もう新譜は聴くことができないのかな、と半ば諦めていただけに嬉しさが大きいです。
全体的にロック色は薄く、大人向けのリラックスした曲調と歌唱です。
かつてのような高揚感やハイトーンヴオーカルを期待すると肩透かしを喰わされますが、そこは指向が違うだけで質が下がったということではありません。
4曲目の「No More Cryin’」の強弱溜め伸び変幻自在の歌唱はスティーブの全てを詰め込んだ聴き応え満点の佳曲。
その後苦労の多い人生を歩んで来たそうです。それでもシーンに帰って来てくれたことに、安堵そして感謝。