許されざる者(1992)(字幕版)

(18)130分1993NR

19世紀末のワイオミング。かつては列車強盗や殺人で悪名を馳せていたウィリアム･マニーも、今は農夫として2人の子供とひっそり暮らしていた。そんな彼のもとに、若いガンマンが賞金稼ぎの話を持ちかける。彼は二度と握らないと誓った銃を手にすることを決意し、昔の相棒ネッドとともに、3人で町へと向かった。(C) 1992 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ジャンル: アクション

監督: クリント・イーストウッド

主演: クリント・イーストウッド, ジーン・ハックマン, モーガン・フリーマン

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作品詳細

ジャンル	アクション
監督	クリント・イーストウッド
主演	クリント・イーストウッド, ジーン・ハックマン, モーガン・フリーマン
助演俳優	リチャード・ハリス
提供	Warner Bros. Entertainment Inc.
レーティング	レーティングなし
プロデューサー	クリント・イーストウッド, デビッド・バルデス
オーディオ	English
購入の権利	今すぐストリーミング詳細
フォーマット	Prime Video（オンラインビデオをストリーミング）
デバイス	視聴可能な対応デバイス

18件のカスタマーレビュー

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18件中1 - 8件目のレビューを表示

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leopard gecko

西部劇のフォーマットを逆手に取った名作。

2017年7月27日

形式: Prime VideoAmazonで購入

往年の西部劇を見てきた人にとっては衝撃的な展開であり、しかし物語の全体像としては西部劇のフォーマットに則っていると言えなくもないという、西部劇を知り尽くしたイーストウッドであるからこそ作り得た作品だろうと思う。
往年のイーストウッドファンにとっての最初の衝撃は、イーストウッドが演じる主人公があまりにも衰えすぎていることだろう。これはもちろんあえてそのように描写しているのだが、この弱さの描写が容赦ないのである。序盤で衰えを徹底的に描くことでクライマックスを大いに盛り上げることに成功していると思う。

善や悪とは一体何なのかを考えさせられる深みもある。この映画では昔の西部劇にありがちな単純な善人や悪人は存在しない。誰もが善と悪を同時に内包しているのである。そういう難しい構図の中で物語をきちんとまとめられたのはイーストウッドの手腕によるものなのだろう。

単純明快な勧善懲悪ものではないが西部劇的なカタルシスも味わえる映画であり、なおかつ上で書いたような深みも感じられる名作であると思う。

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漂流者

さすが

2018年1月7日

形式: Prime VideoAmazonで購入

クリント・イーストウッド監督の作品は、リアルタイムでは見ていませんが、ミリオンダラー・ベイビーを見てから、グラン・トリノなど、遡って見ています。いわゆるハリウッドの超大作ではないので、一見素朴ですが、特に人間の尊厳について深く洞察された映画を作られている印象です。新しいものから見てしまったので、最新ほど監督として上手で、遡るとそうでも無くなるのかな、と思っていましたが、いや、この時点でもアカデミー賞受賞作品なので当たり前かもしれませんが、さすがの完成度。
どの映画もストーリーが難しいことはありません。クリント・イーストウッド作品はストーリーが面白いというよりも、演技で描写される登場人物一人一人が炙り出していく社会の価値観、特に道徳観（宗教観）と正義感が、グッとくるものを作っている気がします。人間が等身大で、弱い部分が多く描かれているのが特徴ですかね。そこから汚く悪いやつらと、中立、心の清い人々が分かれてきます。主人公は無骨で悪い過去があるが、そのために善悪を知り、覚悟を持つことができる人物です。しかし、全くもっていわゆるヒーローでは無く、人間を超えることなく、ただ一人の人間が、出来ることも本当に限られた中で、葛藤しながらもがきながら、己の正義に寄り添っていく。そうなんだけど、たくさんの駄作もあることを考えれば、そんなに簡単じゃない気がするんだけど…ほんとすごい。
最後に。ストーリーの外で、登場人物達が発言や行動、選択の中で表しているアメリカ社会のその時々の問題もまた、その映画の中で伝えたいことなのだと思うのですが、これは難しい話もあるので、映画を観たあとで、解説サイトを読むとまた映画の表現の深みが楽しめるのではないかと思います。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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パパイヤ軍団

「西部劇」未体験の方に是非、素晴らしい映画です

2017年9月30日

形式: Prime VideoAmazonで購入

　「西部劇」というと日本でいう時代劇のように、昔は「定番」だったものですが、最近はそうでもありません。
　若い世代の方には観たこともない、という方もいると思います。

　アメリカの西部開拓時代、乱暴にいうと「プチ北斗の拳」世界だと思っていただければいいと思います（乱暴すぎ（笑））
　自分の身は自分で守る、がデフォの世界で、保安官という治安維持にあたる人達もいますが、保安官＝正義、というワケでもない。
　ガンマン、カウボーイ、流れ者、お尋ね者・・・・銃をもったモヒカンザコならぬ「ならず者達」がウヨウヨしている世界です。

　クリントイーストウッド演じる主人公も、若い頃は殺人・列車強盗なんでもありの極悪非道の人間のクズ。
　しかし妻となる女性と出会い、今までの非道を悔い、すっかり真人間となって妻亡き後、子供たちと極貧ながら落ち着いた生活をしています。
　そこに、町で娼婦の顔をメッタ斬りにした「賞金首」の話が舞い込みます。
　「賞金首を仕留めれば報奨金が得られる」貧しい子供たちの将来を憂いた主人公は、封印したはずの「殺し」をするために旅に出ます。

　クリント・イーストウッドと、モーガン・フリーマン、そして保安官役のジーン・ハックマンという映画界の最高峰達が演じる西部劇は、本当に美しく、情緒に富んで筆舌に尽くしがたいものがあります。
　古い映画ですが、映像の適度な粗さがかえって映画の「味」となって、美しいコントラストや色調に一役買っています。

　個人的には、顔を切られた娼婦の女性が、決して美人ではないですが、すごく清らかそうで印象に残りました。
　彼女の存在あってこそ、賞金首たちのクズぶりか際立っています。

　最新の映画でも、観終わってすぐに印象が薄くなってしまう心に残らない映画もたくさんありますが、この映画は観終わった後に、なにか心に響くものがあります。

2017年8月20日

形式: Prime VideoAmazonで購入

クリント・イーストウッドの映画を初めて見ましたが、おもしろかったです。
友人や女性を大切にするが、お金のために賞金稼ぎ（殺人）を決意する主人公。
自分のやり方を正義と信じ、悪党であれば殺すことも躊躇しない保安官。
お互いがお互いにとっての許されざる者なんでしょう。

西部劇なので決着は拳銃ですが、
向き合っての派手な撃ち合いはほとんどなく、やると決めたら問答無用。
とても緊張感のある映画でした。

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ブー太郎

違和感が残る。

2019年2月12日

形式: Prime VideoAmazonで購入

主人公が年老いて以前の切れが無いことが強調されているが、最後、変身したように切れがいい。これが、すっきりしない。また、エンディングでその後が語られていたが、それもなんだか不自然。見終わってなんか後味が悪い。

2018年12月11日

形式: Prime VideoAmazonで購入

夕陽のガンマンなんかを見ていたので期待していたが、面白くなかった。クリントイーストウッドも歳をとったな、と思った。これでアカデミー賞作品賞なのって感じ。

2017年7月27日

形式: Prime VideoAmazonで購入

マニーがカーボーイのディービーをライフルで撃つときに目標を左目で見ながら左指で引き金を引いていたのは、保安官リトルビルに右の眼尻を蹴られ、その後ネッドに傷口を縫合されたため右目が見えにくくなっていたためと思われます。そうした状況で腹部に命中させたことから相当の射撃の技術があると推察されます。保安官は、後世に膾炙するガンマンの武勇伝はほとんどが脚色されていると語っていますので、こうしたマニーの説明の無い多くの技量が際立ちます。思想的にはイーストウッドが許されざる者と考えているのは、マニーを含む3人の暗殺者はもちろんそれ以上に娼婦の人権を認めていない差別主義者の店主スキニーと保安官、さらにイギリス至上主義でフランスとアメリカに差別的な言葉を吐くイングリッシュボブであることは明らかで、3人の暗殺者は罪の意識に苛まされていますが他3人は最期まで罪の意識が全くないのが特徴的です。彼らが制裁を受けるときにバックにアメリカ国旗が映っているのが印象的でした。
一点気になるのは、最後にマニーが自分の過去を暴露され、さらにネッドの復讐を決めとうとう断酒をやめて飲んだ酒はテネシーウィスキーでしょうか、キッドが一本松の下で飲んでいるシーンを何回見てもラベルの商品名が不明でした。

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なつこんぶ

★６個はないのかね？

2016年11月12日

形式: Prime VideoAmazonで購入

守りたい人のため、正義のためであっても出来ることと出来ないことがある。善とは、悪とはを問う、イーストウッドらしい作品でした。とても深かったです。
情報が間違って伝わったり、WANTEDも適当な似顔絵だけだったり、そういう時代背景も興味深く描かれています。

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許されざる者(1992)(字幕版)

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