前作の金のフレーズはシステム英単語のようにコロケーションで覚えるのに対して、この金のセンテンスはDUOのように短文で覚えるタイプです。金のフレーズよりも収録されている単語が多く、厚みも1.5倍くらいあります。
金のフレーズ同様、単語ごとに解説がついており、合間に小ネタがちょこちょこ出てきますが、棲み分けがされている点もいくつかあります。
☆金のフレーズ(和→英形式)
①Part5.6で問われるような語法を意識した解説が多い
→空所補充の場合は「この英単語が入るんじゃないかな?」と選択肢を見る前に候補が頭に浮かぶようになると時間短縮につながるので、レイアウトの方も英単語帳では珍しい和→英形式になっている…のだと個人的には思っています。
②Part1重要語100語の項目
→現行のTOEICでは6問だけですが、このパートに焦点を当てた単語帳というのは多分金のフレーズだけです。
③多義語、定型表現の項目
→恐らくPart6の文脈判断型の問題やよく出る決まり文句的なものを意識したものです。
★金のセンテンス(英→和)
①Part3.4.7等の長めの英文が出てくるパートを意識した解説が多い
②試験で見かけた難語、及びTOEICワードというプチコーナー
→頭の片隅に置いておければ高得点につながる英単語達です。センテンスとは別で登場するので、優先順位は高くないです。本作の前半の方にだけ掲載されています。
③TOEIC Tips、TOEIC用語
→金のセンテンスは見出し語毎に番号を振っていません。このコーナーに辿り着いたら一区切りにしよう、というある種の目印のような気がします。
また、このコーナーは本作の後半以降によく出てくるようになるので、
「最終的には英語力にどれだけ心構えを+できるかが肝心ですよ」
という、著者からのメッセージなのかもしれません。(違うかもしれません。)
ちなみに定型表現の項目は2冊とも全く同じなので、前作をマスターしていれば飛ばして問題ありません。
2冊とも手元にある場合は、先に金のフレーズの内容を覚えてから金のセンテンスに取り組んだ方が、挫折しない程度のちょうど良い負荷をかけながら取り組めると思います。
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