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怠惰の美徳 (中公文庫) 文庫 – 2018/2/23

5つ星のうち4.0 104個の評価

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なんとか入学した大学の講義はほとんど出席せず、卒業後に新聞社を志望するも全滅。やむなく勤めた役所では毎日ぼんやり過ごして給料を得る。一日に十二時間は眠りたい。できればずっと布団にもぐりこんでいたい……。戦後派を代表する作家が、自身がどれほど怠け者か、怠け者のままどうやって生きぬいてきたのかを綴る随筆と七つの短篇を収録する文庫オリジナル編集。真面目で変でおもしろい、ユーモア溢れる作品集。
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怠惰の美徳
脱力系ユーモアエッセイ
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新編 閑な老人
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ご一緒にどうぞ! 真面目で変でおもしろい、ユーモア溢れる文庫オリジナル作品集。 生死の境を彷徨い「生存五ケ年計画」を経てたどり着いた境地。「暢気眼鏡」の作家が、脱力しつつ前向きな日常を味わい深く綴る 踊らされること、組織されること、強制されることみな嫌い。「竹林の隠者」と呼ばれた作家が世間との絶妙な距離の取り方を綴る!

商品の説明

著者について

梅崎春生
一九一五(大正四)年福岡市生まれ。小説家。東京帝国大学国文科卒業前年の三九(昭和一四)年に処女作「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は十日ほどで一気に書き上げる。四二年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。四四年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた『桜島』のほか『日の果て』など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨、『幻化』で毎日出版文化賞。一九六五年没。

荻原魚雷
一九六九年三重県生まれ。文筆家。「大学在学中からフリーライターの仕事を始めるも、なかなか生計が立てられず、アルバイトで食いつなぎ、現在にいたる」というプロフィールを長く使い続ける怠惰ぶり。著書に『活字と自活』『書生の処世』『日常学事始』(本の雑誌社)、『閑な読書人』(晶文社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2018/2/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/2/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 307ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122065402
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122065406
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.4 x 15.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.0 104個の評価

著者について

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梅崎 春生
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年5月26日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ありがとうございました。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年3月9日に日本でレビュー済み
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    まあ…
  • 2024年2月22日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    この方は戦前〜戦後にかけて活躍された作家さんですが、やはりこういう人はいつの時代もいるものですね。何事に関しても面倒臭い、やる気が出ないという著者の気持ちが痛いほどよくわかります。でも、人間生きていくためには働かねばならない。重い手足を引きずるようにして、しょうがなく動く。現代人にも刺さる、まさに古典といった素晴らしいエッセイだと思います。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年7月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    自分がいかに怠惰であるか、語られているが、その書き方が屈折していて、ユーモラスで、ちょっとシオランを思わせる。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年9月24日に日本でレビュー済み
    「三十二歳」を読み、自分のことかと思った。

    「百円紙幣」を読み、手に汗を握った。

    梅崎春生か。いいな。

    こんな人もいるのか、安心した。
    でも名を残すなんて、すごいな。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年7月12日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    梅崎春生さんの作品を読むのは初めてで、どうして買うに至ったかは覚えていない。
    誰かが薦めていたのだと考えるが、きっと書名にある「怠惰」が決め手となったのだろう。

    Ⅰ、Ⅱの2部構成になっていて、Ⅰは随筆、Ⅱは短篇小説。
    小説もご自身の体験をベースに書かれているようで、Ⅱの最初のほうはⅠの流れを汲んで読んでしまうけれど、やはり小説のほうに構成の力とか内容の重みを感じる。
    では、随筆は軽いものばかりかというと、最近見かけなくなった質のユーモアあり、終戦前後の辛い記憶あり、時代への冷静な目線ありで、いろんなタイプのものが集めらているように思う。

    読後に考えていたのは「怠惰」についてではなくて、内なる暴力性のようなこと。
    やる気がおきず、働かず、酒を飲んで寝る、そんな間に溜まってきた負のエネルギーの暴発のようなこと。
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年12月19日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    出だしは面白く考えさせられる所もあったが、著者の思い出話が中弛みになって、我慢できずとうとう読破諦める。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2021年4月23日に日本でレビュー済み
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    昭和の直木賞作家、梅崎春生のエッセイと短編小説を文庫にまとめたもの。
    編者は古書愛好家で文筆家の荻原魚雷。荻原自身「本と怠け者」「閑な読書人」という本に関する良書エッセイがあるが、梅崎春生の影響をかなり受けていることがよくわかる。梅崎のエッセイを読むかぎり、この人は正真正銘の怠け者であるが、怠けながらも仕事の本質は弁えており、何より正直だ。今はこんな自虐的な作家さん絶滅危惧種(業界で干されるから)であろう。梅崎は若くして老獪な作家だ。

    第Ⅱ部は、私小説的な短編小説となっている。現代のエンタメ小説に慣れている人には面白みはないだろうが、人間への洞察が所々感じられ、手を止め何度も考える時間が必要だった。「防波堤」は最高の人間観察小説だ。

    先日、本屋大賞を受賞した作家さんが、「小説で私は救われてきたので、一生書き続け、小説で人を救っていきたい」と語っていた。私はその言葉に感銘したが、梅崎春生は真逆である。書きたくない、仕事したくない、楽に長生きしたい、と本音をあからさまに語る。最近の作家さんはとても行儀がよく、世間を意識しすぎているのではないかと思うが、私は作られた感のある物語よりも、真実の部分、人間の見えない闇の部分を描く小説が大好きである。梅崎春生は人間のどうしようもない部分を、アイロニーとユーモアで包み込んだ文章を書く。太宰治とはまた違う、梅崎に「暗さ」はない。とにかく面白い。読むべし。
    21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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