UNIXという考え方―その設計思想と哲学 (日本語) 単行本 – 2001/2/1
Mike Gancarz
(著)
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ISBN-104274064069
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ISBN-13978-4274064067
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出版社オーム社
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発売日2001/2/1
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言語日本語
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本の長さ148ページ
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商品の説明
商品説明
UNIX系のOSは世界で広く使われている。UNIX、Linux、FreeBSD、Solarisなど、商用、非商用を問わず最も普及したOSのひとつであろう。そしてこのOSは30年にわたって使用され続けているものでもある。なぜこれほど長い間使われてきたのか? その秘密はUNIXに込められた数々の哲学や思想が握っている。
そもそもUNIXはMulticsという巨大なOSの開発から生まれたものだ。あまりに巨大なMulticsはその複雑さゆえに開発は遅々として進まず、その反省からケン・トンプソンが作ったのがUNIXの初めとされる。その後デニス・リッチーら多数の開発者が携わり、UNIXは発展した。本書はこのUNIXに込められた「思想と哲学」を抽出し、数々のエピソードとともにUNIXの特徴を浮き彫りにしていく。
たとえば本書で述べられているUNIXの発想のひとつとして「過度の対話式インタフェースを避ける」というものがある。UNIXのシステムは初心者には「不親切」なつくり、つまり親切な対話式のインタフェースはほとんどなく、ユーザーがコマンドを実行しようとするときはオプションをつける形をとっている。この形式はオプションをいちいち覚えねばならず、初心者に決してやさしくない。しかしこれはプログラムを小さく単純なものにし、他のプログラムとの結合性を高くする。そして結果としてUNIXのスケーラビリティと移植性の高さを支えることになっているのだ。このような形式で本書では9つの定理と10の小定理を掲げ、UNIXが何を重視し、何を犠牲にしてきたのかを明快に解説している。
最終章にはMS-DOSなどほかのOSの思想も紹介されている。UNIXの思想が他のOSとどう違うかをはっきり知ることになるだろう。UNIXの本質を理解するうえで、UNIX信者もUNIX初心者にとっても有用な1冊だ。(斎藤牧人)
内容(「BOOK」データベースより)
UNIXは『OS』ではない。それは『考え方』である。誕生から30年を経て今もなお第一線で使われる古くて新しいOS、UNIXの秘密を解き明かす。
内容(「MARC」データベースより)
「UNIXは『OS』ではない、それは『考え方』である」。誕生から30年を経て今なお第一線で使われる、古くて新しいOS・UNIXとUNIXに含まれる大量のツールについて、その背後にある基本的な考え方を解き明かす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
芳尾/桂
1969年福岡県生まれ。1992年熊本大学大学院工学研究科卒。現在、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社勤務。生業はアナログIC回路の設計。副業はDebianGNU/Linuxに関わる活動。著書に『今日からDebianGNU/Linux』。『今日からDebianGNU/Linux2.2』(オーム社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1969年福岡県生まれ。1992年熊本大学大学院工学研究科卒。現在、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社勤務。生業はアナログIC回路の設計。副業はDebianGNU/Linuxに関わる活動。著書に『今日からDebianGNU/Linux』。『今日からDebianGNU/Linux2.2』(オーム社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2001/2/1)
- 発売日 : 2001/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 148ページ
- ISBN-10 : 4274064069
- ISBN-13 : 978-4274064067
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2019年2月11日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
文系の人間が40歳を前にして仕事でプログラムを書くことになった。
はじめUnix/Linuxにふれた時は、「なんでこんな複雑なコマンドを書くの?何故ユーザーインターフェースを使わないんだ」
とわけが分からず、象牙の塔に籠もったマニアックな人たちが他の人たちに立ち入られないような複雑なものを作ったんだなぁという感想であった。
それが、この本を読み、この本を背景とした勉強会に参加したら、一気に見る目が変わった。
Unixが目指した世界、その背景にある哲学が、この本を読むとよく分かる。
それが分かると、自分がシステムを使って何を実現しようとしているのかも理解できるようになった。
プログラマーやシステムエンジニアにとどまらず、私のような文系人間さえ、整然として静かで実効的なUnixの世界とその美しさを実感させてくれる。噂通りの良書でした。
はじめUnix/Linuxにふれた時は、「なんでこんな複雑なコマンドを書くの?何故ユーザーインターフェースを使わないんだ」
とわけが分からず、象牙の塔に籠もったマニアックな人たちが他の人たちに立ち入られないような複雑なものを作ったんだなぁという感想であった。
それが、この本を読み、この本を背景とした勉強会に参加したら、一気に見る目が変わった。
Unixが目指した世界、その背景にある哲学が、この本を読むとよく分かる。
それが分かると、自分がシステムを使って何を実現しようとしているのかも理解できるようになった。
プログラマーやシステムエンジニアにとどまらず、私のような文系人間さえ、整然として静かで実効的なUnixの世界とその美しさを実感させてくれる。噂通りの良書でした。
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2017年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は絶対におすすめの本です。
これはUNIXの設計哲学が書かれていますが、WindowsやMacユーザやソフトウェア開発者にも読んでもらいたい一冊です。
いつの時代もUNIXは一番のOSでは無かったのですが、その時代のトップだったOSが廃れても、長い年月を生き延びてこられたUNIXのしぶとさの秘密というかノウハウが書かれています。
非常に簡潔にわかりやすく書かれており、専門知識も必要なく、難解さは全くないので、非常に読みやすいです。
これはUNIXの設計哲学が書かれていますが、WindowsやMacユーザやソフトウェア開発者にも読んでもらいたい一冊です。
いつの時代もUNIXは一番のOSでは無かったのですが、その時代のトップだったOSが廃れても、長い年月を生き延びてこられたUNIXのしぶとさの秘密というかノウハウが書かれています。
非常に簡潔にわかりやすく書かれており、専門知識も必要なく、難解さは全くないので、非常に読みやすいです。
2017年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読み始める以前に内容の大筋はあらかじめ予想がついた箇所もあった
しかし、見事に期待を裏切られたのはこの哲学が一般のユーザーには到底受け入れられない事を知り
かつ、この欠点(ユーザーは自分のしたいことができれば中身には興味がない場合のほうが多い)を含め
この本を著述している点である
私はUNIXやプログラムに関してはまるで何もわかってないので、中世の帆船旅行に例えてお話する
当時、画期的な技術は存在していてより効率の良いユニットを使って船を設計することも出来た設計士も
あえて金属で出来た部品は最低限に留め、木の車輪や植物性のロープで同じ機能を賄った
それは航海中の不慮の事態に対し、物資の無い地域でも最低限の技術と道具で故障箇所を修理でき
航海に必要な道具を小さくまとめる必要も同時にあった
船員の生命維持に必要な水や食料は船体の大半を占め、貿易品は大きな部屋が必要で
予備のパーツやユニットを配置することは非効率で不可能でもあった
船員はそのためにより複雑怪奇な操船方法を会得しなければならなかったし
帆布をパッチワークする努力、金属製の歯車ならノブを回すだけで済むことも
木製滑車とヒモと留具の多様な使用法を採用しなければならなかった
時代は進み、帆船はほぼ趣味の船となってきた現在でも
この設計思想はあらゆるところで受け継がれている
UNIXは帆船同様、操縦する人が基本的には理解しなければいけない設計運用の根本に違いない
私にはこの本がコンピュータの解説本というより、ものづくりの精神と目指すべき道を示している気がする
しかし、見事に期待を裏切られたのはこの哲学が一般のユーザーには到底受け入れられない事を知り
かつ、この欠点(ユーザーは自分のしたいことができれば中身には興味がない場合のほうが多い)を含め
この本を著述している点である
私はUNIXやプログラムに関してはまるで何もわかってないので、中世の帆船旅行に例えてお話する
当時、画期的な技術は存在していてより効率の良いユニットを使って船を設計することも出来た設計士も
あえて金属で出来た部品は最低限に留め、木の車輪や植物性のロープで同じ機能を賄った
それは航海中の不慮の事態に対し、物資の無い地域でも最低限の技術と道具で故障箇所を修理でき
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船員の生命維持に必要な水や食料は船体の大半を占め、貿易品は大きな部屋が必要で
予備のパーツやユニットを配置することは非効率で不可能でもあった
船員はそのためにより複雑怪奇な操船方法を会得しなければならなかったし
帆布をパッチワークする努力、金属製の歯車ならノブを回すだけで済むことも
木製滑車とヒモと留具の多様な使用法を採用しなければならなかった
時代は進み、帆船はほぼ趣味の船となってきた現在でも
この設計思想はあらゆるところで受け継がれている
UNIXは帆船同様、操縦する人が基本的には理解しなければいけない設計運用の根本に違いない
私にはこの本がコンピュータの解説本というより、ものづくりの精神と目指すべき道を示している気がする
2020年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
UNIXというOSは登場してから、市場を席巻したということはないが今日まで常に生き延び続けている。
生き続ける理由の根幹とも言えるUNIXの設計思想が余す所なく書かれている。
古い本なので、用語などで今日とずれている箇所はあるがそれでも十分に内容が理解でき、
UNIXに限らずシステム設計全般に当てはめることができる。
(システム開発に関わる人にはぜひ読んでいただきたい。)
本書の最後にある『UNIXの理念は柔軟であり続けること』というのは非常に刺さった。
生き続ける理由の根幹とも言えるUNIXの設計思想が余す所なく書かれている。
古い本なので、用語などで今日とずれている箇所はあるがそれでも十分に内容が理解でき、
UNIXに限らずシステム設計全般に当てはめることができる。
(システム開発に関わる人にはぜひ読んでいただきたい。)
本書の最後にある『UNIXの理念は柔軟であり続けること』というのは非常に刺さった。
2021年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「UNIXって何?」というレベルの人は読めるか微妙なところです。
パイプ・リダイレクト・簡単なコマンド
ぐらいはわかっておかないと途中でつまずきます。
私はUNIX・LINUXは本当に少しいじったことがある程度の人間でしたが、非常にためになるし面白い本でした。
これから先の行動の仕方・考え方が変わる本です。
・uni(単一)プログラムはポータビリティ・スケーラビリティに優れていてとても素晴らしい
・過度にユーザライクになりすぎたOSとUNIXの比較(なぜUNIXはユーザライクではないのか)
・UNIXの歴史
・UNIX
などが学べます。
正直この本を読んで「UNIX以外クソじゃん」
となってしまったのですが、各OSいろんな思想があり用途も違えば目的も違うので結局は自分のいいと思ったOS
を使うのが一番ですね。
パイプ・リダイレクト・簡単なコマンド
ぐらいはわかっておかないと途中でつまずきます。
私はUNIX・LINUXは本当に少しいじったことがある程度の人間でしたが、非常にためになるし面白い本でした。
これから先の行動の仕方・考え方が変わる本です。
・uni(単一)プログラムはポータビリティ・スケーラビリティに優れていてとても素晴らしい
・過度にユーザライクになりすぎたOSとUNIXの比較(なぜUNIXはユーザライクではないのか)
・UNIXの歴史
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正直この本を読んで「UNIX以外クソじゃん」
となってしまったのですが、各OSいろんな思想があり用途も違えば目的も違うので結局は自分のいいと思ったOS
を使うのが一番ですね。