長年絶版になっていたため、古書として高額で取引されていたショアーの代表的な写真集の復刻版である
1973~1979年の間に北米大陸を旅したショアーがアメリカの無くなりつつあった
40年代後半から60年代までの、古き良き時代の名残が残る原風景やアメリカの地方都市の何気ない風景を
8×10ビューカメラ、ネガカラーで客観的視点で撮影したものを取りまとめた写真集であり
復刻するにあたっては、初版時、収録されなかった未発表約60点を含む140点は収録されている
ショアー曰く、オリジナル写真集「Uncommon Places」のデレクターズカット版との事である。
スティーブン・ショアーの写真はウィリアム・エグルストンと同じく、ニューカラー写真家の巨匠として有名であるが
ショアーの写真は超がつくほどの日常を切り取っている
その当時の時代の空気が写真を見ていると伝わってくる。
逆にエグルストンは懐かしさ、懐古的な要素を感じるのである。
生々しいまでの日常風景。
日常に潜む、非日常。この写真集を見ているとそう感じる。
ショアーの写真はエグルストンよりもスタイリッシュであり、その当時の都市風景の中に流れる風俗や
人々のその時代の流行も写真から伝わってくると思えるのだ。
ショアーの写真集では代表的な一冊であり、ニューカラー写真が好きな方なら是非とも手にしたい一冊である。
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