クラシックギタリスト 村治佳織さん 「日常に上質を加えてくれる特別なアイテムを贈りたい。」

 ギター教室を営む父・昇さんのもと、3歳からギターを始めた村治佳織さん。村治さんにとって父親とは、「10歳までギターを教わり、別の先生につくようになってもプロになってもサポートし続けてくれる存在です。温和で辛抱強く導いてくれる父がいてくれるからこそ、私は今もギターを弾いていられる。パリへ留学していた時期に離れて暮らしたことで、ギターの先輩として人として、父からもっと学んでいきたいと改めて思うようになりました。だから2人で散歩したりカフェでお茶をしたりして、父の幼少期の話やギターの話を聞くことも多いんです。時々はバーへ行ってウイスキーを飲むことも。あそこに素敵なお店があったよ、と誘うと1~2杯だけ付き合ってくれます」。
 
 村治さんとウイスキーとの出会いは25歳のとき。「レコーディングで訪れていたイギリスで、ウイスキーマニアのプロデューサーに連れられてバーへ行くようになりました。世界にはいろんなお酒があるけれど、ウイスキーってギターとの共通点がとても多いんです。ウイスキーを熟成させるシェリー樽にはスペインの乾いた木が必要。水、材料、ブレンドも、入れるグラスも氷も、おいしい一杯をいただくまでにはいろんな人の試行錯誤がある。ギターも同じで、楽器を作るには作り手の技術といい木が必要。曲があって演奏者がいて、関わる人それぞれの思いが重なって音楽が鳴る。演奏者は爪の形、指使いや力加減、着る服など細かいところまでこだわるんですが、それを無意識にできたときに、曲が体に入ってきたな、と実感します。ウイスキーの魅力はたくさんあるけれど、一番はやっぱりあの香り。父も私もロックが好きなのは、香りを楽しみたいということと、グラスの中で氷が動いたときの、あの音の美しさのせいもあるかもしれません」

 そんな村治さんが憧れるウイスキーがあるという。《ザ・マッカラン Mデキャンタ》と名づけられたそれは、ラリック社特製のクリスタルデキャンタに入った特別な《ザ・マッカラン》。「イギリスでも日本でも何度も飲んでいる銘柄です。中でもこれは、75年ものの原酒もブレンドされている逸品。いつかこんなウイスキーを父にプレゼントしたい! でもここまで奮発してしまうと、お互いに心臓に悪いかもしれませんね(笑)」

 特別なウイスキーには、あえて日常の品を合わせて。「以前、父に〈マリアージュ フレール〉を薦めてみたところ、父はすっかり紅茶党になりました。私のお薦めを気に入ってくれる父だから、せっかく贈るならば、日常に上質をプラスしてくれるようなアイテムを選びたい。今年の父の日には、実家近くで作られている〈前原光栄商店〉の傘を。これをさして、雨の日も気分良く街を歩いてくれたら嬉しいです」

お父さんへ一言。
体に気をつけて、かわいい孫のお世話も楽しんでください!

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