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TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」VOL.9 Blu-ray (初回生産限定版)
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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 230 g
- EAN : 4988104105943
- 監督 : 吉成曜
- メディア形式 : ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 12 分
- 発売日 : 2017/12/13
- 出演 : 潘めぐみ, 折笠富美子, 村瀬迪与, 日笠陽子, 志田有彩
- 字幕: : 英語
- 言語 : 日本語 (PCM)
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B01N4L8ZEA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,343位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容紹介
「キルラキル」を手掛けたスタジオ、TRIGGER最新作!
TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」Blu-ray&DVDが登場!
≪収録話数≫
第24話、第25話
≪初回仕様≫
◆半田修平描き下ろし三方背アウターケース
≪初回封入特典≫
◆オリジナルメイキングブック(48P)
◆復刻版シャリオカード(2枚)
1080p High Definition/16:9ワイドスクリーン/片面1層/リニアPCM 2.0ch ステレオ/本編約48分
【イントロダクション】
2013年3月、文化庁による若手アニメーター育成事業『アニメミライ2013』の参加作品として公開された 『リトルウィッチアカデミア』。
TRIGGER制作、吉成曜監督によるオリジナル短編アニメーションは、日本のみならず、世界にも魔法をかけてみせた。
YOUTUBEにUPした作品を見たファンから続編を望む声があがり、クラウドファンディングサイ ト・Kick-starterで参加を呼びかけたところ、目標金額15万ドルを開始わずか6時間で達成。
1ヶ月で目標金額の4倍となる総額62万5518ドル(約7400万円)を集め新作の製作が決定する。
こうして完成した続編『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』は2015年7月、北米最大のアニメコンベンション・アニメエキスポ2015にて
日本での上映に先がけて世界最速プレミアが行われると、会場を埋める4000人の観客から同イベント史上初となるスタンディングオベーショ ンが沸き起こった。
そして今回待望の新シリーズ制作が決定。
新しく紡ぎだされる『リトルウィッチアカデミア』の世界を乞うご期待! !
【STORY】
幼い頃にシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコは、シャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい町、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
ほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、魔女学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今始まる――
【STAFF】
原作:TRIGGER/吉成 曜
監督・キャラクター原案:吉成 曜
シリーズ構成:島田 満
メインキャラクター:半田修平
美術監督:野村正信
色彩設計:垣田由紀子
撮影監督:奥村大輔、萬 直樹
メインアニメーター:堀 剛史
デザインワークス:芳垣祐介
編集:坪根健太郎
音楽:大島ミチル
音響監督:渡辺 淳
音響効果:川田清貴
制作:TRIGGER
オープニングテーマ:「Shiny Ray」YURiKA
エンディングテーマ:「星を辿れば」大原ゆい子
【CAST】
アツコ・カガリ:潘めぐみ
ロッテ・ヤンソン:折笠富美子
スーシィ・マンババラン:村瀬迪与
シャイニィシャリオ:日高のり子
ほか
※初回生産限定版の在庫が無くなり次第、初回特典なしの通常版に切り替わります。
※特典内容・商品仕様は予告なく変更になる場合がございますのでご了承ください。
©2017 TRIGGER/吉成曜/「リトルウィッチアカデミア」製作委員会
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アニメーションスタジオ・TRIGGERが手掛けたファンタジーアニメ第9巻。絶大な力を持ったノワールロッドを変形させ封印を解くため、クロワはアルクトゥルスの森へ向かう。第24話「アルクトゥルスへの道」と最終第25話を収録。
内容(「Oricon」データベースより)
幼い頃にシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコは、シャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。魔女学校の中でほうきの飛行授業や、魔法にまつわる不思議な授業など、魔女学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が、今から始まる…。
メーカーより
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---|---|---|
TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」VOL.9 DVD (初回生産限定版) | TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」VOL.9 Blu-ray (初回生産限定版) | |
製品仕様 | DVD | Blu-ray |
発売日 | 2017/12/13 | 2017/12/13 |
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月17日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
vol.8同様、こちらも2話収録。
それまでしばらくの間ストーリーがシリアスに進行していた反動で、最終回は何度観ても強烈なカタルシスを感じてしまう。
大団円なラストの、ロッテとバーバラのシーンがツボ。
生憎子供のいない身だけど、甥っ子夫婦のところのかわい子ちゃんが初めてシャリオのショーを観たアッコくらいになった時に、この作品を観てくれるといいな。
それまでしばらくの間ストーリーがシリアスに進行していた反動で、最終回は何度観ても強烈なカタルシスを感じてしまう。
大団円なラストの、ロッテとバーバラのシーンがツボ。
生憎子供のいない身だけど、甥っ子夫婦のところのかわい子ちゃんが初めてシャリオのショーを観たアッコくらいになった時に、この作品を観てくれるといいな。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年12月16日に日本でレビュー済み
キャンバスアートは作りが良く満足していますが収納ファイルは予想通りの安っぽい物でしたね、20枚収納できますのでゲームやその他の特典のカードも収納できます。
作品の内容は他の方がたくさんレビューしてますのでそちらを参考に。
Amazonで購入
他店の全巻購入特典にしようかと思いましたが、Amazonで全巻揃えてとても満足しています。
キャンバスアートは作りが良く満足していますが収納ファイルは予想通りの安っぽい物でしたね、20枚収納できますのでゲームやその他の特典のカードも収納できます。
作品の内容は他の方がたくさんレビューしてますのでそちらを参考に。
キャンバスアートは作りが良く満足していますが収納ファイルは予想通りの安っぽい物でしたね、20枚収納できますのでゲームやその他の特典のカードも収納できます。
作品の内容は他の方がたくさんレビューしてますのでそちらを参考に。

5つ星のうち5.0
良い作品ですよ
ユーザー名: nirisu、日付: 2017年12月16日
他店の全巻購入特典にしようかと思いましたが、Amazonで全巻揃えてとても満足しています。ユーザー名: nirisu、日付: 2017年12月16日
キャンバスアートは作りが良く満足していますが収納ファイルは予想通りの安っぽい物でしたね、20枚収納できますのでゲームやその他の特典のカードも収納できます。
作品の内容は他の方がたくさんレビューしてますのでそちらを参考に。
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ベスト1000レビュアー
筆者は、いわゆる「オタク」という言葉が誕生した時代のまさに渦中だった’80年代に、アニメ狂いの子供だったのだが、その後ずっとアニメ好きを継続していた訳ではなく、だんだんと実写の映画の方にハマり込み、むしろ長い間アニメと距離を取っていた人間である。
アニメ好きの人間が、ほとんど変人にように社会から馬鹿にされていた時代に比べると、現在は高校・大学生ぐらいの人は誰でもフツーにアニメを観る時代になり、アニメを巡る環境は随分変わったものだと感じる。いま、日本のテレビドラマや実写映画はその表現において、ほとんど壊滅的なぐらいに退化の一途を辿っている一方で、アニメだけはその表現領域をじわじわと進歩させていると感じる、唯一の希望を感じるメディアである。
しかしその一方で、オタクと呼ばれる人たちがインナーサークルの中でそのまま大人になってしまい、ろくな人生経験を経ないままプロの作り手となり、安易極まりない萌え&オタクビジネスの大量生産工場と化してしまっていることも残念な事実としてある。
かつて怒りを込めてレビューを投稿した某鬼畜系美少女アニメに関してここで蒸し返すつもりはないし、日々社会で起こる事件の原因や責任を創作物に押し付けようなどとは微塵も思ったことはないが、でも作り手というのは、受け止め手に対し、責任をもって作品を送り出してゆく、それが具体的なものであっても抽象的なものであっても構わないが、明確なメッセージないし思いのようなものが作品に宿っていなければいけないのではないか、ひしひしとそう感じる昨今である。ましてや、視聴者の多くがティーンエイジャーであるなら、尚更ではないか。
キャラクターの死というものを、ほとんど見世物感覚で描くようなアニメが最近目につくようになって、またアニメから距離を置こうかと思っていたのだが、そんな時に偶然出逢ったのが本作『リトルウィッチアカデミア』だった。まず最初に感じたのは、バカバカしくて面白い・・・ドタバタギャグが昭和の頃のアニメに似ている。そしてアニメとしてのクオリティも高い。絵も相当巧いし、よく動く(何しろ元ガイナックスの方々ですから・笑)。
しかし、何よりも筆者の心にストン、と落ちてきたのは、このアニメは明確なメッセージ性をもった優れた作品だと感じた事であった。
この作品に否定的な人は、主人公のアッコは自分勝手でイタズラ好きで回りに迷惑をかけてばかりで共感できない、という意見が多いが、実はそれは表層的な部分しか見ていない意見である。まあ、このアニメの視聴者は圧倒的に若い人が多いと思われるので仕方がないかもしれないが、それは制作者の意図を正しく受け止めているとはいえないので、ここで『リトルウィッチアカデミア』というアニメは、今の時代にどんなメッセージを伝えようとした作品だったのか、を語りたいと思う。
アッコという少女は、ドジでおバカで勉強もできなくてイタズラ好きで飽きっぽくて、猪突猛進でいつも周囲を巻き込んでトラブルばかり起こしている。これは昭和の頃のワンパク坊主の典型的なキャラなんです。でも、そうしたキャラクターたちが主人公として成立してきたのは、それだけではなく、「曲がった事が大嫌い」という、自分なりの正義感を持っていたからなんです。で、アッコもそうした主人公たちのDNAを受け継ぐキャラクターなのです。
第1巻のレビューでも書いたけど、アッコという少女は、目の前で困っている人がいたら、「迷わず助ける」娘なんです。ほかに重要な用事があって、その時間が迫っていても、迷わない。「人の命と他のものを決して天秤にかけない」のです。
『アカデミア』は、基本的に陽性の作品で、娯楽作で、重いテーマを押し付けてくるようなアニメではなのだけれど、こうしたメッセージを視聴者(ティーンエイジャー)に発信している作品だというのは見ていれば明らかに判るんです。実は後半に全く同じテーマを描いたエピソードがあるのだけど、それはダイアナが主役を張った前・後編の第19話「キャベンディッシュ」と第20話「知性と感性」。このエピソードで、ダイアナに対する見方が180度変わったという人もたくさんいると思う。
当初、ダイアナというキャラクターは、よくある主人公のライバル的な、イヤミなお嬢さま系のキャラクターかと思っていたが、実は違った・・・彼女は、本作の「もう一人の主人公」とも言えるキャラクターだった事がこのエピソードで明かされる。強欲な叔母から、キャベンディッシュ家の伝統を守るため、当主の座につく儀式を行うために故郷に帰ったダイアナ。しかし意地悪な叔母と姪の姉妹が陰謀を巡らし立ち塞がる・・・一見すると「果たしてダイアナは当主になる事ができるのか?」というお話に見える。でもそうではなかったんだよね。
自らの奸計に嵌って、絶体絶命のピンチに陥った叔母と姪を、ダイアナは「迷わず助けた」んですよ。何年に一度しか訪れないという、儀式を執り行うその刻に、彼女は当主になる事よりも、「敵の命を救うことを迷わず選んだ」んです。
その時、ダイアナの前に現れた大いなる祖先の魔女ベアトリクスは、一言も発さなかったけれど、彼女に向かって微笑んでいたでしょう。それは「貴方は正しい事をしたのよ」という意味なんだよね。当主の座を継ぐよりも、ずっと立派なことをダイアナはしたのだと。
ダイアナも「人の命は他のものと天秤にかけてはいけない」という事を知っていた少女だったんです。つまりアッコとダイアナは、性格は正反対の少女だけど、本質的には全く同じタイプの人間だった、というエピソードだったんですよね。
さらにこの回では、ダイアナはかつて魔法力を完全に失った事があり、ものすごい努力で再び魔法を使えるようになった事が明かされる。彼女は、由緒ある家系にあぐらを掻いて生きてきたお嬢さまキャラなどではなかった、信念と努力の人だった事が明かされるんです。
監督の吉成曜氏はインタビューの中では、本作のテーマについてはほとんど触れていないのだけど、このアニメが伝えようとしている事ってすごく明快なんですよね。で、それは、昨今のアニメやラノベに散見する、安易な英雄礼賛=「生まれながらの才能を持っているという“選ばれしもの幻想”」や、すぐ奇跡を起こしちゃうご都合主義みたいな思考に、「ちょっと待った」をかけているんです。
実はTriggerという会社は、こうしたメッセージ性のある一本の筋がきちっと通った作品を作っている会社で、単なるハイクオリティーアニメの職人集団じゃないんです。『キズナイーバー』だって、ネットやスマホがないと他者とつながる事ができないと思い込んでいる今の若い人たちに向かって、そんな事はないよ、ちょっと顔を上げてごらん、と語りかけたアニメだったんだよね。あれはそういうお話なんです。
このアニメには、シンプルで一見すると当たり前のように思えるけれど、でも実は多くの人が忘れてしまいがちなメッセージが、セリフとしてちりばめられているんです。
「夢が現実になるんじゃない。ひとつずつ積み重ねてきた事が、現実になるんだ」
「アッコは奇跡なんか信じていない。いつも自分を信じているのよ」
人は、選ばれし者として生まれて来るわけじゃない。叶えたい夢があったら、努力をしなければ叶わない。奇跡は決して天から降って来てはくれない。でも、努力をすれば、かならず努力した分は自分に返ってくるんです。
アッコは、シャイニー・シャリオに憧れて魔女になろうと決めたのだけど、決して「シャリオのようになろう」と思っているわけではない。自分の手が届かない英雄になろうとする妄想少女ではなく、カガリ・アッコという少女がカガリ・アッコという魔法少女になるお話なんです。
そして、誰かの犠牲の上に成り立つ正義や幸せなんかないんです。絶対に。
『リトルウィッチアカデミア』は、昨今の軽薄なアニメが、ともすれば若者たちの思考を安易な方向にミスリードしかねない状況に、さりげなく警鐘を鳴らした作品でもあるんです。でもそのメッセージを強要するような作りにはせずに、純粋なエンタメとして気持ちよく楽しめるように作ってあるところがまた素晴らしいと思うのだ。
だからあんまり解説しちゃうのは無粋な事でもあるんだけど(笑)、やっぱりどこかで一度、きちんと語っておきたかったんだよね。
このアニメは、アニメとしてもすごくクオリティが高くてすごく面白い作品だった。でも自分が一番感銘を受けたのは、この作り手の心、熱いスピリッツが作品からビンビンと伝わってきた事だった。全てのスタッフに、惜しみない拍手を送りたい。
素晴らしいアニメを、ありがとうございました!!
アニメ好きの人間が、ほとんど変人にように社会から馬鹿にされていた時代に比べると、現在は高校・大学生ぐらいの人は誰でもフツーにアニメを観る時代になり、アニメを巡る環境は随分変わったものだと感じる。いま、日本のテレビドラマや実写映画はその表現において、ほとんど壊滅的なぐらいに退化の一途を辿っている一方で、アニメだけはその表現領域をじわじわと進歩させていると感じる、唯一の希望を感じるメディアである。
しかしその一方で、オタクと呼ばれる人たちがインナーサークルの中でそのまま大人になってしまい、ろくな人生経験を経ないままプロの作り手となり、安易極まりない萌え&オタクビジネスの大量生産工場と化してしまっていることも残念な事実としてある。
かつて怒りを込めてレビューを投稿した某鬼畜系美少女アニメに関してここで蒸し返すつもりはないし、日々社会で起こる事件の原因や責任を創作物に押し付けようなどとは微塵も思ったことはないが、でも作り手というのは、受け止め手に対し、責任をもって作品を送り出してゆく、それが具体的なものであっても抽象的なものであっても構わないが、明確なメッセージないし思いのようなものが作品に宿っていなければいけないのではないか、ひしひしとそう感じる昨今である。ましてや、視聴者の多くがティーンエイジャーであるなら、尚更ではないか。
キャラクターの死というものを、ほとんど見世物感覚で描くようなアニメが最近目につくようになって、またアニメから距離を置こうかと思っていたのだが、そんな時に偶然出逢ったのが本作『リトルウィッチアカデミア』だった。まず最初に感じたのは、バカバカしくて面白い・・・ドタバタギャグが昭和の頃のアニメに似ている。そしてアニメとしてのクオリティも高い。絵も相当巧いし、よく動く(何しろ元ガイナックスの方々ですから・笑)。
しかし、何よりも筆者の心にストン、と落ちてきたのは、このアニメは明確なメッセージ性をもった優れた作品だと感じた事であった。
この作品に否定的な人は、主人公のアッコは自分勝手でイタズラ好きで回りに迷惑をかけてばかりで共感できない、という意見が多いが、実はそれは表層的な部分しか見ていない意見である。まあ、このアニメの視聴者は圧倒的に若い人が多いと思われるので仕方がないかもしれないが、それは制作者の意図を正しく受け止めているとはいえないので、ここで『リトルウィッチアカデミア』というアニメは、今の時代にどんなメッセージを伝えようとした作品だったのか、を語りたいと思う。
アッコという少女は、ドジでおバカで勉強もできなくてイタズラ好きで飽きっぽくて、猪突猛進でいつも周囲を巻き込んでトラブルばかり起こしている。これは昭和の頃のワンパク坊主の典型的なキャラなんです。でも、そうしたキャラクターたちが主人公として成立してきたのは、それだけではなく、「曲がった事が大嫌い」という、自分なりの正義感を持っていたからなんです。で、アッコもそうした主人公たちのDNAを受け継ぐキャラクターなのです。
第1巻のレビューでも書いたけど、アッコという少女は、目の前で困っている人がいたら、「迷わず助ける」娘なんです。ほかに重要な用事があって、その時間が迫っていても、迷わない。「人の命と他のものを決して天秤にかけない」のです。
『アカデミア』は、基本的に陽性の作品で、娯楽作で、重いテーマを押し付けてくるようなアニメではなのだけれど、こうしたメッセージを視聴者(ティーンエイジャー)に発信している作品だというのは見ていれば明らかに判るんです。実は後半に全く同じテーマを描いたエピソードがあるのだけど、それはダイアナが主役を張った前・後編の第19話「キャベンディッシュ」と第20話「知性と感性」。このエピソードで、ダイアナに対する見方が180度変わったという人もたくさんいると思う。
当初、ダイアナというキャラクターは、よくある主人公のライバル的な、イヤミなお嬢さま系のキャラクターかと思っていたが、実は違った・・・彼女は、本作の「もう一人の主人公」とも言えるキャラクターだった事がこのエピソードで明かされる。強欲な叔母から、キャベンディッシュ家の伝統を守るため、当主の座につく儀式を行うために故郷に帰ったダイアナ。しかし意地悪な叔母と姪の姉妹が陰謀を巡らし立ち塞がる・・・一見すると「果たしてダイアナは当主になる事ができるのか?」というお話に見える。でもそうではなかったんだよね。
自らの奸計に嵌って、絶体絶命のピンチに陥った叔母と姪を、ダイアナは「迷わず助けた」んですよ。何年に一度しか訪れないという、儀式を執り行うその刻に、彼女は当主になる事よりも、「敵の命を救うことを迷わず選んだ」んです。
その時、ダイアナの前に現れた大いなる祖先の魔女ベアトリクスは、一言も発さなかったけれど、彼女に向かって微笑んでいたでしょう。それは「貴方は正しい事をしたのよ」という意味なんだよね。当主の座を継ぐよりも、ずっと立派なことをダイアナはしたのだと。
ダイアナも「人の命は他のものと天秤にかけてはいけない」という事を知っていた少女だったんです。つまりアッコとダイアナは、性格は正反対の少女だけど、本質的には全く同じタイプの人間だった、というエピソードだったんですよね。
さらにこの回では、ダイアナはかつて魔法力を完全に失った事があり、ものすごい努力で再び魔法を使えるようになった事が明かされる。彼女は、由緒ある家系にあぐらを掻いて生きてきたお嬢さまキャラなどではなかった、信念と努力の人だった事が明かされるんです。
監督の吉成曜氏はインタビューの中では、本作のテーマについてはほとんど触れていないのだけど、このアニメが伝えようとしている事ってすごく明快なんですよね。で、それは、昨今のアニメやラノベに散見する、安易な英雄礼賛=「生まれながらの才能を持っているという“選ばれしもの幻想”」や、すぐ奇跡を起こしちゃうご都合主義みたいな思考に、「ちょっと待った」をかけているんです。
実はTriggerという会社は、こうしたメッセージ性のある一本の筋がきちっと通った作品を作っている会社で、単なるハイクオリティーアニメの職人集団じゃないんです。『キズナイーバー』だって、ネットやスマホがないと他者とつながる事ができないと思い込んでいる今の若い人たちに向かって、そんな事はないよ、ちょっと顔を上げてごらん、と語りかけたアニメだったんだよね。あれはそういうお話なんです。
このアニメには、シンプルで一見すると当たり前のように思えるけれど、でも実は多くの人が忘れてしまいがちなメッセージが、セリフとしてちりばめられているんです。
「夢が現実になるんじゃない。ひとつずつ積み重ねてきた事が、現実になるんだ」
「アッコは奇跡なんか信じていない。いつも自分を信じているのよ」
人は、選ばれし者として生まれて来るわけじゃない。叶えたい夢があったら、努力をしなければ叶わない。奇跡は決して天から降って来てはくれない。でも、努力をすれば、かならず努力した分は自分に返ってくるんです。
アッコは、シャイニー・シャリオに憧れて魔女になろうと決めたのだけど、決して「シャリオのようになろう」と思っているわけではない。自分の手が届かない英雄になろうとする妄想少女ではなく、カガリ・アッコという少女がカガリ・アッコという魔法少女になるお話なんです。
そして、誰かの犠牲の上に成り立つ正義や幸せなんかないんです。絶対に。
『リトルウィッチアカデミア』は、昨今の軽薄なアニメが、ともすれば若者たちの思考を安易な方向にミスリードしかねない状況に、さりげなく警鐘を鳴らした作品でもあるんです。でもそのメッセージを強要するような作りにはせずに、純粋なエンタメとして気持ちよく楽しめるように作ってあるところがまた素晴らしいと思うのだ。
だからあんまり解説しちゃうのは無粋な事でもあるんだけど(笑)、やっぱりどこかで一度、きちんと語っておきたかったんだよね。
このアニメは、アニメとしてもすごくクオリティが高くてすごく面白い作品だった。でも自分が一番感銘を受けたのは、この作り手の心、熱いスピリッツが作品からビンビンと伝わってきた事だった。全てのスタッフに、惜しみない拍手を送りたい。
素晴らしいアニメを、ありがとうございました!!
2019年8月21日に日本でレビュー済み
どんな言葉を並べてもこの作品の素晴らしさ
を表現できそうにないので、自然に浮かぶ
言葉をつらつらと…。
アニメーションにアンチな方や、
「"夢"?、"希望"?………ケッ」
って思いがちな人たちにも、世界中の
色んな人たちに、ぜひ観ていただきたい。
ここまでエンディングの心地良い作品は
なかなか無いと思います。
シリーズの後半に明かされる重要な真実を
知った上で、も一度最初から観直したく
なりました。
アニメーションだからできたこと
アニメーションにしかできなかったこと
アニメーションの可能性がフルに詰まった
名作。
『ラストオブアス』というゲームで
潘めぐみさんを知ってこの作品に
たどり着いたのですが、何がどこで
どう繋がるかなんて分かんないですね。
ここにたどり着けて本当に良かった。
を表現できそうにないので、自然に浮かぶ
言葉をつらつらと…。
アニメーションにアンチな方や、
「"夢"?、"希望"?………ケッ」
って思いがちな人たちにも、世界中の
色んな人たちに、ぜひ観ていただきたい。
ここまでエンディングの心地良い作品は
なかなか無いと思います。
シリーズの後半に明かされる重要な真実を
知った上で、も一度最初から観直したく
なりました。
アニメーションだからできたこと
アニメーションにしかできなかったこと
アニメーションの可能性がフルに詰まった
名作。
『ラストオブアス』というゲームで
潘めぐみさんを知ってこの作品に
たどり着いたのですが、何がどこで
どう繋がるかなんて分かんないですね。
ここにたどり着けて本当に良かった。
2017年12月21日に日本でレビュー済み
いつか再入荷されると信じてます。
大好きな作品で自分のミスなので1はつけられないです。
再入荷されると信じてます、信じる心が私の魔法です。
大好きな作品で自分のミスなので1はつけられないです。
再入荷されると信じてます、信じる心が私の魔法です。
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