各界の著名人との対談の記録であるが、非常に面白い。
書中に「ITといったものが標準で使う使わないではなく、どやって使うかが重要」だという議論があったがまさにその通りだと思う。
本当にここ数年でメディアの形が大きく変わってきた。
現代は情報収集の手法が多様化する一方、やり方次第で誰でも多数の人に情報発信できる時代である。
報道されていることを鵜呑みにするのではなく何が真実で、何が真実でないかをきちんと自分で考える必要があることを考えさせられる一冊。
Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2010/12/21
田原 総一朗
(著)
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本の長さ304ページ
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2010/12/21
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ISBN-104062950685
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ISBN-13978-4062950688
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
電子書籍、新聞の衰退、テレビ局の電波利権、ガラパゴス経営者、官房機密費―メディアのタブーをすべて語った。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田原/総一朗
ジャーナリスト、評論家。1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社し映画の製作に関わる。’64年東京12チャンネル(現テレビ東京)開局と同時に入社し、ディレクターとして多くのドキュメンタリー番組を作る。’77年に東京12チャンネルを退社後は、フリーランスのジャーナリストとして活躍。特にテレビ朝日の『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』では、生放送中に出演者に激しく迫るスタイルを確立、テレビの報道番組のスタイルを大きく変えた。活字方面での活動も旺盛で、共著も含めれば著作数は優に100点を超える。現在もテレビ、ラジオのレギュラー、雑誌の連載を多数抱える最も多忙なジャーナリストである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ジャーナリスト、評論家。1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社し映画の製作に関わる。’64年東京12チャンネル(現テレビ東京)開局と同時に入社し、ディレクターとして多くのドキュメンタリー番組を作る。’77年に東京12チャンネルを退社後は、フリーランスのジャーナリストとして活躍。特にテレビ朝日の『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』では、生放送中に出演者に激しく迫るスタイルを確立、テレビの報道番組のスタイルを大きく変えた。活字方面での活動も旺盛で、共著も含めれば著作数は優に100点を超える。現在もテレビ、ラジオのレギュラー、雑誌の連載を多数抱える最も多忙なジャーナリストである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/12/21)
- 発売日 : 2010/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4062950685
- ISBN-13 : 978-4062950688
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,310,254位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 931位メディアと社会
- - 2,696位ジャーナリズム (本)
- - 4,699位IT
- カスタマーレビュー:
関連メディア
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2011年4月10日に日本でレビュー済み
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10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Twitterが広く使われるようになり、マスコミに新状況が生まれつつあると本書は訴えている。
副題「新聞・テレビの時代は終わった」はキャッチフレーズとしてインパクトがありながら、現実に新聞・テレビが無くなるわけではない。ツイッターそのものにしても、変化していく。本書で津田大介は、「ツイッターは、単独じゃなく、何か他のものと結合してじゃないと成立しないものです。そういうものが、新しいジャーナリズムの担い手になっていく一つの機能を持っているという理解の方がいいと思います」と言っている。これが正解だろう。その文章でこの本が閉じられているのが印象的だ。
夏野剛が本書で現在の日本企業とその経営者を厳しく問いただしている。夏野が言うように、旧を墨守する企業とその経営者は、日本の将来を危うくする。夏野は、日本に「カネ、人、技術」はあり、しかし「マネジメント」が無いと断じてそこに緊急の課題があると指摘している。重要な指摘である。これまでの「日本的経営」のマネジメントではなく、IT時代の新しいマネジメントが必要なのである。若い世代が前面に立って進むのがいい。
ツイッターは、ある人材、企業が変革可能かどうかのバロメーターとして使える道具とも言える。IT社会は、スピードと現場性が問われる社会だ。ツイッターはその必要性から生まれ、拡がりつつある。そうした時代にさらに必要な力は、「智慧と心」である。この普遍の存在を大事にしなければ、何事も泡沫となる。
副題「新聞・テレビの時代は終わった」はキャッチフレーズとしてインパクトがありながら、現実に新聞・テレビが無くなるわけではない。ツイッターそのものにしても、変化していく。本書で津田大介は、「ツイッターは、単独じゃなく、何か他のものと結合してじゃないと成立しないものです。そういうものが、新しいジャーナリズムの担い手になっていく一つの機能を持っているという理解の方がいいと思います」と言っている。これが正解だろう。その文章でこの本が閉じられているのが印象的だ。
夏野剛が本書で現在の日本企業とその経営者を厳しく問いただしている。夏野が言うように、旧を墨守する企業とその経営者は、日本の将来を危うくする。夏野は、日本に「カネ、人、技術」はあり、しかし「マネジメント」が無いと断じてそこに緊急の課題があると指摘している。重要な指摘である。これまでの「日本的経営」のマネジメントではなく、IT時代の新しいマネジメントが必要なのである。若い世代が前面に立って進むのがいい。
ツイッターは、ある人材、企業が変革可能かどうかのバロメーターとして使える道具とも言える。IT社会は、スピードと現場性が問われる社会だ。ツイッターはその必要性から生まれ、拡がりつつある。そうした時代にさらに必要な力は、「智慧と心」である。この普遍の存在を大事にしなければ、何事も泡沫となる。
2011年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田原総一朗は転向し続ける。
彼の判断基準に合わなくなれば惜しげもなく捨てる。ぶらさがらない。
では、何を捨ててきたのか?
共産主義
映画業界
マスメディア(テレビ)
現在はインターネットで情報を配信し続けている。
彼が誰に興味を持っているのか?何に興味をもっているのか?『フォロー』すべきである。
現代ビジネスのustream配信をしたインタビューが元になっているので(一部違うようだが)ustreamで録画されたものは元ネタの参照も可能だが、こうして活字で整理されたものを読むのもまた大事である。
彼の判断基準に合わなくなれば惜しげもなく捨てる。ぶらさがらない。
では、何を捨ててきたのか?
共産主義
映画業界
マスメディア(テレビ)
現在はインターネットで情報を配信し続けている。
彼が誰に興味を持っているのか?何に興味をもっているのか?『フォロー』すべきである。
現代ビジネスのustream配信をしたインタビューが元になっているので(一部違うようだが)ustreamで録画されたものは元ネタの参照も可能だが、こうして活字で整理されたものを読むのもまた大事である。
2011年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対談集としては、非常に面白いです。
現時点、日本ではtwitterがソーシャルメディアとして注目されている(いた?)のでしょうが、海外では他のソーシャルメディアに水をあけられた状態。
特に後半、このままtwitterが日本国内におけるソーシャルメディアの主流であり続けて欲しい、という願望が見え見えでした。facebookについての一文がそれをよく示しています。
facebookは英語力ゼロでも、海外に住んでいる日本人や、日本語が使える人とつながることができます。
現時点、日本ではtwitterがソーシャルメディアとして注目されている(いた?)のでしょうが、海外では他のソーシャルメディアに水をあけられた状態。
特に後半、このままtwitterが日本国内におけるソーシャルメディアの主流であり続けて欲しい、という願望が見え見えでした。facebookについての一文がそれをよく示しています。
facebookは英語力ゼロでも、海外に住んでいる日本人や、日本語が使える人とつながることができます。
2011年9月5日に日本でレビュー済み
ビジネス現代で連載された対談や講演を編集した本。
ホリエモンや津田さん、三木谷さんなどの対談がメインなのだろうか。
経営者が新しく出てきたTwitterなどのサービスを積極的に活用しないことを批判している。
変化の早い時代に適応できているかどうかを問うている。
ネット社会の未来なども語られているが・・・それぞれの対談によってテーマが違う(当然だが)
Twitter中心に何か語られている本ではないです。
対談、講演を中心にした本だからある意味当然なのかもしれません。
この本書の内容で1500円という値段設定は高いように感じる。
ホリエモンや津田さん、三木谷さんなどの対談がメインなのだろうか。
経営者が新しく出てきたTwitterなどのサービスを積極的に活用しないことを批判している。
変化の早い時代に適応できているかどうかを問うている。
ネット社会の未来なども語られているが・・・それぞれの対談によってテーマが違う(当然だが)
Twitter中心に何か語られている本ではないです。
対談、講演を中心にした本だからある意味当然なのかもしれません。
この本書の内容で1500円という値段設定は高いように感じる。
2011年5月15日に日本でレビュー済み
ジャーナリスト田原総一朗氏と様々な著名人との対談。
対談する著名人は、
・三木谷浩史氏
・佐々木俊尚氏
・津田大介氏
・上杉隆氏
・堀江貴文氏
・夏野剛氏
さすが田原氏の対談、内容は非常に面白いし、それぞれの著名人を気持ちよく喋らせてそれぞれの分野の興味ある面白い話を引き出している。
ただ、テレビで見る田原氏とは異なり、対談相手に対してとても迎合な態度を取っている。
正確に言えば自分と息の合う人とだけ対談していると言った感じであり、馴れ合いよりももう少し田原氏独自の考えというのが知りたかった。
そしてタイトルに「Twitterの神々」とあるが、Twitterについてはそんなに語られていなく、申し訳ない程度にTwitterについて語っておこうという位なので、私みたいに「Twitter」についての話を読んでみたいと思っている人には肩すかしな感じです。
対談する著名人は、
・三木谷浩史氏
・佐々木俊尚氏
・津田大介氏
・上杉隆氏
・堀江貴文氏
・夏野剛氏
さすが田原氏の対談、内容は非常に面白いし、それぞれの著名人を気持ちよく喋らせてそれぞれの分野の興味ある面白い話を引き出している。
ただ、テレビで見る田原氏とは異なり、対談相手に対してとても迎合な態度を取っている。
正確に言えば自分と息の合う人とだけ対談していると言った感じであり、馴れ合いよりももう少し田原氏独自の考えというのが知りたかった。
そしてタイトルに「Twitterの神々」とあるが、Twitterについてはそんなに語られていなく、申し訳ない程度にTwitterについて語っておこうという位なので、私みたいに「Twitter」についての話を読んでみたいと思っている人には肩すかしな感じです。
2010年12月28日に日本でレビュー済み
ツイッター、ブログなどインターネットのメディアが普及することで、情報の送り手と
受け手が直接繋がりだした。
マスコミ(テレビ・新聞)の相対的な価値が下がるだけでなく、それらのメディアが
意図的に情報を選別し、編集し、権力におもねっていたりする面が見えてきたことを
様々な対談を通じてあぶり出している。
さらに、既存のメディア批判から既得権益を持った組織やしくみへ批判や矛盾といった
ことへの話が及ぶ。
これまでの日本社会を先導してきたシステムが時代の変化に取り残されているにもかか
わらず、依然として席を譲り渡さないために日本がかつてのようなプレゼンスを失って
しまいつつあるという見立て。
対談相手はいずれもしっかりした論を立てて話をしているので、内容に対する賛否は
ともかく、非常に読み応えのある対談集になっている。できるだけ喋ったとおりに
文字起こしされていると思われ、臨場感も伝わってくる。
最初から最後まで一気に読み切ってしまうほど引き込まれる内容だった。
受け手が直接繋がりだした。
マスコミ(テレビ・新聞)の相対的な価値が下がるだけでなく、それらのメディアが
意図的に情報を選別し、編集し、権力におもねっていたりする面が見えてきたことを
様々な対談を通じてあぶり出している。
さらに、既存のメディア批判から既得権益を持った組織やしくみへ批判や矛盾といった
ことへの話が及ぶ。
これまでの日本社会を先導してきたシステムが時代の変化に取り残されているにもかか
わらず、依然として席を譲り渡さないために日本がかつてのようなプレゼンスを失って
しまいつつあるという見立て。
対談相手はいずれもしっかりした論を立てて話をしているので、内容に対する賛否は
ともかく、非常に読み応えのある対談集になっている。できるだけ喋ったとおりに
文字起こしされていると思われ、臨場感も伝わってくる。
最初から最後まで一気に読み切ってしまうほど引き込まれる内容だった。