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対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD:問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで 単行本 – 2011/2/19

5つ星のうち4.1 85個の評価

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今度こそ自由になるための向き合い方・受け止め方

シリーズ第5弾。
「トラウマ(心的外傷)」という言葉は今や日常語として、
「私にはトラウマがあって」などと話す場面も珍しくありません。
けれども、トラウマとは何か、その結果何が起こるのか、
どう対処するのが適切なのか、ということについては
まだまだ正確に理解されているとは言えません。
本書ではこの障害の正しい理解と、
対人関係療法の視点から対処するアプローチをやさしく解説していきます。


◎目次
第1章 トラウマとは何か
私たちは衝撃をどう乗り越えるか
「いつものやり方」が使えなくなるとき=トラウマ
健康に生きていくために必要な「自分、身近な人、世界への信頼感」
トラウマにつながりやすいできごとの特徴


第2章 PTSDという病
PTSDについて見ていく前に
PTSDの症状
PTSDの発症と経過
「複雑性PTSD」


第3章 トラウマの自然回復を妨げるもの
PTSD症状の意味
PTSD症状を長引かせるもの
トラウマ体験後の対人関係の重要性

第4章 トラウマが対人関係におよぼす影響
病気の症状は対人関係に影響を与える
「対人過敏」という症状
皆が自分を詮索しているように思える
トラウマ症状がトラウマ体験を招く


第5章 PTSDへの対人関係療法
対人関係療法とは
PTSDへの対人関係療法
PTSD治療における対人関係療法の位置づけ
対人関係療法の考え方:医学モデル
対人関係療法の考え方:四つの問題領域
PTSD以外の病気の治療

第6章 トラウマを「役割の変化」として考える
役割の変化
「役割の変化」のときの感じ方
トラウマという「役割の変化」
「役割の変化」を難しくする条件
「役割の変化」の治療の中でやっていくこと
「危険な人」の見分け方
「まあ、何とかなるだろう」という感覚を取り戻す工夫

第7章 役割をめぐる不一致
「役割期待」というものの考え方
トラウマ症状による「不一致」
自分の感じ方を尊重し、境界線を引く

第8章 身近な人へお願いしたいこと
トラウマの存在を認める
自分はトラウマについて知らないということを認める
「トラウマ体験者」であることに必要以上の意味づけはしない
トラウマ症状を刺激しない話し方
立場や目的をはっきりさせて関わる


第9章 トラウマから回復するということ
病気の治療とトラウマからの回復
気づかれていないトラウマを持っている人
トラウマを思い出したときに注意すること
心の傷は消えるのか


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対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 創元社 (2011/2/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/2/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4422114654
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4422114651
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.8 x 1.3 x 21.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.1 85個の評価

著者について

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水島 広子
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1968年3月21日東京生まれ。

慶応義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。

摂食障害、気分障害、トラウマ関連障害、思春期前後の問題や家族の病理、漢方医学などが専門。

「対人関係療法」の日本における第一人者。

1年間の海外放浪歴あり。

慶大医学部精神神経科勤務を経て、民主党の公募・落下傘候補として2000年6月の衆議院選挙で栃木1区から初当選。2005年8月まで2期5年間をつとめる。

衆議院議員在任中は、主に厚生労働委員会と青少年問題特別委員会に所属。

衆議院青少年問題特別委員会筆頭理事、民主党「次の内閣」雇用担当大臣、民主党男女共同参画委員長、次世代育成支援(少子化対策)プロジェクトチーム座長、超党派のチャイルドライン支援議員連盟事務局長などを歴任。野党の議員でありながら、児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案などの修正に力を尽くし実現した。

娘(19歳)・息子(15歳)の二児の母。

2005年12月~2006年7月、北カリフォルニアに住み、アティテューディナル・ヒーリング・センター(Center for Attitudinal Healing)でボランティア。

現在、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表、対人関係療法専門クリニック院長、慶応義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人。精神科専門医、精神科専門医制度指導医(日本精神神経学会)、精神保健指定医、国際対人関係療法学会(ISIPT)理事、日本うつ病学会監事、日本認知療法学会幹事、日本摂食障害学会評議員、日本ストレス学会評議員。 心の健康のための講演や執筆も多くこなしている。

公式サイト http://www.hirokom.org/

代表的な著書

一般の方向け

「自分でできる対人関係療法」(創元社)

「怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ」(星和書店)

「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」(紀伊國屋書店)

「他人の目」が気になる人へ 自分らしくのびのび生きるヒント(光文社知恵の森文庫 8月9日発売)

「自分の居場所がない」と感じたときに読む本(かんき出版)

「その不安、ニセモノではありませんか?」(大和出版)

「部下をもつ人の職場の人間関係」(ダイヤモンド社)

「自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法」(大和出版)

「女子の人間関係」(サンクチュアリ出版)「ハングル語、中国語でも出版されています」

「小さなことに左右されない『本当の自信』を手に入れる9つのステップ」(大和出版)

「『怒り』がスーッと消える本」(大和出版)

「身近な人の『攻撃』がスーッとなくなる本」(大和出版)「ハングル語でも出版されています」

「プレッシャーに負けない方法 ― 『できるだけ完璧主義』のすすめ」(さくら舎)

「10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方」(紀伊國屋書店)「ハングル語でも出版されています」

「対人関係 の専門医が教える 誰といても疲れない「聴き方・話し方」のコツ」(日本実業出版社)

「大人のための『困った感情』のトリセツ」(大和出版)

「正しく知る不安障害 不安を理解し怖れを手放す」(技術評論社)

「怒らない子育て」(青春出版社)

「10代の子を持つ親が知っておきたいこと」(紀伊國屋書店)「ハングル語でも出版されています」

「『いつも忙しい』がなくなる心の習慣」(すばる舎)

《対人関係療法でなおすシリーズ》(創元社)

 「対人関係療法でなおす うつ病」

 「   〃    社交不安障害」

 「   〃   気分変調性障害」

 「   〃     双極性障害」

 「   〃 トラウマ・PTSD」

  「対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係」

専門家用(一般の方にも好評です)

「トラウマの現実に向き合う ― ジャッジメ ントを手放すということ」(岩崎学術出版社)

「摂食障害の不安に向きあう ― 対人関係療法に よるフォーミュレーション」(岩崎学術出版社)

「思春期の意味に向き合う ―  成長を支える治療や支援のために」(岩崎学術出版社)

「臨床家のための対人関係療法入門ガイド」(創元社)

「対人関係療法マスターブック 効果的な治療法の本質」(金剛出版)

主な訳書

「探すのをやめたとき愛は見つかる」(創元社)

「対人関係療法総合ガイド」(岩崎学術 出版社)

「臨床家のための対人関係療法クイックガイド」(創元社)

「グループ対人関係療法」(創元社)

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2018年3月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
     トラウマに関して超大切なポイント

    トラウマに現在苦しんでいる方は以下をお読み下さい。

    トラウマに対して何らかの対策方法を「知っている」という事が超大事です。知っているならフラッシュバックなどの症状が出たとしても、「その都度対応すればよい」という一種の安心感が持てる。逆に言えば知らないからテンパって感情のコントロールがきかなくなっているのですよね。

     トラウマの基礎的知識を持つ事。つまり敵を熟知してしまうと、また現れてもまたお前か、今度はどう料理してやろうと思えます。 トラウマというものは、単なる心の傷ではなく、乗り越える為の今後の課題として捉えていけばよい。いわば、自分の人生にトラウマをどう位置付け直すか(文脈化)で、かなり症状の差が出てくる。

     フラッシュバックの具体的対策としてはEMDRがある。フラッシュバックが起こる時、右脳(激烈なイメージ)の活性化と左脳(理性力)の機能低下のアンバランスが考えられる。EMDRはそのバランスを調整する方法で、やり方はフラッシュバックが起こっている時、または起こりそうな時、眼球を左右に動かすだけである。(私の場合は、時計周りに部屋の四隅を見ている。)1秒に1回程度左右に動かせばよい。これを1分位やるだけでも効果がある。この後、逆に良いイメージを思い出してみる。(ハワイで夕日を眺めている光景など。)そして深呼吸。これだけでもかなり落ちついてくるから不思議。あとはイメージ法として、フラッシュバックの嫌なイメージが出てきそうな時に、自分で用意した呪文を唱えるのもよい。私の場合は般若心経の呪文部分『ギャーテー ギャーテー ハーラーギャーテー ハラソーギャーテー ボージーソワカー ハンニャーシンギョー』と唱えている(意味は分からなくてよい)。または、大声で歌を歌うのもよい。脳は一度に一つの事しかできない(シングルタスク処理であり、マルチではない)から、それを利用してやるのだ。 または嫌なイメージが出てきたら、そのイメージを編集する方法だ。極限まで小さくしていくとか、いきなりモノクロになるとかゴジラが割り込んでくるとか雑音が入って聞こえなくなるとかイメージ自体が急に回転しだして、なんだか分からなくなるとか、、、。自分に合った方法をとにかく1つでも用意しておけばよい。とても心強いだろう。
     大地震がいつ起こっても、『こうすればよいという対策方法→例えば机の下に隠れるのではなく、とにかく屋外に飛び出す』事を知ってれば、まあ、何とかなるだろう、、と思えるのと同じだ。

     そして自分はトラウマという病を持っている事をきちんと認識する事だ。あんな経験は大した事なかった(否認)などと考えてしまうと、病を直そうという明確な方向性がなくなってしまい、治るのも遅くなるだろう。
     あれだけの経験はとてつもなく大変だったし、辛かったけど今こうして何とか生きてる私をまずは自分がいたわってあげよう。そのような心構えがトラウマを治していく最初の一歩なのではないだろうか。
     

     
     
    102人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年11月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    このシリーズのうつ病版も読んだけど、こっちのほうが当てはまる。
    原因と対処を論理的に書いているけど、正論すぎて、蚊帳の外から批評家のように淡々とした
    文体で書かれているので(この人の本はどれもそう)、読むのがしんどいことがある。

    分かっているけど、できないから苦しんでいるのに。
    ただ起きている事象の原因を知り、理想論かもしれない対処法を知っておく上では
    とても参考になる本。
    26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年1月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    活発に人間関係療法の普及に励んでおられる著者の一般向けの著作です。しかし、専門書を含めて、これだけバランスがとれ、また生き生きした症例報告を提示している入門書は、なかなかないのではないでしょうか。これだけ、PTSDが人口に膾炙しているのに、わかりやすく信頼に足る単行本が少ないというのは、日本の精神医学の貧困の現れでないかと思います。単一の著者による著作であり、通しで読んで違和感がなく、広く全体を展望しており、臨床的な目配りもよく、全体のまとまりがよいという、大きな長所を持った本だと感じました。
    27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2014年5月25日に日本でレビュー済み
    トラウマの本質を分り易く深く学べると共に、身近な人がトラウマを抱える方が実例を参考に関係性療法を活かした話法や付き合い方を学べる良書です。

    以下に勉強になった言葉を文中より抜粋しますので、参考になった方はぜひ本書をご一読ください。

    1.トラウマとは

    ・トラウマとは対処のできない程の衝撃を受けた時にできる心の傷。トラウマ体験とは孤独で強烈な恐怖の体験。
    ・身近な人も信じられなくなり、世界がとても危険なところに思われ、また次の瞬間に何かが起こるかも知れないと警戒するようになり、この状態が維持されていることがトラウマの本質です。緊張と不信の毎日を過ごします。
    ・トラウマの苦しみはトラウマ体験そのものから来るだけでなく、現在の生きづらさによる部分も大きいのです。
    ・トラウマが病気に至るかを決める最大のポイントは身近な人の支えの有無です。
    ・トラウマ体験もそこからの回復も全ては本人の目を通して見た世界で起こるものですから、そもそもそこでの本人の感じ方は全てが正当なものです。
    ・トラウマ患者は身近な人や世界への信頼感が無く、自分への信頼感も無い苦しい感じ方を強く抱えていると知っておくことは重要です。
    ・トラウマ症状が相手を怒らせて、新たなトラウマ体験を引き起こすということは珍しくありません。
    ・トラウマの症状があると脅威のセンサーがすぐに作動してしまうので、感情を見つめることも身近な人に支えてもらうこともどちらも難しくなります。

    2.トラウマへの対処・トラウマからの回復

    ・トラウマからの回復全体に本人のペースを尊重することは命とも言えるほど重要です。話をただ温かく聞いてあげる、謝ってあげる、安心を提供してあげることが大切です。
    ・トラウマから回復するということは再び安全に歩ける道を見出して、『ここを歩いていけば自分は大丈夫』と思えるようになることです。自分、身近な人、世界への信頼を取り戻すことでトラウマから回復できます。
    ・できるだけ頻繁に『そう言われてどう思った?』と聞いてあげてください。とにかく無理をさせずに安心を提供することです。
    ・『そんな気持ちにさせてごめんね。これからはもっと安心してもらえるようにするからね。』『当時は本当につらかったでしょうね。気づいてあげられなくてごめんね。』『これからは気づくようにするから何でも教えてね』と話してあげる。
    ・共感すべきは悪口の内容ではなく、パニックで恐怖にかられていることを理解し、危険を排除するために滅茶苦茶に撃っている弾と考えて聞いてあげること。
    ・トラウマを持っている人は相手の真意を探ろうとする。人からどう見られているかが気になるのは危険を察知するトラウマの症状で、脅威のセンサーが働きとにかくやみくもに攻撃して身を守っているのであって、気にしすぎと考えてはいけない。
    61人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年3月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    余り納得出来なかった。
  • 2021年8月14日に日本でレビュー済み
    トラウマ記憶処理が大ブームの中、トラウマ体験者への治療者の態度を重視する本書の存在意義は非常に大きいでしょう。水島先生の不朽の名著『トラウマの現実に向き合う』とともにぜひご一読ください。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年6月9日に日本でレビュー済み
    トラウマとはどんなものなのか、PTSDになるとどんな症状が出るのか知ることができた。
     トラウマからの回復は身近な人の協力が必要とあったが、トラウマの原因が親で、本書に書かれているようなフォローは絶対にしてくれないだろうし、自分には信頼できるパートナーもおらず、絶望的に感じた。パートナーを作ることも難しく感じる。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2019年8月13日に日本でレビュー済み
    私は現在心療内科に通院中です。青天の霹靂とも言えるショックを受けてから5ヶ月経ちました。
    自分が何故こういう感情を持つのか、何故過剰とも言える反応をするのか、この本のおかげで良くわかりました。
    ヘタな医者に傾聴してもらうだけより、この本を読んで理論的に理解したほうが、よほど病気の回復に役立つのではないでしょうか。
    自分に近いPTSDの実例が載っていたので、家族に読んでもらい、病気を理解して支えてもらおうと思っています。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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