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へんな生きもの へんな生きざま 単行本(ソフトカバー) – 2015/8/3

5つ星のうち4.4 38個の評価

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商品の説明

商品説明

サーカスティック・フリンジヘッド

通称「エイリアンフィッシュ」と呼ばれ、なわばり意識が極めて旺盛だ。なわばりを荒らされたと感じると、彼らは大口を開けて敵を威嚇する。動物によく見られる行動だが、この魚の場合、口の大きさが尋常ではない。「顔より口がでかい」という冗談が、まこと真実である。おまけに趣味の悪い虹色だ。彼らがなわばりを取り合う領土紛争は、この気色の悪い口と口とを突き合わせての押し出し合いである。文字どおりの口ゲンカ、などと軽んじてはならない。相手が退散しないと、彼らはやがて武力にものをいわせるようになる。歯である。彼らの針のような歯はバッグにも穴を開けるほど鋭利で、こうなるともう立派な戦闘だ。彼らは勝敗が決するまで口を閉じることはない。「開いた口がふさがらない」という言葉は、「絶対に退かぬ不退転の決意」を意味する。

ザトウムシ

重力を無視したような姿形のザトウムシ。生物学的にいえばクモとは縁遠い生物だが、今にも消えてしまいそうな、はかないその風情から「ユウレイグモ」とも呼ばれている。そんな存在感のなさを補完するためか、ザトウムシは大勢で群れることがある。何千と密集したザトウムシの真っ黒い群れは、生きて蠢く毛皮のようで、幽霊というより「おばけ」といった方が適当だ。ザトウムシが群れるのは、暖をとるため、さらに巨大な生物に見せかけて敵から身を守るためといわれている。ほとんど盲目の彼らは、そんな衆を頼みにするような防御手段しかもたない。そう書くと、何だかとても気の毒な生物のように思えるが、実は彼らは立派な捕食者だ。視覚なぞなくても、足の触覚、聴覚を駆使して小昆虫などを捕えて喰う、れっきとした狩人なのである。

ミズカキヤモリ

警戒する。身を隠す。擬態する。多くの生物が、敵から逃れようと必死だ。しかしそんな厳しい自然界で、偶然にも無用の愛嬌をふりまいてしまっているものがいる。人間の目から見ると、彼らは目立ってしょうがない存在だ。ミズカキヤモリというヤモリの一種は、アフリカのナミブ砂漠に棲む。透き通るようなピンクの柔肌にくりくりの目玉。砂漠という過酷な環境に生きているというのに、その体はあまりに繊細そうだ。だが、これは生きるための戦略だ。半透明の体は、砂地に身を隠すのに適している。水かきは砂堀り用で、日中は砂に身を隠す。大きな目は、虫をよく探せるだけではない。砂漠で唯一の水源は、霧だ。彼らははるか遠くの海から吹いてくる霧を体で受け止め、目玉にたまった水滴を舐めとるのである。

(左)キリギリス科の一種 (右)オオべニハゴロモ

擬態どころか、自然界にはなぜかド派手な色合いをもつ生物がたまに現れる。環境変化の影響なのか、突然変異なのかわからない。遺伝的な色素の異常なのか、わからない。わからないが、とりあえず目立ち過ぎてどうしようもない。

ピンクイグアナ

いかがわしいお店の名前みたいだが、近年、ガラパゴスで発見された。新種のイグアナである。ガラパゴス諸島の中で最大の島、イサベラ島のウォルフ火山の頂上だけに生息している。ガラパゴスといえば「固有種」の代名詞のようなところだが、そんな島の限られたエリアにしか生息していないということは、その環境に適応しきっているものと思われる。なぜこんな色なのかは、まったくわからない。

内容(「BOOK」データベースより)

笑えて泣けて絶句する。生きるのに必死すぎて、こんなにも変てこになった生き物たちの、おかしくも切ない113の物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エクスナレッジ (2015/8/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/8/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 239ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4767820359
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4767820354
  • 寸法 ‏ : ‎ 21 x 2.1 x 25.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.4 38個の評価

著者について

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早川 いくを
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著作家。1965年東京生まれ。多摩美術大学デザイン科卒。2003年の処女作「へんないきもの」がベストセラーに。

他の代表的な著作は、終戦後のスットコ事件を紹介する「取るに足らない事件」、バカヤローでおなじみの昭和の宰相、吉田茂の半生をアップテンポで綴った「態度がデカイ総理大臣」など。

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早川いくをの最新作は「★カッコいいほとけ」!

お釈迦さまが亡くなり、数百年の時が過ぎると、仏教の間口は大きく広がっていきました。

さまざまな経典が編み出され、生物多様性もびっくりの、多種多様なほとけが誕生しました。

神を踏むほとけ、降三世明王(ごうざんぜみょうおう)。

三蔵法師を六回殺した、深沙大将(じんじゃたいしょう)。

スキャンダラスな大軍神、帝釈天(たいしゃくてん)。

おごそかなほとけ、やさしいほとけ、そしてカッコいいほとけたち……。

本書はそんなそんな中でも、カッコいいほとけをとりあげ、そのカッコよさに、ひたすら悶えるだけの内容となっております。

ぜひお手にとり、ほとけのカッコよさにシビれてみてください。

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お客様のご意見

お客様はこの本の写真と文章について高く評価しています。写真も綺麗で、虫が楽しく読めると好評です。また、羽の柄が斬新で、アリに擬態するカメムシが上手に擬態できているという声もあります。また、何度読んでも面白いという点も好評です。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

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5人のお客様が「写真」について述べています。5肯定的0否定的

お客様はこの本の写真を非常に高く評価しています。写真も文章も面白く、すごく綺麗だと感じています。また、羽の柄が斬新でハエとアリに擬態するカメムシが描かれており、上手に擬態できていると好評です。

"ご飯を食べに行った先で目にして、読んでみたら面白くて何度も読み直したのでAmazonで購入しました。写真も文章も面白くておススメです。" もっと読む

"私は大の虫好きなのですが、やはり写真も虫が楽しいです。 特に仰天したのは羽の柄が斬新なハエとアリに擬態するカメムシです。「上手に擬態できてるよ!でもそれで良いのかあんたは?」と言いたくなるクオリティーです。 この本、是非多くの人に楽しんでもらいたいです。" もっと読む

"写真も文章も面白い。でも表紙をこれにしなくても・・・・・とちょっと思いました。" もっと読む

"「奇跡の一枚」とでも呼べそうな写真に、ポエムのような短文を添えた構成。 大概の写真は美しく目を奪われるもので、恐らく唯一枚に絞り込むのに苦心したに違いない。しかし、一部には、それほど美しくない写真も紛れ込んでいる。それはそれで一枚を拾い出すの苦慮したのかもしれない。..." もっと読む

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お客様はこの書籍について、おもしろいと感じており、楽しいと感じているようです。また、何度読んでも面白いという意見もあります。

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2018年3月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ご飯を食べに行った先で目にして、読んでみたら面白くて何度も読み直したのでAmazonで購入しました。写真も文章も面白くておススメです。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年7月10日に日本でレビュー済み
    早川さんの文章が、今までの方が、ユニークで良かったです。

    写真ならではの良さのあるページもありましたが、
    やはり早川さんは、寺西さんのイラストとの相性が抜群
    だと感じました。

    あと、デカくて、重くて、高価ですね。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年3月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    私は大の虫好きなのですが、やはり写真も虫が楽しいです。
    特に仰天したのは羽の柄が斬新なハエとアリに擬態するカメムシです。「上手に擬態できてるよ!でもそれで良いのかあんたは?」と言いたくなるクオリティーです。

    この本、是非多くの人に楽しんでもらいたいです。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年12月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    写真も文章も面白い。でも表紙をこれにしなくても・・・・・とちょっと思いました。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年4月3日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    丁寧な梱包で届きました
    ありがとうございます
  • 2015年9月23日に日本でレビュー済み
     『へんないきもの』著者による、実在の奇妙な生き物たちの写真集。今回は、どちらかというとビジュアル面に重点を置いた写真中心の作りとなっている。
     写真は一枚一枚がばらばらに並んでいるのではなく、「擬態」「顔」「環境への適応」「異性へのアピール」などのテーマでゆるやかに関連した解説に沿って並べられており、p.180のミズヒキイカ(解説では「すべて写真か映像で確認されたもので、実物を見た者は誰一人としていない」となっているが、いちおう数個体が採取されており学名も与えられている)をはじめ希種・珍種の貴重な生態写真も含まれる。印刷はきれいで、巻末には登場する種の和名・英名・学名と分布や生態についての情報を載せた索引も収録されているあたり、科学読み物としても丁寧に作られているなと感じた。
     解説の文章は例によってギャグだったりポエムだったりするが、『へんないきもの』に比べ風刺や下ネタはやや少なめとなっている。個人的には、自分が美しくなるためにほかの生き物を殺し続け、罰として一輪の蘭の花に変えられてしまったサルのダークなメルヘン(P.158。別にどこかの伝承というわけではなさそう)が、何かバラードにでもしたい内容で印象に残った。捕食者や獲物の目をごまかすための「ここまでやるか」と感心する精緻なカムフラージュがある一方で、ド派手な色彩や奇抜な形状でやたら目立つ生き物がのほほんと生き延びている不思議など、科学的に考えさせられる内容も多い。
     一部『へんないきもの』と内容が重複する部分もあるものの、このボリュームとクオリティでこの価格なら十分にお得と言って良いと思う。自然の不思議と美しさを、多少ヒネた視点から楽しみたい皆さん、いかがですか。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年2月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「奇跡の一枚」とでも呼べそうな写真に、ポエムのような短文を添えた構成。
    大概の写真は美しく目を奪われるもので、恐らく唯一枚に絞り込むのに苦心したに違いない。しかし、一部には、それほど美しくない写真も紛れ込んでいる。それはそれで一枚を拾い出すの苦慮したのかもしれない。
    そもそも、唯一枚の写真で各生物を語り尽くすのには無理がある。特異な形態を掲載すれば通常の形態が分からず、通常の形態を掲載すれば特異な形態を伝えられない。唯一枚であることに拘泥すれば、結局、それが如何なる生物であるのかが伝えきれなくなってしまうのだ。
    極一部に複数の写真を掲載している例がある。しかし、それこそが無駄な写真ばかりなのには呆れてしまう。

    こんな本があっても良いと思う。
    しかし、個人的には心揺さぶられるような感動は得られなかった。
  • 2015年10月22日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「へんないきもの」「またまたへんないきもの」の方が、文章も、寺西晃氏のイラストも、格段に秀逸だったと思います。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート