スタニスラフスキーから始まって古今東西の俳優訓練指導者にフォーカスを当てた本。研究書的ですので実践には適用しにくいですね。
取り上げている人物は、スタニスラフスキー、メイエルホリド、マイケル・チェーホフ、ストラスバーグ、ピーター・ブルックなど。
しかし、各指導者の専門家というわけではないので、スタニスラフスキーなどを読んでいると「古いなぁ」「ちょっと偏見があるなぁ」と思ったりしました。
メイエルホリドのビオメハニカを図入りで紹介したり、コポーやチェーホフの指導風景の写真があったり、いくつかのエクササイズを紹介していたりと良い点もたくさんあります。
メソッド演技の指導者、リー・ストラスバーグ、ステラ・アドラー、サンフォード・マイズナーについてはわかりやすく違いを説明していて特に参考になりました。