とハーモニー、円城塔は短編を一編か二編読んだ程度。
    同じSF作家?でも伊藤さんはエンタメ、円城さんはメタ系得意の純文寄りという印象でいまさらながら読み終えた。
    他の方のレビューにある通り、恐らく他の方同様、伊藤計劃的作品を好んでこの作品を手に取った私としては、本作のこれでもかと言わんばかりに用語をちりばめる文体や、googleMapを脇に控えさせたくなるような展開、そして予定調和風なモノローグと台詞回しのひとつひとつをとっても、伊藤計劃の前二作に似ていることは承知しつつも、それらよりなんだか腑に落ちづらい小説だなぁと感じたりもした。正直なところ読み終えたは良いもののどんな話であったうまく答えられる自信はない。これは私の読解力の問題にとどまらないと思う。
    とはいえ粗筋は好きだ。死者が労働力として使役されるというスチームパンク的退廃感はそそられる。シナリオだってつまらなかったわけじゃない。取材と知識に裏打ちされた文章というのはそれだけでも価値がある。だから本作の内容も決して悪いとは言えない。手放しでは褒められないけど、星4くらいかなと感じた。
    ただ、記録筆記用の屍者であるフライデーと円城さんを重ね合わせたような(それはフライデーの自我が恐らくヴィクターの「手記」により生じたことや、主人公一行が過ごした「三年足らず」の旅という表現に示唆されるように思う。というかフライデー自体がそう言う意味でのメタ的なキャラクターなのだと最後になってようやく気付いた)エピローグにはやはり感慨深いものがあるし、文庫版あとがきに記された円城さんの、この類のあとがきにありがちなウェットさを感じさせない、かと言ってドライでもない適度な空気感の、そして謙虚な文章は好感がもてる。
    以上の点を加味して星5にした。作品自体の評価でないから健全でないと思われるかもしれないが、作品周辺の付加情報や文脈も、作品の評価を構成する一要素としてあっても良いのではないだろうか(歴史的古典などはそれが顕著だと思う)
    17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年12月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    話が難しい。
    特に菌株が登場してからは、正直ストーリーについていけない
    ...。
    もう少しして再度読み直した際には、より理解がふかまるのか?
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年2月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    屍体蘇生技術が進歩し、「屍者」が労働力として使役されていた十九世紀後期。医学生ジョン・ワトソンは、民間伝承の研究家にして精神医学教授ヴァン・ヘルシングに、とある場所へと連れて行かれる。そこでワトソンは諜報機関にスカウトされるが…。

    伊藤計劃が残した原稿用紙三十枚ほどの未完の遺稿を、円城塔が完成させたのが本書です。

    円城の作品は難解なことで有名ですが、本書は伊藤が残したあらすじに基づいていることから、充分に娯楽作品としての性質を残しています。じっさい本書はもともと「荒唐無稽な軽い読み物として構想されて」いたと円城があとがきで述べていますし、円城も伊藤の意向を尊重しているのだと思います(ほかのレビュアーも指摘されていますが、あとがきは最後に読んでください)。くわえて物語の定型的な “文法” に従っているので、円城の諸作品のように(内容はともかく)形式として難しいところはありません。

    伊藤の作品は多少の瑕疵があっても、気にせずぐんぐんとページをめくってしまわせるほどの推進力が持ち味でしたが、残念ながら本書でそれは失われています。伊藤のドライブ感ある文体が、円城のロジカルで緻密な文体に置き換えられているからです。
    反対に、伊藤の(否定的な意味ばかりではなく)着飾ったような “軽さ” はなくなり、“密度の濃い” 文体になっています。ですので伊藤単著の作品よりも読み進めるうえでは遅くなりますが、個人的には収支としてはゼロだと思いました(もちろん伊藤ファンにはおおきなマイナスでしょうが)。
     
    本書はいわゆるパステーシュ小説です。主人公兼 “語り手” は『シャーロック・ホームズ』のワトソン。『吸血鬼ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』のキャラクターたちも登場し、それらフィクション上の人物と史実上の人物が織りなす「荒唐無稽な」物語となっています。
    したがって名だたる諸作家のオマージュやパロディが散りばめられていたり、過去に実在した人物や団体や出来事に関連するネタが随所に仕込まれています。もちろん読み飛ばしてもいいのですが、そのつどネットなどで調べながら遊び心ある仕かけを探して読んでも楽しむことができるでしょう。

    テーマとしても “言語” や “意識” という伊藤が好んだものがあつかわれています。ほかにも現在の社会、経済、政治に対する風刺がふくまれていますが、もしかすると、それも作品に政治性を取り込むのを好んだ伊藤に対する円城なりのオマージュなのかもしれません。

    なにより読解の鍵となるのがエピローグ。そこに本書が “共著” であることの意味が示されています。物語の “語り手” とはどのような存在か、他者の物語を語るとはどのようなことかを考えさせられる内容や構成になっているからです。

    生前、〈メタルギア ソリッド〉という “他者” がつくったゲームのノベライズを執筆した伊藤。彼はそこで「人が他者の物語を語り継ぐことの意味」について考察しています。彼によれば、「人が物語っていくその方法というのは、『物語そのもの』と同じくらいの意味や価値を持ちうる」。それゆえ「他者の物語」であっても「語り口において自らの物語を語」ること、すなわち批評的視点から「他者の物語」を語り直すことが可能である。だからこそ、語り継がれた「他者の物語」とは、「物語を語ることの意味を語る、物語についての物語」となりうる、と彼は語っています(『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』あとがきより)。
    言い換えれば、伊藤はたとえ「他者の物語」であっても、雰囲気をなぞっただけの模造品を描くことを潔しとはせず、自らの語り口で語ろうとしました。

    伊藤の遺稿を引き継ぐとき、そうした彼の想いに対して円城は自分なりに応えようとしたのではないでしょうか。本書で語られた物語は、伊藤の物語を語り継ぐことの意味を円城自身の語り口で語った、「物語についての物語」なのです。エピローグまで読むと、そう思えてなりませんでした。
    36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年5月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    設定が素晴らしいです。
    舞台は大英帝国がグレート・ゲームを展開している19世紀。
    実在した米国の大統領とか、英国の“あの医者”とかが出てきます。

    大きな違いは、人類が死者を操る技術を確立しているということ。
    この技術と、国際情勢とが複雑にからみあって、壮大な物語が紡ぎ出されていきます。

    ストーリーは掛け値なし。本当に面白いです。
    ただ、いかんせん、多少の予備知識が必要となってしまう。
    また、物語のテンポが良すぎる反面、「もうちょい背景とか記述してほしかった」と思ってしまうところはありました。
    この点が気になってしまい、☆4つです。
    それでも、ストーリーは大変に面白い。
    アニメでも実写でも、映像化したらなかなか面白い作品になるんではないかと、素人ながら思ってしまいました。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年2月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    A gift for my son who is learning Japanese. His feedback is quite good. I am satisfied with this online shopping.
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年8月26日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    円城塔の中にいる伊藤計劃。伊藤計劃をインストールした円城塔。

    表現の仕方はさておき、円城塔のSF作家としての底しれぬ力量を感じさせる傑作で、年代設定的にも、「虐殺器官」と「ハーモニー」を巻き戻したような、意識のない屍者に纏わる物語です。「その先」を書こうとして、結果的にいい意味で原点に戻っているように思えました。

    伊藤計劃が残したプロローグからの移行部分である第一部は風呂敷を広げていくところでちと展開スピードに不満も感じましたが、第二部以降はまさに一級のエンターテインメントであり、あんな人やこんな人が最後までいろいろ出てきて、さらに世代的にエヴァンゲリオンを彷彿とされるギミックが散りばめられた、ザ・サイエンスフィクションと言える作品です。

    エピローグを読みながら、この話が終わってしまうことが残念でならなかったですが、そのエピローグで、伊藤計劃の残した「呪い」を開放したことに、円城塔の想いを読み取りました。そして、物語はプロローグ前の引用に繋がります。

    完全に余談ですが、小学生のときにこのプロローグの作品を読んだ時に、一つの物語が終わるんだと不思議に思ったことを思い出しました。小さい頃に読んだ記憶って意外と保持されているものですね。

    複数の言葉に支配された、物質化した情報のひとつとして、そう思います。

    The second phase, or a curse, of the Project Itoh comes to settle happily.
    But, the Project will continue, and never end.
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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