電池 | 2 単4形 電池(付属) |
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商品モデル番号 | H1n |
Is Discontinued By Manufacturer | いいえ |
カラー | ブラック |
対応アイテム | Windows:Windows 8 / 8.1 / 10 Mac:Mac OS X 10.10 ~ 11 |
インターフェース | MicroSD, USB, MicroSDHC |
電池種別 | アルカリ |
メディア形式 | WAV |
カスタマーレビュー

ICレコーダー並みのコンパクトさで、手軽に使えるPCMレコーダーです。いわゆるハイレゾ音質でも録音できます。別途接続ケーブル(Lightning to USB Camera Adapter )を用意すれば、iOS機器にも外部マイクとして接続できるようです。講義を高音質録音する目的で、オリンパスLS-7を使っていましたが、壊れたため買い替えしました。後継モデルのLS-P2は、三脚穴の廃止、単四電池の一本化などにより、購入に至らず、以前から評判の良かったZOOM H1の後継モデルとの事でこちらの製品を購入しました。録音開始ボタンは、高級一眼レフのシャッターボタンように「うにゅ」っとしたタッチで、スイッチによる操作音が入りにくくなっています。しかしほかのボタンは通常通りの「パチっ」なので、録音中に操作すると音が入ってしまいます。バックライトが消えてしまった後は、電源ボタンを短くスライドすれば、バックライトが再び点いてくれるので、ほかのボタンを押すよりは幾分かノイズは入りにくいかもしれません。まだまだ使用期間が短いので、音質云々のレビューはできませんが、クリアで抜けの良い録音ができていると思います。気になる点としては、ニッケル水素充電池の場合、電池のヘタリ具合によって稼働時間が短い場合があります。数時間に及ぶ録音の場合、事前に手持ちの充電池の寿命を確認したり、モバイルバッテリーを用意したほうが安心かもしれません。わたしは、充電式エボルタ ハイエンドモデルを購入し、使用しています。三脚穴は樹脂か金属なのかよくわかりません。筐体と一体成型樹脂ではなく、三脚穴の部品がねじ止めされているように見えます。よほどキツく締めない限り、簡単にネジ山が悪くなるような部材には見えません。ソフトウェアの面ではオリンパスLS-7の方が優れています。メニューボタンの概念が無いため、一般的な設定画面に移動するためには「ゴミ箱ボタン」を押しながら「電源スライドボタン」で起動しなければなりません。イコライザ機能も、使うメリットが感じられません。再生速度の変更はできますが、後述の通りレジューム再生機能が無いため、数回に分けて作業するときの書き起こしには向かないかもしれません。本体に充電機能もありませんので、単四充電器が別途必要です。ファームウェアアップデートしてほしい点ディバイド機能の実装ーmp3で長時間録音したものを付属のフリーソフトWaveLabで編集しようとしたら、2GB制限で弾かれてしまいました。mp3のままではなく、waveに変換してから編集する仕様だからです。他社のICレコーダーに実装されているように、本体内にディバイド(分割)機能があればいいのですが、このままだとPC内ですら編集できないのはつらいです。mp3のまま分割できるフリーソフトを探して入れればいいのかもしれませんが…レジューム機能ー電源を切っても、続きから再生できるレジューム再生の機能が今のところ見当たりません。今回、ズーム製品を初めて購入しましたが、マイク性能、前面ボタンの操作性、録音レベル調整ダイヤル、三脚穴は使い勝手が良く感じました。入力が過大になっても、音割れが少ないように感じます。この点、オリンパスLS-7は設定によるのかもしれませんが、リミッター付けずに録音すると、過大になる前から音割れすることがありました。しかし、ソフトウェアはオリンパスと比べると遅れを取っているように感じます。これは設計思想が関係しているのかもしれません。オリンパスの場合ボイスレコーダーという基盤を元にPCMレコーダを作っており、LS7は高音質ボイスレコーダー的な使い方にも向いています。H1nは録音高性能マイク、再生機能はおまけです。という感じでしょうか。それでもチェック用にスピーカーを付けてくれているのは親切設計ですね。
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