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軍事的視点で読み解く 米中経済戦争 (ワニブックスPLUS新書) 新書 – 2019/3/8

5つ星のうち3.7 22個の評価

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関税引き上げの応酬による米中貿易戦争は、ファーウェイ副会長逮捕を経て全面的な経済戦争の様相を呈している。陸上自衛隊元陸将でインテリジェンスの世界に精通する著者はこの経済戦争は、今後の世界覇権を争う米中の対立であり、雌雄を決するまで継続する国家総力戦の一断面であると指摘する。それはまた、第三次世界大戦の導火線となる危険性を孕んでいるというのだ。日本も地政学的に、米中にとって戦略的な要点に位置しており、この覇権争いに巻き込まれるのは必至。私たち日本人はまさに今、「戦時下にある」という覚悟が必要なのだ。

序章 米中経済戦争は石原莞爾の世界最終戦論の実現か
第一章 嘘つきトランプと法破り習近平――マキャベリ流指導者の登場
第二章 米中激突の底流にあるもの――マハンのシーパワー理論と黄禍論
第三章 米国側から見た米中経済戦争
第四章 米国は米中経済戦争をいかに戦っているのか
第五章 中国側から見た米中経済戦争
第六章 中国は米中経済戦争をいかに戦っているのか
第七章 米中経済戦争の今後の展望――五つのシナリオ
第八章 日本は「米中激突」という国難にいかに対処すべきか

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ワニブックス (2019/3/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/3/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4847061462
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4847061462
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.7 22個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
22グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2020年12月29日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    現在の米中対立はまさに本書タイトルどおり、軍事力による物理的な消耗戦ではなく経済戦争という形態として進行している。なぜそうなったのかを米中双方の立場から詳しく分析している。
    基本になるのは、本来ランドパワー国家である中国がマハンのシーパワー理論を採用し、かつてアメリカも同理論を採用して世界の覇権を掌中にしたような成功例に倣って海洋権益を拡大してアメリカを追い抜こうとしていることが根本的な要因であるとし、それに対してアメリカはよりダメージの少ない経済戦争という「間接アプローチ」を採用して先に関税戦争を仕掛けたと分析する。戦いは先制攻撃こそが最も有利だからだ。
    それを基本に著者の長期の貴重なキャリアが提示する数々の分析は、目からウロコの大変参考になる情報に溢れており、まさにインテリジェンスの宝庫とも言える一冊だ。
    先の見えない日本を取り巻く安全保障情勢の中で、世界全体の情勢、取り分け重大な比率を占める米中対立の現況を理解するためには最良の書である。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年6月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日々ニュースで報じられながらも、一般人には理解に苦しむあのアメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの荒唐無稽ともとれる行動が、虎視眈々と世界覇権を狙うタヌキオヤジ習近平と中国共産党の野望に対して、明に暗にいかに絡み合っているかを明快に分析した一読するに値する書籍だと思います。
    ただ、その分析において、紙枚の関係もあるとは思いますが、我が国日本が置かれた立ち位置と、それに対処すべき点に関する踏み込みがあまり出来ていない点については、今後に期待を寄せたいところです。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年8月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    コロナ禍前に書かれた本ですが、経済面から米中の覇権争いを論じており、大変興味深い内容でした。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年3月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    中国が何を意図し、それに米国がいかに対応しようとしているか、著者の豊富な経験と情報分析力によって解説されている。米中の狭間にあって、日本はどうあるべきか、平和ボケしている日本国民への警鐘の書である。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年3月25日に日本でレビュー済み
    レビュー「米中経済戦争」
     予め、作者の方には失礼だが書題より巷に溢れる内容を想像してしまった。しかし見事に裏切られてしまった。何故なら巷に出回る良く見る日中関係云々という本には、分析的な戦
    略論に行き過ぎた結果、具体的な作者の主張が見えないからである。

    この本を読み進めると、題名の「米中経済戦争」から受ける印象より先端領域(宇宙、サイバー空間、神経科学そして国際政治)と多くの示唆に富む内容であるた、一行毎に他の本一冊分の知恵が含まれている。

    この本一冊で軍事はもとより世界経済、国際政治の舞台裏まで読み解くことができるのだ。
    通常、これだけの内容を新書に盛り込むと、読み手を飽和させてしまうのだが飽きない。
    そこは作者の力量と関心してしまうのだ。

    国際政治、軍事の流れを読み取りながら、歴史を考察し本質を次々と突いてくる。
    本質を洞察し実践することが大事と考えさせられる。

    疑問を持って問いかけながら読み進めると、応えてくれる内容である。一行たりとも読み飛ばしてはいけない。とはいっても、晩酌の際に読んでも十分楽しく読める。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2021年10月14日に日本でレビュー済み
    福山元陸将の分析通りに事態は展開している趣。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2019年5月6日に日本でレビュー済み
    現在、世界で最も関心の高い事柄について知りたくて手にした新書。
    新聞・テレビからの情報では得られない視点から分析・解説されてる。
    既存のメディアは近視眼的・短絡的であり「トランプの意図は中間選挙を見据えて云々…。」くらいのことをしたり顔で解説するのが関の山で役に立たない。
    さらに言うとこれら無能なメディア(テレビ・新聞)はイデオロギーあるいはポリティカルコレクトネスに固執するあまり中国共産党への批判は少ない一方でトランプ大統領については偏狭な差別主義者・排外主義者の烙印を押すのみに終始している。
    一方、この著者は軍事的視点のみならず地政学的視点あるいは歴史的視点からアメリカ・中国のどちらにも肩入れせず日本のことを第一に考えこの重大なテーマについて分析・解説している。
    また、韓国の駐在武官をしていた筆者は朝鮮半島情勢についても詳しく、P119にある「米中経済戦争が始まったことにより、北朝鮮の核ミサイル問題が「変質した」と考える。」の部分は正鵠を射ていると感じた。
    その他、米国の弱点は「自由民主主義国家」であることや、中国の情報戦のための最高のパートナーは米国メディアであることなどインテリジェンスに精通した筆者の指摘はまさにテレビ・新聞では得られないものと思われる。
    今後の米中経済戦争の展望についても第7章で5つのシナリオを提示しており特に軍事的な解説は一見の価値があると感じた。
    米中経済戦争の文言は凄惨な戦争のイメージを和らげるがその本質は戦争であり常に武力戦にエスカレートする可能性を忘れてはならないとする筆者の今後の著作に期待したい。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年4月4日に日本でレビュー済み
    本書は、国家利益追求で相克する米中の経済をテーマにしているが、歴史や戦略理論を縦横にちりばめ、大国の戦略を解かんとする書になっている。
    日本が位置する東アジアの地勢学と軍事技術を背景に、日本は米中露の間に挟まれ、それらの関係の変化を敏感に見つつ、したたかな国家の舵取りが必要なことを提示している。
    軍事を考えないこと、軍事力がないことが平和につながるとの信念の人には無理であるが、国家戦略の中で、軍事を捉え、平和である期間を長引かせるための意義を理解しようとする人には推薦の書となる。
    企業経営者にも格好の書である。
    (元防衛大学校教授、株式会社トリコ取締役)
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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