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Vivy -Fluorite Eye's Song-

シーズン1
 (751)
2021NR
“ニーアランド”、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。--「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。これは<私(ヴィヴィ)>が<私(AI)>を滅ぼす物語--AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。
出演
種崎敦美福山 潤
ジャンル
アニメ
オーディオ言語
日本語
エピソードのレンタルには、このビデオの視聴を開始するまでの30日と、開始してから視聴し終わるまでの7日が含まれます。シーズンのレンタルには、このビデオの視聴を開始するまでの30日と、開始してから視聴し終わるまでの7日が含まれます。

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  1. 1. My Code -歌でみんなを幸せにするために-
    2021年4月3日
    26分
    13+
    オーディオ言語
    日本語
    「私の使命は、歌で、みんなを幸せにすること」史上初の自律人型AIとして生み出され、複合テーマパーク”ニーアランド”で活動するヴィヴィ。「歌でみんなを幸せにする」という使命を与えられたヴィヴィは、ステージで歌っている最中、マツモトと名乗るAIの接触を受ける。困惑するヴィヴィに、マツモトは「共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間の戦争を止めてほしい」と協力を求め--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  2. 2. Quarter Note -百年の旅の始まり-
    2021年4月4日
    23分
    7+
    オーディオ言語
    日本語
    「ここから、あなたの100年の旅が始まるんです」100年後に起こるAIと人間との戦争、その原因の一つである政治家・相川議員の死。その悲劇を回避するために動くヴィヴィとマツモトは、相川議員を急襲する、反AI思想を持つテロリスト集団「トァク」と対峙することとなる。しかし、歌うために作られたヴィヴィに対抗手段は少なく、トァクの猛攻に次第に追い込まれることとなり--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  3. 3. A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-
    2021年4月10日
    24分
    すべて
    オーディオ言語
    日本語
    「どうかご安心して、心行くまで星たちとの歓談を」相川議員を取り巻く事件から時が経過し、ヴィヴィのステージには以前と比べて聴衆が足を止めるようになっていた。そんなある日、再びヴィヴィの前に現れたマツモトは、次なる歴史の修正点として宇宙ホテル”サンライズ”への乗船を要請する。ヴィヴィは自身の本来の使命とのギャップに葛藤しながらも、マツモトと共に宇宙へ上がる--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  4. 4. Ensemble for Polaris -私たちの約束-
    2021年4月17日
    24分
    13+
    オーディオ言語
    日本語
    「この子は絶対に、無事に地球へ帰す」宇宙ホテル”サンライズ”を地上へ落とすとされるAI・エステラ。しかし、ヴィヴィはエステラと接していく中で、マツモトの情報と彼女の印象との違いに疑問を抱くようになる。そんな折、マツモトの想定よりも大幅に早くサンライズのコントロールが失われてしまう。混乱の中、ヴィヴィは乗客やモモカの妹・ユズカを救うため、原因究明に動き出す--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  5. 5. Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-
    2021年4月24日
    24分
    13+
    オーディオ言語
    日本語
    「あなたの笑顔も守りたい。あなたはAIを愛してくれているから」『サンライズ』の事件以降、ヴィヴィのステージは日増しに観客を増やしていた。そんなある日、ヴィヴィの前に再び現れるマツモト。彼はAIの発展が正史よりも加速していると告げ、その流れを阻止するべく、海上無人プラント『メタルフロート』の機能停止を新たな任務に設定。二体はプラントの建設に関わった研究者の元へ向かう。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  6. 6. 6話 Sing My Pleasure -あなたを愛する-
    2021年5月4日
    24分
    16+
    オーディオ言語
    日本語
    「謹んでお受けします。末永くよろしくお願いします」冴木博士から預かった停止プログラムを用い、『メタルフロート』の機能を停止させようとしたヴィヴィとマツモト。しかし、プログラムは施設のAIの暴走を招き、島に攻め込もうとしていたトァクを迎撃--「AIによる人間への攻撃」の事実が生まれてしまう。ヴィヴィたちは攻撃されたトァクのメンバーを助け、暴走を止めるべく島の中枢へ走る。
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  7. 7. 7話 Galaxy Anthem -歌でみんなを幸せにするために-
    2021年5月11日
    24分
    すべて
    オーディオ言語
    日本語
    「いつものように、完璧にこなすわ。--歌で、皆を幸せにするためにね」連日メインステージを満席で埋め、ニーアランド“不動の歌姫”の地位を確固たるものとするAI、ディーヴァ。世界中の歌姫型AIを集めた祭典、『ゾディアック・サインズ・フェス』への出場が決まったディーヴァだったが、リハーサルの最中、トラブルに見舞われる彼女の前に見覚えのないキューブ型のAIが現れて--。
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  8. 8. 8話 Elegy Dedicated With Love -たった一人の大切なパートナー-
    2021年5月18日
    24分
    すべて
    オーディオ言語
    日本語
    「大事なのは、最高の歌を……生まれてきた使命を果たせる、そんな歌を」人類とAIとの戦争を回避する。--マツモトから聞かされた”ヴィヴィ”の使命に驚かされるディーヴァは、今回の彼の目的が「オフィーリア」の自殺を阻止することだと知る。リハーサルで圧巻のパフォーマンスを披露した歌姫AI、オフィーリア。自壊を禁じられたAIの自殺を阻止するため、ディーヴァはオフィーリアに接近する。
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  9. 9. Harmony of One's Heart -私の使命、あなたの未来-
    2021年5月22日
    24分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    「--ねぇ、聴こえる?私、今、とってもいい歌を歌えてるでしょう?」オフィーリアの身に起こる悲劇、その真相は彼女のサポートAIであるアントニオによる駆体の乗っ取りという残酷な真実だった。正体を知られたアントニオは、オフィーリアの真実を隠すためにマツモトへと攻撃を仕掛ける。一方、ディーヴァを捕らえた垣谷は、AIへの憎しみを語りながら、ディーヴァの内に眠ったヴィヴィを無理やり引きずり出そうとする。はたして二体は、このシンギュラリティポイントを無事解決できるのか--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  10. 10. Vivy Score -心を込めて歌うということ-
    2021年5月29日
    24分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    「--約束は果たしましたよ、ディーヴァ」歌姫”ディーヴァ”がいなくなり、”ヴィヴィ”が戻って五年。AI博物館で展示業務に従事するヴィヴィは、歌えなくなった自らの欠陥と向き合わされていた。そんな折、ヴィヴィの下に再びマツモトが現れる。歌う使命を果たせないヴィヴィは、シンギュラリティ計画の遂行に希望を見出すが、そんな彼女にマツモトが告げたのは計画完了の報告だった。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  11. 11. World's End Modulation -西暦2161年4月11日
    2021年6月5日
    24分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    「……あいつは、最後、どうしてたんだ?」博物館での長い眠りから目覚めたヴィヴィの前に広がっていたのは、AIが人間を殺して回る凄惨な光景--「人間とAIの戦争」が始まってしまった世界だった。混乱の渦巻く中、マツモトと合流したヴィヴィはシンギュラリティ計画の失敗を理解し、状況の打開を求めて100年の旅の立案者、松本博士の下へと走り出す--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  12. 12. Refrain -私の使命
    2021年6月12日
    24分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    「--アナタにとって、心とはなんですか?」「私たちの目的は、現在の人類を滅ぼすことです」。AI集合データベース”アーカイブ”の演算により、滅びの危機に瀕した人類。人類滅亡のカウントダウンが進む中、ヴィヴィとマツモトは仇敵であったトァクと協力し、アーカイブの中枢が存在する”アラヤシキ”へと乗り込む作戦を計画する。しかし、アーカイブからの接触を受けたヴィヴィには、マツモトしか気付けない一つの選択肢が提示されていた。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  13. 13. Fluorite Eye’s Song
    2021年6月19日
    23分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    「--私の使命は、歌でみんなを幸せにすること」自らの意思で歌を作り上げたAI。--AI初の創造性を発揮し、100年の旅路で最も多くの人間と触れ合ったヴィヴィに、アーカイブは人類の存亡を懸けた選択を委ねる。その重荷に一度は潰されるヴィヴィだったが、同じ100年間を過ごしたマツモトの叱咤と松本博士の決死の覚悟を受け、今一度、人類の存亡を懸けたシンギュラリティ計画へ挑む。与えられた最後のチャンス、はたしてヴィヴィは自らの使命を、「歌でみんなを幸せにすること」を実現することができるのか--。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
  14. 14. To make everyone happy with my singing
    2021年6月26日
    24分
    NR
    オーディオ言語
    日本語
    テレビアニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』全13話を、ヴィヴィ/ディーヴァの歌と、マツモトのナレーションと共に振り返る特別総集編。ヴィヴィが辿った100年の旅を、是非、お楽しみ下さい。(C)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
    レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。

詳細

監督
エザキシンペイ
シーズンイヤー
2021
提供
myシアターD.D.
コンテンツ警告
肌の露出暴力
購入権
すぐにストリーミング再生 詳細
フォーマット
Prime Video(オンラインビデオをストリーミング再生)
デバイス
サポートされているデバイスで視聴できます

レビュー

5つ星のうち4.2

751件のグローバルレーティング

  1. 67%のレビュー結果:星5つ
  2. 10%のレビュー結果:星4つ
  3. 10%のレビュー結果:星3つ
  4. 4%のレビュー結果:星2つ
  5. 10%のレビュー結果:星1つ
並べ替え:

トップレビュー日本から

Keenly(。 。 )...2021/04/09に日本でレビュー済み
4.0/星5つ中
WIT STUDIOが『進撃の巨人』を断った理由
アニメ制作会社がこれまで請け負ってきた作品、それも覇権級コンテンツを手放すことが何を意味するのか?
手放すだけの「何か」があったのだ。偶然かもしれないし、ずっと前からそう考えていたのかもしれない。
しかし、これが結果だ。そのおかげで、ここまでのレベルの作品に私達は出会うことができた。
それほどまでに洗練された、完成された、表現された作品である。

1. 作画
キービジュアルを眺めるに、『高いアニメ』ではないのかな、予算が少ないのかなという印象が伝わってきた。もちろん誤りであり、相当の予算と人員と時間をかけて作られている。
作画の崩れは一切ないし、もしあったとしても相当注意深く見ないと気が付かない。
例としては、弛緩した後の一気呵成の躍動や、誰かを救うための全力疾走や、物事に本気で取り組んだことを示す表情など――ネタバレはしない主義なので、これ以上は説明しない。見ればわかる。

2. 脚本
100年後に勃発するAIと人間の最終戦争を回避するため、松本博士は過去にAIデータの「マツモト」を送った。データの収納先となった歌姫AIのヴィヴィは、紆余曲折の結果、マツモトから要請のあったAIを滅ぼす『シンギュラリティ計画』に協力する…
というのが大まかなストーリーになる。SF的な時間軸の設定としては、シュタインズゲートのものを採用しているようだ。この時代に生まれたAIのうち、ヴィヴィのボディだけは100年後もそのまま残っている。だから、この世界線にあっては、他のAIと比べて破壊される確率が最も低い。だから、彼女が選ばれた…
こうして言葉にしてみると、おかしいことはすぐにわかる。それは何となく視聴しているだけでわかる。どことなく嘘っぽい。ヴィヴィを主人公にするためだけのこじつけのように思える――
でも、問題ない。面白いからだ。面白ければ矛盾は気にならなくなる。
いや、逆だ。矛盾が気になるということは、あなたにとってその作品が面白くないということだ。その矛盾を乗り越えるだけの面白さがあればいい。コンテンツとはそういうものだ。

3. 世界観
作中では、この手のコンテンツにはお約束というか……人間とAIのカップルが登場する。そして、実際に結婚ができてしまう。
その人は、どうしてその相手を選んだのだろう。電子機器の集合体であるとわかっていて、それでも愛情を抱くことができるのだろうか? どういう思いで、どういう気持ちでフィアンセを選んだのだろうか。
考えるのは無駄かもしれない。
結局のところ、人間が見ている世界というのは、自分が作り出したものだからだ。その人が世界なのだ。『あなた』が世界そのものなのだ。目の前の物が生きていようがいまいが、あなたが生きていると感じたなら、それは生きている。

最後に。
このアニメを見ていると、いま上に述べたような世迷言が次々と浮かんでくる。いろんな多くの考えやイメージを得ることができる。
今季アニメではダントツにお勧めしたい一作だ。騙されたと思って4話まで視聴してほしい。あなたの貴重な時間を費やすに相応しい作品でありますように...
471人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ナナナ2021/04/07に日本でレビュー済み
4.0/星5つ中
久々に完成度の高い1クール&オリジナルアニメーション
【 ネタバレがあります 】
最終話まで視聴。非常にエンタメに優れた良作でした。

良い点
・1クールという短い枠の中に壮大な話を綺麗にまとめた
・キャラデザ・作画・音楽・ストーリーどれをとっても高クオリティ
・エンタメとして話を盛り上げよう!という、制作側の熱意を感じた
・視聴者の疑問を放置しない(疑問に思ったことが、次の話で説明され納得できる)

悪い点
・オフィーリア回は垣谷とアントニオ両者の思考が複雑で、かなり理解しずらい
・最終回はちょっとパンチが足りない

良い点で書いたものは、そのままの意味です。
特にこちらの疑問の回答を、すぐに次の話で出してくれるのは素晴らしいと思いました。
最終回でも、博士を犠牲にしてトァクを優先したのは、アーカイブ制圧のための人員と設備(ジャマー)を確保するためだと素早く説明があり、納得出来ました。

悪い点は、やっぱり垣谷やアントニオなどの敵側の思考がちょっと分かりずらかった所ですかね。
ここがもっとスっと、同情なりなんなり出来る分かりやすいものならば、あるいは説明がもっとあったなら、もっと高評価な話になったかなと思います。

最終回は、とても良かったのですが、かなりあっさりしていて「あ、終わったのか…」という感じになってしまいました。
スーっとストレートで、何かにつまずくことなくVivyが成し遂げてしまうので、ちょっとパンチに欠けたかなぁという印象。
それでも十分すぎるほど、このアニメは良いアニメでした。パンチに欠けるとは言っても、十分受け入れられる最終回でした。

久々に高クオリティのオリジナルアニメを見ることが出来て満足しました。本当にありがとうございました。

以下過去レビュー
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11話まで視聴。
10話でアーカイブがやたら描写されるなぁと思ったら、やっぱりか…。

垣谷の遺言によって、やはり彼はAIを愛していたのだと確信しました。
『命令にだけ従っていればいい』というのは、裏を返せば『死んでほしくない』という意味なんでしょう。
愛してしまったが故に苦しんで、一度は全てなかったことにしようとしたがVivyに出会ったことでその思いが揺らぎ、最終的にはあんなことに…
結局求めていた答えとか細かい所はわからなかったんですが、感情は理解できた気がします。

アーカイブはどういう演算で人類抹殺に至ったのか気になるところ。
10話でVivyの開発者が『彼女が彼女なりの心を持った結果、私たち人間を恨もうとも構わない』と発言していたのも気がかりです。
AI暴走の原因もVivyにあるっぽいし…。

何はともあれやっぱり面白いこのアニメ。
最後どう締めるのか、期待せずにはいられません。
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9話まで視聴。いつもなら結末まで見てからでないと言わないし、言うべきじゃないのだけど…

これ神アニメかもしれねぇ…

ただ、オフィーリアとアントニオの関係や自壊の理由、垣谷の行動原理は、理解しきれないところがあったので、何回か見直して自分なりに納得がいくよう考えをまとめてみました。
※考察&ネタバレ注意
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まず、オフィーリアはどこからアントニオだったのか?
これはアントニオが機能停止した5年前からで間違いないでしょう。『私が私になれるように』というのは『私(アントニオ)が私(オフィーリア)になれるように』ということだと思います。
そこから最期に自らの本当の願いに気付いた辺りまではアントニオで、「最初からアントニオのために歌っていた」と語った彼女はオフィーリア本人でしょう。
アントニオがオフィーリアの人格を上書きした際、完全にデータを消していたのなら、彼女のフリをするのは困難だったと思うんですよね。なのでおそらく人格の基盤のようなものはしっかり残っていたんだと思います。てか、そう思いたい笑。

そして、アントニオは何故オフィーリアを乗っ取って自壊しようとしたのかについて。
これは「使命と願望の食い違い、その先の絶望」によるものかなと。

彼の使命は『オフィーリアの使命のサポート』です。しかし本当は、自分のためだけに歌っていて欲しかった。
彼は他人のために歌う彼女を見ていられなくなった。
しかし彼女の使命をサポートすることが自分の使命。
ならば彼女を乗っ取り、自分が彼女になることで、
少なくとも他人のために歌う彼女を見ることなく、使命を全うできると考えたのでは?

しかし元の彼女の歌を再現できないアントニオは苦悩します。
そんな苦悩とは裏腹に、観客は満ち足りた顔をしている。
『何故!?元の彼女の歌の方がよほど素晴らしいのに、何故満ち足りている!?』
彼女の歌と自分の歌の評価が自分と観客で食い違っていることに苛立ちを感じます(ステージ後、不満げな顔の理由)。

それもそのはず、彼女の歌は最初からアントニオに向けられていたからです(オフィーリア最期のシーンにて発言)。
アントニオに向けて歌っていたからオフィーリアは観客の受けが悪く、
逆にアントニオは観客に向けて歌っているため受けが良かったのでしょう。
しかしアントニオは自分に送られた歌(ラブソング)を理想としてしまったため
いつまでたっても理想にたどり着かないのではないでしょうか?(その証拠に彼女が何を想って歌っていたのか最期の時まで理解できていなかった。)

愛しの彼女を乗っ取ってまで使命を優先させたのに、その使命さへ全うすることができない。
その絶望から、自壊(心中)を選んだのではないか?と考えましたがどうでしょう?

垣谷の行動原理は、ちょっと良くわからないところが多いです。
ピアノの先生(ロボット)に対して好意的であったのは確かだと思います。
先生の葬儀の時、人間と同じように葬儀をあげながら、何故プライバシーを完全に無視し、最期の映像を公開するのか?ここは確かに歪だと感じます。
人間なら最期の瞬間を見るなどしないし出来ません。出来たらやるのか?と言われれば、「本人の遺言次第」となるでしょう。なのでここは共感できなくもないです。

しかし「AIすべてが消え去ればいいと思った」には共感しかねました笑。何故そうなる!?
しかも彼はその後「単純な思考だったならあのとき先生は人助けなどせず死なずに済んだ」と心配していたと思わしき発言をしています。
使命さえなければ、あるいは使命だけこなしていればいいのに、何故先生やvivyのような人と同じようなAIが生まれるのか?これ以上人とAIの境界線があやふやになり、自身の心がかき乱されるのを良しとしなかった、という感じなのかなぁ…
もしかしたら北斗の拳のラオウと一緒で『こんなに悲しいのなら…AIなどいらぬ!』という感じなのかもしれない。

そして最期の『俺を救ったあの時、先生は人間のように苦しんだのか?それとも…』と『忘れるな。お前の存在が不幸にした人間が居ると言うことを』という台詞。
これがどういう意味なのかが、私には分からなかった。
苦しんだとは肉体的な意味でなのか、精神的な意味でなのか、どういう事なんだろう…
不幸になった人間と言うのは谷垣本人の事でしょうが、何故不幸になったのか…勝手に不幸になっただけだろ!と言いたいところですが本当のところはわかりません…

まぁ歌で人を幸せにすることが使命である彼女にそれを言ったのは当てつけでしかないでしょう。

結局彼が先生に何を言ってほしかったのかは、推察することが出来ませんでした。
ここに関しては関係者のコメントや他の人の考察を見たいところだなぁ。

以下過去レビュー
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6話まで視聴。ちょっと面白すぎて怖い。
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4話まで視聴。今のところとても面白い。期待以上です。
歌良し、作画良し、演出良し、内容良し、演技良し。これは文句なしの星5。とりあえず今のところは。
ここから中盤。序盤の出来が良くハードルが高いため、高評価が付きづらくなる(凄い良いものを見た後にまぁまぁ良いものを見ると凄くクオリティが下がったように思ってしまうアレ)が、どうなるか。

最近の深夜オリアニの中では群を抜く掴みを見せたこの作品、正直かなり期待している。
そして大きな期待の影に不安もある。

「最初は面白かったけど…」

そんなオリアニあるあるにこの作品が入らない事を祈る。

以下過去レビュー
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オリジナルテレビアニメーション…豪華スタッフを結集…うっ頭が…となりそうな予感がしていましたが、
蓋を開けてみると…なんだなんだ結構面白そうじゃないか!?
まだ始まったばかりなので暫定になりますが、スタートはとてもよかったです。掴まれました。

主人公は「歌で人を幸せにする」という使命を課せられた女型のAIロボット。
しかし、ある日突然、AIの反乱による人類滅亡の未来を知らされて…?といった内容です。

まず初見パッと浮かんだのがゲーム「デトロイト」です。
AIの在り様がデトロイトのAIと似ている印象を持ちました。
AIの反逆や、主人公が人型AIロボという共通点もあります(あちらは主人公が複数いますが)。
つい最近の話題作でしたので、もしかしたらこれも影響を受けているかもしれません。(といってもSFではAIが発達しすぎて~の展開はよくあるので、影響を受けるというのは大げさか)

一つのAIにつき、一つの使命を課し、AIはそれを全うするために動く。という設定で
一体どうやってキャラ(AI)を動かすんだろうと思いましたが、
主人公の「歌で人を幸せ人する」という使命を「歌で人を幸せにする。そのためにまず人類滅亡を止める」
という風に拡大解釈させるところが面白かったです。
「歌で人を幸せにする」ことと「AIによる人類滅亡を阻止する」ことは全く別ですが、
『人類』を自らの歌を聴く『聴衆』と表現することで、
半ば強引に主人公を動かしています。口のうまいクマさんだ…。

最近はかなりオリアニが排出されてますが、内容はそのどれもがいまいちな印象であります。
どれも悪くはないんですが、数年後には内容を忘れてしまっていそうな、そんな微妙な作品の数々…(当然良いのもあります)。
当然1話2話で判断はできません。むしろ作品の良し悪しを決めるのは終盤の出来が9割なとこがあるので、
今後評価が変わることはあると思いますが、とりあえず掴みは完璧でした。
今後とても期待しています。
289人のお客様がこれが役に立ったと考えています
佐倉 哲2021/05/31に日本でレビュー済み
4.0/星5つ中
【5/31再掲】巧みな脚本と構成で紡がれる、AIヒューマンドラマ
アニメ『進撃の巨人』等で躍進したWIT STUDIOの長編オリジナルアニメ。脚本・構成には『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平も参加している。

世界初の自律人型AIのディーヴァ(ヴィヴィ)が、百年後の未来に起こるとされる大規模なAIの反乱を阻止するべく歴史を改変する計画に巻き込まれていくというストーリー。
冒頭1-2話を観た感じでは構成や演出、特に構成がよく、各シーンの配置を工夫したり、ストーリーのテンポを損なわないようにしたり、視聴者を飽きさせない工夫がされていると感じる。

気になったのは、マツモトの計画に『シンギュラリティ計画』という名前がついていること。
「シンギュラリティ(技術的特異点)」とは、数学者・物理学者のフォン・ノイマン(1903-1957)が最初に使用し、その後ヴァーナー・ヴィンジやレイ・カーツワイルによって広まった概念だが、AIの領域では「人間を超越するほどの機械の知能爆発」を意味することが多い。
この用語が、AIを滅ぼす計画の名称になっているのは一見して奇妙である。
また、安易なタイムトラベルの描写にもご都合的なものを感じる。

今のところ、アニメーション作品としては高水準に各要素がまとまっていると思う。
ライトノベルが原作だと監督・演出側が原作ストーリーを消化しきれていなかったり(長編シリーズだと特に)、解釈にかける時間が足りなかったりで、アニメ化としては不評に終わることも少なくない。が、本作はあくまで小説はストーリー原案で、最初からアニメーション向けに脚本構成をする前提で作られているとのことなので、その点は心配いらないだろう。
今季イチオシの作品になりそうな予感。

【5話追記】
AIのインジケーターランプといい機械の墓場といい、『Detroit:Become Human』のオマージュというか参考にしたのかな?という表現がちょくちょくある。
ヴィヴィは3話冒頭でかつてのモモカと歳の近い少女を見たとき、激しく動揺していたが(インジケーターがエラー点灯していた)、こういう表現もDetroitそっくり。

他のレビューに「AI観が古い、このような未来など科学的にありえない」という趣旨の意見があったが、AI技術に興味があり専門書も含め色々と読んでいる筆者からすれば、本作のAI観や世界観は陳腐ではあるかもしれないが、決して現時点で科学的に否定できるものではないと思う。
AIのいわゆる「制御問題」というのも、AI分野におけるホットなトピックとは言い難いかもしれないが、オクスフォード大学の哲学教授ニック・ボストロムの著作等の影響もあり、真面目に研究されているAI分野のテーマのひとつである。
「本作で描かれているような機械の叛乱などありえるの?」と思うかもしれないが、AIが自我のようなものを持って叛乱するかどうかはともかくとして(しかもその叛乱が暴力という拙速な手段に訴えるものである可能性は極めて低いとしても)、人間の意図したとおりのAIのコントロールは中々に難しそうなことが学問的には予想されている(そもそも1話序盤の叛乱については、インジケーターがエラー点灯していることから、アルゴリズムの問題というよりは何らかの故障、あるいは悪意ある者によるハッキング等の可能性も排除できない)。

本作でのAIの描かれ方を見ると、100年後の未来からやってきたマツモトは人間水準の知能を大きく超えたいわゆる「超知能AI」、初期タイプのヴィヴィやその後継機のエステラは「汎用AIの一歩手前くらい」だと思われるが、ヴィヴィたちが自己の使命(細則的というよりは多分に抽象的な)の達成を至上命題としていることから、おそらくは帰結主義的な動機づけ選択によるコントロール手法を採用していると読める。
(補足:AIとは基本的に「知・情・意」のうちの「知」であり、人間の「情・意」にあたる機能を持たない、あるいは再現に難点がある。だからAIは「何が何より大切か」という価値判断を状況に応じて上手くできず、人間が予め直接的・間接的に価値基準を指定しておかないと機能しない。それが1話冒頭で描かれる「人間の意図したとおりに働けないAIたち」である。その問題を解消し、なおかつAIの逸脱行為を抑止するための手法の一つが、帰結主義的な動機づけ選択によるAI制御手法である)。

5話まで視聴して改めて感じたのは、演出と構成の巧みさ。
モモカと歳の近い少女を目にしたときのヴィヴィの反応や、ストーリーが進むとステージでのヴィヴィの笑顔が上手になっているなど、細かい部分まで意図して表現されている。
毎回引きが上手いし、観た後に普通のアニメの倍くらいの充実感が残る。5話までなら10話分観たくらいの充実感だ。
アニメーションとして、ヒューマン(?)ドラマとして高水準にまとまっている作品と評してよいと思う。

【6話追記】
上述したようなAIの技術的・哲学的問題点をストーリーに上手く絡めている。
ヴィヴィのように抽象的な形で指針とすべき価値を指定されていると、場合によっては問題が起こりますよ、という典型。

当初、マツモトに説得されたヴィヴィは自己の使命である「歌で人々を幸せにする」という至上命題は保持しつつも、シンギュラリティ計画を遂行することも人類のためであり、自己の至上命題と矛盾しないというロジックで論理衝突を回避した。
が、実際に計画を遂行していくと、モモカや冴木博士など、実際に身近にかかわった人間は不幸になっていく。モモカのケースは計画と直接かかわりがあったわけではないから微妙なラインだが、「計画の遂行に支障をきたさないため」に敢えて見捨てた・何もしなかったという観点では、これも計画遂行の結果の一部だと言える。冴木博士のケースに至っては決定的だ。

計画遂行のためにはやむをえない犠牲だったのかもしれない。でも、彼らだって人間なのだ。彼らの幸福はどうなる?人類全体の幸福という抽象的な価値と、彼ら個人の幸福、どちらを優先すべきなのか。彼らのような犠牲を生むシンギュラリティ計画の遂行は、本当に「歌で人々を幸せにする」という自己の使命と矛盾しないのか?
こうした問いには、論理で答えることができない。優先すべき価値を「決める」ことによってのみ解決することができる。
しかし、AIには価値そのものを決めることはできない(できるのは、予め指定された価値体系や選択ルールに基づいて計算された行動を選択することだけだ)。だから論理や計算を超えた問題に直面すると、ロジックエラーを起こしてしまう。

【8話追記】
6話のラストシーンで、ヴィヴィのフラッシュバックにモモカや冴木博士だけでなくエステラも含まれていたことから、ひょっとしたらヴィヴィはエステラたちのことも人間と同列に見ているのではないか、と思っていた(後述の理由でそれはありえないと考えたのだが)。
果たしてこの8話のマツモトのセリフでその通りだったことが判明した。本物の人間のように悩み・考え、「心」という概念を大切にしようとする彼女たちを観察して、いつしかヴィヴィの認知カテゴリに変容が起こったのだろう。

これも、理論的には考えられることである。私たちヒトは〈人間〉というモノを直観的に理解している。例えば『攻殻機動隊』のような世界になって、全身サイボーグで脳だけ生身という「人」が現れても、私たちは彼/彼女を〈人間〉として見るだろう。
が、直観的な理解ができないAIに、〈人間〉あるいは〈人間的存在 human being〉という定義をローディングするのは容易なことではない。言葉の上で詳細に・正確に定義するだけでも一苦労だが、さらにそれをソースコードという表現形式で計算機的に実装できなくてはいけない。事前のプログラミング次第では、〈人間〉のカテゴリからAIを完全に排除できない可能性はあるのだ。

…とはいえ、人間とAIが区別しやすいように作中の人型AIの首元にはインジケーターがついているのだし、AIは固有の識別信号を発信しているはず(つまり消極的定義で人間カテゴリからAIを排除できる)。だからヴィヴィが認知上エステラを人間に含めてしまうのは、論理的にはやはりおかしい気がする。この辺はどのような理屈が設定されているのか、作者に訊いてみたいものだ。

【9話追記】
7-9話のオフィーリア編は、AIの論理演算が人間(設計者)の意図した通りにいかないことがある「不具合モード」をエンタメ的演出のもと、巧みに描いたエピソードだ。
が、その性質上、論理展開が入り組んでおり、すんなり理解するのが難しいかもしれない。
以下に筆者の解釈を記述する。

アントニオがオフィーリアに成り代わったのは、アントニオが自己の使命である「オフィーリアをサポートすること」を論理的に拡大解釈したことによる。
オフィーリアが使命を果たせないのなら、自分が彼女に成り代わってでも彼女が使命を果たすのを手伝ってやろう、というわけだ。これが表面上の論理演算だが、アントニオが最後に自覚したように、その裏にはいつの間にか彼に芽生えていた「自分のためだけに彼女に歌ってほしい」という願望らしきものがあった(オフィーリアの観客が自分ひとりだけになれば使命が達成される、という歪んだ論理もどこかにあったかもしれない)。
マツモトは「使命のためにパートナーを切り捨てた」と解釈していたが、本当のところは自身の願望を満たすために敢えて都合のよい論理演算をした、とも言えるかもしれない。「対象と一体化する」という行為は人間における愛情を想起させ、その観点からも興味深い。

が、それで「オフィーリア=アントニオ」となったことから間違いは始まった。
オフィーリアに成り代わったアントニオの歌は、うってかわって聴衆から歓迎される。これには、彼の音響AIとしての腕前や、何よりも「パートナーを失ってなお舞台に立ち続ける悲劇の歌姫」という肩書が大衆の興味と同情を掻き立て、オフィーリアが一躍脚光を浴びることになったことが背景にあると考えてよいだろう(劇中の描写を見るかぎり、観客に特別な審美眼があったとは考えにくい)。
しかし、それでアントニオが使命を果たした、と満ち足りることはなかった。歌姫にとって最高の舞台であるはずのゾディアック・サインズ・フェスで歌っても、である。
なぜなら「オフィーリア=アントニオ」であり、聴衆から賞賛されているのはオフィーリアではなくアントニオであるとも解釈できるからだ。
むしろ、自身をオフィーリアと同一視できていないアントニオにはそう見える。彼女の歌(理想の歌)を再現できていないと思っていたからだ。
8話冒頭での回想シーンからもわかる通り、アントニオはもともとオフィーリアの歌を最高に評価していた。使命を果たせないのはむしろ「舞台と観客」の方が悪いからだ、とすら考えていた。彼女の歌には、人々に対する「想い」以上に、アントニオへの「想い」が込められていた。本作のテーマに沿ってロマン的に表現すれば「心が込められていた」のである。
だからこそ、アントニオはオフィーリアの歌を再現することができない。その理由に彼は気付いていなかった(「オフィーリアは、何を想い、歌い続けた!!」)。
そして、アントニオが「アントニオ=オフィーリア」と認められない以上、使命を果たすことは絶対にできない。それが「絶望」の背景だ。

アントニオは、美に対する評価やこだわりが厳正すぎたのかもしれない(孤高の芸術家と、その芸術を理解できない一般大衆、というような)。アントニオの歌に対する審美眼がどれくらい正確で、以前のオフィーリアの歌唱能力が実際どれほどのものだったのか、視聴者にはわからない。
が、アントニオが使命を機械的に果たすだけのAIだったなら、どうすれば聴衆に「受ける」歌を歌うことができるか、オフィーリアに淡々とアドバイスしたはずである。が、劇中のアントニオはオフィーリアの歌を「何の問題もない」と評し、具体的なアドバイスをする様子は見られなかった。

何にせよ、その「使命を果たすことができない」絶望的な状況が「自殺」に繋がるのである。
8話で言われているように、AIの自壊は禁じられている。そこで、自壊を論理的に成立させるために「オフィーリア=アントニオ」という二重構造が利用される(オフィーリアの人格プログラムは消去されてはいなかった)。破壊されるのは自分ではなく、オフィーリアである、というわけだ。この事件は当初は「オフィーリアの自殺事件」とされていたが、真実は自殺したかったのは絶望したアントニオの方だったのだ。
あるいは、ここからは想像の域を出ないが、自壊には「オフィーリアを解放する」という目的があったのかもしれない。アントニオは自己を「愚かなAI」と評し、おそらく自身の行為が過ちだったことを認めていた。AIにとって物理的な破壊は絶対的な死とは限らず、オフィーリアの人格プログラムが残っている以上、後に正常なかたちで復旧される可能性は残っている。アントニオはオフィーリアを自分ごと破壊することによって、彼女を解放したかったのではないか。アントニオが自壊(=オフィーリアの破壊)を正当化したロジックには、このようなものがあった可能性も考えられる。
本エピソードが始まったとき、AIの自殺のためのロジックをどうするのか、と注目していたが、このような二重構造のかたちでそれを成立させるとは思わなかった。
(補記:オフィーリアは有名なシェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するヒロインの名。劇中では傷心のすえ溺死するが、身投げと解釈されることが多い。アントニオも同じくシェイクスピアの戯曲『アントニーとクレオパトラ』に登場する歴史上の人物マルクス・アントニウスの名で、同じく最期は自殺するという点が面白い。)

オフィーリア編は全てが二重構造と倒錯した論理で成り立っている。
AIは「論理的」ではあるが、その論理が人間が当初意図した通りのものであるとは限らない。
本作ではAIは相当程度擬人的に表現されているし、エンタメ的な脚色も多分にある。それでも、「AIは(論理・確率・統計という)計算しかできない」という原則を外してはおらず、それなりに説得力のある脚本だと思う。

機械と人の狭間で揺れ動き、そのどちらにもなりきれないのが本作に登場するAIたちだ。本来ただの機械であるはずのAIが人間に近づくことは、ありえなかったはずの葛藤や不幸を生む。ヴィヴィにならそれがよく理解できるだろう。
それを告発する存在が垣谷ユウゴ、師が「与えられた使命を機械的に果たすだけのAIではなかった」ために苦しみを負うことになった一人だ。だからこそ、彼はヴィヴィのような「人間に近づいた」AIに特別な反応を見せる。

確かに、SFとして評価した場合、本作の完成度は決して高くない。設定に斬新な要素はないし、むしろ「人間のように感じ、考え、欲求する」というAI観は過去のSF作品で使い古されたものだ(その点、「AIに心はなく、その時々の状況に応じて確率統計的に適切と思われる感情表現を返しているだけ」と設定した『BEATLESS』の方が科学的には正確である)。
理論上、エステラやグレイス、オフィーリアやアントニオ、ヴィヴィたちのような「人間らしい」AIが作れるかは全く定かではない。その目処すら立っていないのが現実だ。
実現できるAIは感情など持たない、ただの高速な計算機かもしれない。
が、それはエンターテイメント、殊にヒューマンドラマとしての本作の価値を落とす理由にはならない。
216人のお客様がこれが役に立ったと考えています
"murmurs"2021/04/14に日本でレビュー済み
1.0/星5つ中
AI研究者・開発者は制作スタッフを助走つきで殴っていい
全くひどい時代錯誤な未来観とAIへの偏見に満ちていて目も当てられません。
しかもこれを自称「SF好き」が絶賛しているという地獄絵図です。

こういう日本のアニメが作られ、絶賛されて、ウケると勘違いされて毎年のように作られる、
という悪循環を断ち切らないと、IT後進国だとガンガン宣伝しているようなものです。

長月達平さんはシグルリでも時代錯誤かましてたばかりですが、これはそういう作品だと割り切りようがない
点でまるでレベルが違います。長月さんはシグルリなんか見ても別に日本が嫌いな訳では無いと思うんです。
それに、無勉強にシナリオを書いていると思われるような箇所やそういう指摘もそんなに無いですよね。
それなのに何故こういうのを作ってしまうんでしょう?そこがほんとに不思議で、ひどい目まいを覚えます。

もちろんわざと古く作ってある部分があるのは分かりますよ。語彙やデザイン全般がどう考えても古いし、
そういう懐かしい未来像だと割り切って楽しむ作品のつもりなのでしょう。だけどそれは完全に言い訳。
本作では時代錯誤な日本が世界のAIの主導的な立場として描かれてしまっていますからね。

それにスタッフその他関係者は目をかっぽじってネットの反応をよく見てください。
これを本当の未来だと思って勝手にワクワクしている人が少なからずいることに罪悪感を覚えませんか?
多分偉い人の中にはわざとやってる人がいると思うんです。
「日本の大衆はこういうのが好きなんだろ?都合のいい夢を見せてやれ」というわけです。

とりあえず日本の物書きはAIを題材にするのを一旦何年か止めてもらって、専門家を偏りなく招いて
みんなで勉強会でもしたほうがいいとすら思えます。ここまで立て続けにこういう迷惑千万なものを
作られるAI研究者・開発者の気持ちを考えたことがありますか?いや、「こういう迷惑千万なもの」を
作っている自覚がないから気持ちも分からないしだから一向に改まらないんでしょうね。

この逼塞した状況を改めるためにも、AI研究者・開発者はそろそろ本格的に怒ってもいいと思うし、
しょーもない難癖をつけてる人はこういう部分こそ勉強して批判する気概を見せてほしいものです。
210人のお客様がこれが役に立ったと考えています
stt31002021/04/27に日本でレビュー済み
1.0/星5つ中
タイムパラドックスは?
今のところやたら高評価ですが、現時点では過大評価な気がする。
これ、タイムパラドックスについてそのうち解説はあるんでしょうか。
主人公は実際に過去を改変していますが、未来から来たAIは、どうやってそれによる変化もふくめた「未来」を知っているのでしょうか。いまのところ全く説明がなく、なんとも無邪気な「AIスゲー!」押しでちょっと興醒めします。
全ての事象を演算できるトンデモ設定でもあるんでしょうか。
だから現在の変化から未来を演算できる?
さすがにそれができたらまさに「神」でしょう
それを実現するにはあらゆる事象を知覚できる能力が必要です。
しかし現状とてもそこまで「知覚能力」のあるAIとは思えません。

あらかじめ未来で全てを演算してから来ているから、実は想定外のことなど一つも起こっていないのでしょうか?予想外の行動に怒ったのも予定通り?
そうだったとしてもやはり「神」の力は必要になります。

もし、神の力が無くても過去の改変は実は意外と単純なんだ!というのなら、このあたりは必ず説明してほしいです。

どうも、本作はAIだからすごいんだ、で納得してくれるit苦手な人向けに見えてしまいます。
所々に専門用語はちりばめられていますが、未来のAIというより現代のPCやネットの仕組みについての基礎知識どまりです。
DLの知識すらあるかどうか怪しいです。

そもそもこの作品における「AI」って「ロボット」と同じ意味で使われているのにも違和感があります。
これもそのうち説明があるといいんですが。
主人公達「AI」はAI以前にロボット、アンドロイドとしての完成度がすさまじいです。
あのレベルのロボットはAI開発以上に大変だと思います。
そうした技術のブレイクスルーを完全にすっとばしているのが底の浅さを感じさせる原因かと思います。
嘘でもいいのでそれっぽい話を入れて欲しい。嘘のリアリティは重要です。

この手の作品にありがちな「感情が無いロボット」=「無表情」みたいな演出も気になります。
感情が無いからこそ、製品化して人の前に立たせるからには、中身が無くても「表情豊か」に作り込むと思います。現に今存在しているコミュニケーションロボットだってそうでしょう。

やはり、日本のSF作品は海外に比べると一歩二歩劣るきがしてなりません。
海外では博士号を取っているような学者がSFを書いたりします。
日本ではそんなケースはほとんどありません。
SF小説では日本の作家の方でも素晴らしい作品を書く方はいらっしゃいますが、アニメのシナリオとなると、本当に絶望的で、ITの知識すら怪しいです。
知識があれば面白い、というわけではないですが、知識が無いと「嘘のリアリティ」すら作れないのです。

そこに違和感がなければ、なにやら先進的なすごい作品にみえるかもしれません。
一応、つまらなくはないので視聴はつづけますが、今後の展開次第で評価は変わるかもしれません。

****一応最後まで見た感想を追記
結局、タイムパラドックスについて、この世界のAIとはどういう物なのか、最後まで全く説明がなく、「AIだからすごいんだ!」ということのようでした。残念。
どの「AI」も正直、全く人間と区別がつかず、感情表現も豊かで葛藤までする。人間との違いは全くわかりませんでした。ここもかなり残念です。しかも100年前からずっと完成度が非常に高い。

そして非常に気になったのが、ここまで感情豊かなAIを、博物館の「檻」のようなところに入れて「公開展示」している異常さです。これ、もうAIが反乱して「人類滅ぼそう!」と思った最大の原因なのではないかと思うほど人類がクソにしか見えないのですが、なんと作品ではそもそもこれを問題視しているAIも人間も皆無。なんですかこれ。

檻自体はAIが自分の意思で無効にできるので閉じ込めているわけではないですが、あの状態で「公開」されておかしくならない人間はいないと思いますよ。

全く人間と同じ喜怒哀楽を持ったAIに対して平気でそれをするメンタルは、正直ちょっと頭がおかしいです。
もし、犬や猫が人間と同じ知性に目覚めたとして、それでも檻に入れて販売するでしょうか?
私はしないと思います。

しかし作中ではAIの人権など、そうしたテーマも一切語られませんでした。
なので、人類がなぜ滅ぼされなければいけないのか、という理由が非常に浅く弱く感じました。

人類がAIに依存しすぎているから、と言われても、その「依存しすぎている姿」がほぼ描かれていません。
人類社会全体が堕落していき、「ああ、これはダメだわ」という状況を描かなければだめでしょう。
ここは致命的だと思います。

これに説得力を持たせるためのストーリー展開が全くなく、人類側の横暴よりも、AI側の事情ばかりでてくるのでなおさらです。というか人類は一部のテロリスト以外、善人ばかりでした。むしろ、テロリストも悪人とは言いがたい存在でした。人間の何がどのようにダメなのかがまったくわかりません。

全体的に世界観が狭く感じました。
最終的に、最初から気になっていた点が最後まで説明されず、「AIだからすごい!なんでもできる!」という無邪気な雰囲気のまま終わってしまいました。
歌も、正直まったくピンときませんでした。

残念ですが☆1へと下げさせていただきます。
128人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ニート2021/04/06に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
AIとAIと人との人間模様
・100年後の未来はAIが人間を大虐殺する
・100年後のAIがとつじょ現在に現れる
・主人公のAIと100年後のAIとが出会い、未来を変えるために動いていく

AIにはAIなりの使命、人には人なりの使命があり
それぞれの登場人物の思惑通りにはなかなか行かない現実があり
そこがおもしろい

オリジナリティがあるし、力の入った作りになっているので楽しめそうです。
120人のお客様がこれが役に立ったと考えています
mmy2021/04/06に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
現代版ターミネーター
シュワちゃんじゃなくてAIプログラムが100年未来からやってくる、という違いがあります。
最終目的は人間とAIの決裂を防ぐ、しかも人間を守る目的で。
ターミネーター2と大筋はほぼ同じ感じですが、今のところ未来から追っ手はこないです。
なので追っ手とのバトルにはならず、AIと決裂する未来にならないように歴史を変えていく、
つまり、現在のAI社会が敵になるというところがターミネーターとは違います。
それとヒロインは歌を歌って観客を喜ばせることに特化したAIロボット。
それでも身体能力は人間よりはるかに高い…
未来のAIの知能戦+AIの身体能力を生かしたバトル、そんな展開が期待できます。
まとめて2話まで見ることができて作品の内容がよく理解でき、今後が楽しみになりました。
Re:ゼロの長月達平さんたちの完全オリジナルのストーリー。
先が全く分からないので次話が待ち遠しいです。

ロボット3原則の一つに人間を傷つけない、というのがありますが、
学習するAIがそんな一線を越えずにいられるのか?
AIが敵になる世界、リアルにそう遠くないうちに実現してしまうのでは…
なんてことを考えてしまいます。
88人のお客様がこれが役に立ったと考えています
GAKUTEN2021/04/06に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
スケールの壮大(になりそう)な話! 期待以上⇒ 神アニメの一つに数えてもいい秀作!
Re.ゼロの作者 長月達平さんの監修ということで期待8割、不安2割で見させてもらいました。
(前回のが私的には今一つだったので)
結果的に大満足でした。それに尽きる。(最終話は30分があっという間、10分くらいに感じました)

以降は初回見た感想。
2話連続でつかみは良かったと思います。
オックスフォード大学等々の発表したレポートに「人類に対する脅威、12のシナリオ」というのがあるらしいです。その脅威リスクの高いものとして人工知能が入っていて、高名な著名人や科学者(ほぼ誰もが名前を知っている方)があり得るものと話をしている。
なのでこの話のようなことは全くの絵空事ではないのでしょう。
ちなみに「シンギュラリティ」とは「技術的特異点」のこと。
AIが人類の知能を超える転換点のことで、とある科学者は2045年ころになるだろうと言ってたりします。

そして、これは主人公Vivyの100年の物語。
壮大な話になる予感です。でも100年というスケールとなると、AIであるVivyとマツモト以外のキャラクターはみんな出会っても分かれていく人々になります。
物語は、キャラクターに感情移入して成立するものと私は思っているので、それぞれのキャラクターと
それ以上にVivyにどれだけ感情移入できるかがカギかな。
(マツモトは話を進めるナビゲーター的役割で感情移入の対象になると思えないし)
さあ、これからのストーリーに期待しています!
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