久しぶりにあまり論理的でない思いだけで書いた本を読んだ。日頃勉強をしていない人が本を書くとこうなるということだろうか、それとも知識や情報は持っているがまとめ方が悪かったのであろうか。内容は間違いが多く読むのを止めようと途中で何回も思ったが、結局最後まで読んでしまった。TPP反対論者の書いた本がこの程度のレベルであればとてもTPP賛成論者とはまともに議論できないであろう。忙しいとは思うが本を出すのであれば作者にはもっと勉強していただきたかったと思う。
少なくともひとつひとつの項目に関し徹底的な理論的構築がないのは残念である。筆者が如何にTPPに反対してきたかに関してしつこく書いている最初の章は必要ないのではないか。単に読者が不愉快になるだけであろう。フランスに住んでいたにしてはフランス語の翻訳が間違っており、本としての価値を下げている。和親条約失敗の原因に関してももっとつっこんだ研究をして欲しかった。単に江戸幕府の交渉能力が劣っていたからではない。
頭の中に思っていることだけを事実関係を確認せずに本を書くとこうなってしまうのだろう。ぼやきを徒然に書いたということだろうか。
この商品をお持ちですか?
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
TPPはいらない!−グローバリゼーションからジャパナイゼーションへ 単行本(ソフトカバー) – 2012/4/5
篠原孝
(著)
農林行政に深くかかわってきた著者が、様々な問題をもつTPPに対して、論点を整理し、どう取り組むべきかを明快に語る。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2012/4/5
- ISBN-104535586233
- ISBN-13978-4535586239
商品の説明
出版社からのコメント
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に農林水産副大臣としてかかわり、TPPを慎重に考える会福会長として反対してきた、TPPにもっとも詳しい国会議員が熱く語る。
内容(「BOOK」データベースより)
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に農林水産副大臣としてかかわり、TPPを慎重に考える会副会長として反対してきた、TPPに最もくわしい国会議員が熱く語るTPPの真実。
著者について
衆議院議員、民主党副幹事長
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
篠原/孝
1948年、長野県生まれ。1973年、京都大学法学部卒業後、農林省入省。1980年、内閣総合安全保障関係閣僚会議担当室(内閣・総理府)に出向。1982年、農林水産省大臣官房企画室企画官。1991年には、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部参事官(パリ)。その後、農林水産省水産庁企画課長を経て、農林水産政策研究所長。2003年、衆議院議員総選挙初当選。2006年には、民主党ネクスト農林水産大臣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1948年、長野県生まれ。1973年、京都大学法学部卒業後、農林省入省。1980年、内閣総合安全保障関係閣僚会議担当室(内閣・総理府)に出向。1982年、農林水産省大臣官房企画室企画官。1991年には、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部参事官(パリ)。その後、農林水産省水産庁企画課長を経て、農林水産政策研究所長。2003年、衆議院議員総選挙初当選。2006年には、民主党ネクスト農林水産大臣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2012/4/5)
- 発売日 : 2012/4/5
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4535586233
- ISBN-13 : 978-4535586239
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,690,464位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 911位世界の経済事情
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち1.9
1.9/5
3 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、農業(全中)保護で、反TPPありきで個々に事実誤認や論理がおかしい部分が多々ある。反TPPでジャパナイゼーションを唱えるが、国を閉ざしてどの様にして産業・国民生活が成り立つのか全く述べてない。TPP不参加のシナリオ・ビジョンが無い。農業・食糧は大きな問題を抱えている。現状維持で時がたてば更に悪くなるのにどの様に改革するかを示してない。政治家なら国民に農業再生・食糧問題のビジョンを提示すべき。
2012年4月21日に日本でレビュー済み
民主党きっての、いや現代日本を代表する論客の覚悟の一冊である。
氏が時に国際交渉の最前線に立ち長らく勤めた農林水産省や、農林水産業を擁護した本ではない。自由貿易そのものの否定や、鎖国を推奨しているものでもない。
氏の思想の背骨となっているものは「持続可能性」である。国のかたちを変える行き過ぎた自由貿易、地震大国では両立し得ないことが明らかとなってきた原発が、持続可能な暮らし・地域・国家を破壊するものであることに強く警鐘を鳴らし、日本の良さを活かす能動的な生き方(ジャパナイゼーション)を提示している。
TPPに関するマスコミの論調は、「バスに乗り遅れるな」一辺倒である。いつか、どこかで見た光景である。本著は、TPPが単に「自由貿易か否か」を問うものではなく、「持続可能か否か」を問うものであることを、ものづくりの基盤を失いつつある米国や、その岐路に立つ韓国の映画産業まで幅広い事例を示しながら、視点軸を大きく転換して示している。その答えに保守もリベラルもないはずである。
今一度、立ち止まり、歴史に学び、考えてみたいと考える心ある読者、日本の未来を案じる全ての国民が手にとるべき一冊である。
氏が時に国際交渉の最前線に立ち長らく勤めた農林水産省や、農林水産業を擁護した本ではない。自由貿易そのものの否定や、鎖国を推奨しているものでもない。
氏の思想の背骨となっているものは「持続可能性」である。国のかたちを変える行き過ぎた自由貿易、地震大国では両立し得ないことが明らかとなってきた原発が、持続可能な暮らし・地域・国家を破壊するものであることに強く警鐘を鳴らし、日本の良さを活かす能動的な生き方(ジャパナイゼーション)を提示している。
TPPに関するマスコミの論調は、「バスに乗り遅れるな」一辺倒である。いつか、どこかで見た光景である。本著は、TPPが単に「自由貿易か否か」を問うものではなく、「持続可能か否か」を問うものであることを、ものづくりの基盤を失いつつある米国や、その岐路に立つ韓国の映画産業まで幅広い事例を示しながら、視点軸を大きく転換して示している。その答えに保守もリベラルもないはずである。
今一度、立ち止まり、歴史に学び、考えてみたいと考える心ある読者、日本の未来を案じる全ての国民が手にとるべき一冊である。