トミーチーム、流石の職人芸です。なかなか粒揃いなミニアルバムに仕上がっています。
m2は最早確立されたと言ってもいいHeavy Starry ChainやI'M YOUR DEVIL、Never Ending Party Nightのあの"ヘヴンリー節"。
確かにRuby eyesとはもっと成分が似てるかも。
とにかくあの女子力ゼロの硬派なサウンドの上で、あの美声が怒鳴る様に嘆く様にはたまた祈る様に叫ぶのなら、我々はその魅力に平伏すしかないのです。相変わらずシャウトも絶品。
m3はトミー限定zippo購入者への特典だったあの曲。未購入者もようやく聴けます、やったね。
怖くて可愛くて絶妙なテンションのせいでなんか楽しい気もするけどやっぱ怖い系。
フェブラリーのWhy don't you Come with me?が好きなら好きな感じだと思います。担当がヘブンリーなのでもっとコワカワ!ですが。
m5からはフェブ担当。90年代なら冬限定チョコのCM曲になりそうな…w切ない雰囲気がgood。
個人的にエレクトリックポップより断然ロック派なのでフェブの楽曲は川瀬智子の3名義の中では一番のめり込みが浅くなりがちですが…
たまにそんな好みがどうこうとか気にならない程の完成度で殴ってくるんですよね、フェブってw
この曲にもめでたく殴られました。
m6はクリスマス感炸裂、歌い上げる系の聖なるナンバー。フェブ担当ですがこのアルバムに収録されているのでどこかそら恐ろしい様な。気のせい?
と、このようになかなか満足感溢れる仕上がりではあるのですが…機能していないインストは要らないかなぁ…イントロのインストです。
m4のインストはハロウィン担当のヘブンリーの世界からクリスマス担当のフェブラリーの世界への架け橋としてよく機能していると思うのですが、イントロの方はただ冗長な気がする。早く歌聴かせて!
もしくはリンキンパークの2ndみたいに簡潔なインストでアルバムの世界に導入して欲しいなぁ。
それとm3の外国人の喋りは確かに多すぎる。聴いたらびっくりしますよ。トミーが歌い出してもまだ喋らせてるしサビでも負けない音量で被せてます。これがおしゃれなのかなぁ。トミーの歌聴かせて!
曲自体はすっっごくいいんだけどなぁ。まさにFAIRY TAIL(おとぎばなし)。
ただこの2点で減点出来るかと言われればそこまでではなく。
トミーチームのハロウィンアルバム制作は最早お家芸ですね。このジャンルで日本一は間違いない。