200曲目の「幸せの保護色」の披露までの4日間に8年間を見事に詰め込んでいます。
構成を4日間ともそろえて、曲は違えど演出を同一にして何日目に参加しても満足できる内容になっています。生田さんは１日目のみ、井上さんは1日目、2日目のみ。白石さんは3日目、4日目のみです。
どの日も終盤の乃木坂バンドと大コーラスが素晴らしかったです。
１日目特に良かったのは、和風の「三角の空き地」。そして4日間とも最後の2曲は乃木坂バンドとコーラス隊による演出ですが、今回は背面の大LEDパネルによる映像が素晴らしかったです。演出は年々進化していると感じます。1日目の「僕の事知ってる？」からの「何度目の青空か。」この寂寥感と青春感。この詩情が私の好きな乃木坂です。理屈っぽい説教臭い曲は苦手であります。
2日目は「時々思い出してください」がBメロからその意図に思わず目頭が熱くなりました。
3日目は期生別パートの中の1期生の「失いたくないから」。名曲。「その先の出口」、「やさしさとは」と名曲が続きます。
私にとっての4日間での最高のパフォーマンスは3日目の「日常」。全員が髪の動きまで打ち合わせて、最高のチームワークで楽曲を表現することに、もはや憑りつかれていました。「帰り道は遠回りしたくなる」ではセンターの遠藤さんが過去はどんな～から歩き去る白石さんの背中を悲しい目で見つめながら、サビで感動で涙をうかべてパフォーマンスしているのも良かったです。
4日目は今回一番楽しみにしていたソロパート。嘉喜さんが「強がる蕾」を歌います。何度も何度も練習して、３万人の前で一人で歌うプレッシャー。本人はきっと悔しかったでしょうが、私のその瞬間の感想は、ああ、いい経験をしているなあ、というものでした。
そして「きっかけ」から「Sing Out!」。SingOut初めていいと思いました。演奏を軽快にしてコーラスが入って紙吹雪が舞うだけで最高の曲になりました。
個人的にダンススキルや表情の美しさといったパフォーマンス面での視覚的刺激はあまりなかったように思います。正直そこは4期生に期待していましたが、まだ今回はそこまでスポットライトを浴びず。金川さんや遠藤さんのダンスを見たい。音楽としては名曲を楽しめましたが、演出の力によるところが大きかった印象でした。
4日間ともアンコール前の最後の2曲が素晴らしかった。この上品な声質と青春感、刹那感漂うミディアムバラードが私が好きな乃木坂の楽曲です。
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