英語検定について大体理解するための入門書です。
英語の勉強のしかたを期待しないように。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
TOEFL・TOEICと日本人の英語力―資格主義から実力主義へ (講談社現代新書) 新書 – 2002/4/1
鳥飼 玖美子
(著)
トーフル、トーイックでわかる日本人英語の弱点!
日本ほど英語検定試験の受験者の多い国はない。でもいったい何のため?各試験の内容を詳細に分析し、本当に必要な英語力を探る。文法軽視は大きな誤り――
最近の日本では、英語教育における文法は、はなはだ肩身が狭くなっている。コミュニケーションと対立するかのように扱われ、文法ばかりやるから英語が話せない、などという意見が常識化している。……
文法など無用だと信じている人も多く、中学生や高校生が、文法なんて無駄なんだけれど受験のために仕方ない、と嫌々学習する傾向がある。
大学受験があるから現実の英会話に不必要な文法を勉強しなければならない、という空気が濃厚で、使える英語を使えなくしているのは大学入試だ、と大学が批判の対象と化している。だが、これは見当違いな考え方だといわざるをえない。……
外国語で内容のある話をしようと思ったら、体系的な文法知識を応用することは当然である。複文を組み立てたり、仮定法を使ったりすることは日常レベルでもあるわけで、そういう際に、文章を作り出し組み立てる力を支えるのは基本的な文法・構文の知識である。だからこそ、検定試験では必ず、何らかの形でそのような知識を問うのである。――(本書より)
日本ほど英語検定試験の受験者の多い国はない。でもいったい何のため?各試験の内容を詳細に分析し、本当に必要な英語力を探る。文法軽視は大きな誤り――
最近の日本では、英語教育における文法は、はなはだ肩身が狭くなっている。コミュニケーションと対立するかのように扱われ、文法ばかりやるから英語が話せない、などという意見が常識化している。……
文法など無用だと信じている人も多く、中学生や高校生が、文法なんて無駄なんだけれど受験のために仕方ない、と嫌々学習する傾向がある。
大学受験があるから現実の英会話に不必要な文法を勉強しなければならない、という空気が濃厚で、使える英語を使えなくしているのは大学入試だ、と大学が批判の対象と化している。だが、これは見当違いな考え方だといわざるをえない。……
外国語で内容のある話をしようと思ったら、体系的な文法知識を応用することは当然である。複文を組み立てたり、仮定法を使ったりすることは日常レベルでもあるわけで、そういう際に、文章を作り出し組み立てる力を支えるのは基本的な文法・構文の知識である。だからこそ、検定試験では必ず、何らかの形でそのような知識を問うのである。――(本書より)
内容(「BOOK」データベースより)
日本ほど英語検定試験の受験者の多い国はない。でもいったい何のため?各試験の内容を詳細に分析し、本当に必要な英語力を探る。
著者について
■鳥飼玖美子(とりかいくみこ)
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。著書に『異文化をこえる英語』――丸善『歴史をかえた誤訳』――新潮OH!文庫『「プロ英語」入門』――講談社インターナショナルなど。
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。著書に『異文化をこえる英語』――丸善『歴史をかえた誤訳』――新潮OH!文庫『「プロ英語」入門』――講談社インターナショナルなど。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鳥飼/玖美子
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 本の長さ165ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104061496050
- ISBN-13978-4061496057
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 165ページ
- ISBN-10 : 4061496050
- ISBN-13 : 978-4061496057
- Amazon 売れ筋ランキング: - 492,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年10月9日に日本でレビュー済み
自分がいかに「英語」に偏見を持っているかを気づかせてくれる本。考えてみれば当たり前の話であるが、
「文法の基礎がおざなりだと教養を疑われてビジネス上よくない」
「日本人のTOEFLを見るとリスニングの低さよりむしろ読解力の欠如が問題である」
この2点だけでも気になって読み進めることができた。
サブタイトルの”資格主義から実力主義へ”というフレーズに持っていたイメージが読前と読後で180°変わった。
本書で使われる特筆すべきデータの項目は上記に示すように
・日本人の弱い英語の技法
・TOEFLやTOEICの国別平均点の分析
英語圏の旧植民地であった国が資格試験の平均点が高いというのも頷ける話であるが、それらの国では会話や読解もさることながら文法などの基礎知識がしっかり身についているというのが興味深かった。
というよりも言われてみれば当然の話である。
しかし本書でも言われていた、「日本は文法ばかりやるために会話能力が身につかない」という言説を鵜呑みにしていた自分としては改めてその重要さを考えるきっかけとなった。
結論から言うと本書の要旨は、
「自分に合った英語のスキルを身につけるべきだ。ただしそのためには文法も、リスニングも、リーディングも、会話も、英語圏の文化も、資格試験でやる程度の最低限のレベルは習得する必要がある。」ということになると思う。
そのために資格試験をうまく活用する方法もしっかり用意されている。
日本で批判される英語教育の在り方は、単に楽をして英語ができるようになりたいという希望の裏返しだということだろう。
「文法の基礎がおざなりだと教養を疑われてビジネス上よくない」
「日本人のTOEFLを見るとリスニングの低さよりむしろ読解力の欠如が問題である」
この2点だけでも気になって読み進めることができた。
サブタイトルの”資格主義から実力主義へ”というフレーズに持っていたイメージが読前と読後で180°変わった。
本書で使われる特筆すべきデータの項目は上記に示すように
・日本人の弱い英語の技法
・TOEFLやTOEICの国別平均点の分析
英語圏の旧植民地であった国が資格試験の平均点が高いというのも頷ける話であるが、それらの国では会話や読解もさることながら文法などの基礎知識がしっかり身についているというのが興味深かった。
というよりも言われてみれば当然の話である。
しかし本書でも言われていた、「日本は文法ばかりやるために会話能力が身につかない」という言説を鵜呑みにしていた自分としては改めてその重要さを考えるきっかけとなった。
結論から言うと本書の要旨は、
「自分に合った英語のスキルを身につけるべきだ。ただしそのためには文法も、リスニングも、リーディングも、会話も、英語圏の文化も、資格試験でやる程度の最低限のレベルは習得する必要がある。」ということになると思う。
そのために資格試験をうまく活用する方法もしっかり用意されている。
日本で批判される英語教育の在り方は、単に楽をして英語ができるようになりたいという希望の裏返しだということだろう。
2017年9月30日に日本でレビュー済み
読みやすいし、納得。なによりコスパがいい。買ってよかったです。
2008年4月5日に日本でレビュー済み
本書は、英語のプロの立場から「猫も杓子もTOEIC」みたいな風潮を批判した本。「検定試験御三家」としてTOEFL・TOEIC・英検の試験内容を概観し、「TOEFLやTOEICには、長文読解問題がない」「TOEFL・TOEICは会話重視の試験である」「日本人は読み書きは得意だが会話ができない」「日本人のTOEFLの成績が悪いのは文法中心の英語教育のせい」等の言説が事実誤認であることを示していく。
本書全体に漂う雰囲気として、『「心理テスト」はウソでした。』(村上宣寛 2005年 日経BP社)と似たものを感じた。『「心理テスト」はウソでした。』は、妥当性・信頼性の確認されていないエセ「心理テスト」なるものが、公務員試験や就職採用試験において無批判に実施されている現状を過激に批判していた。本書も、「就職・昇進・転職のためには、何が何でもTOEIC」というような昨今の風潮を嘆いている。
全体的に愚痴っぽい雰囲気が強く、それだけの本なのかとも思ったが、TOEFLスコアに関する統計情報に基づいた議論(第4章「日本人のTOEFLスコアはなぜ低いのか?」)は英語教育の話につながっていて面白かった。「コミュニケーション重視の英語教育」を受けてきたはずの若い世代のTOEFLスコアは、旧来の教育を受けた世代よりもむしろ悪く、また、中国や韓国の同世代の受験者と比べると、会話もできないし文法や長文読解はもっとできない、のだそうだ。
2002年に刊行された本なので、紹介されている試験内容も統計情報も最新のものではないが、著者の主張そのものは6年後の今日でもかわらず通用すると思う。
本書全体に漂う雰囲気として、『「心理テスト」はウソでした。』(村上宣寛 2005年 日経BP社)と似たものを感じた。『「心理テスト」はウソでした。』は、妥当性・信頼性の確認されていないエセ「心理テスト」なるものが、公務員試験や就職採用試験において無批判に実施されている現状を過激に批判していた。本書も、「就職・昇進・転職のためには、何が何でもTOEIC」というような昨今の風潮を嘆いている。
全体的に愚痴っぽい雰囲気が強く、それだけの本なのかとも思ったが、TOEFLスコアに関する統計情報に基づいた議論(第4章「日本人のTOEFLスコアはなぜ低いのか?」)は英語教育の話につながっていて面白かった。「コミュニケーション重視の英語教育」を受けてきたはずの若い世代のTOEFLスコアは、旧来の教育を受けた世代よりもむしろ悪く、また、中国や韓国の同世代の受験者と比べると、会話もできないし文法や長文読解はもっとできない、のだそうだ。
2002年に刊行された本なので、紹介されている試験内容も統計情報も最新のものではないが、著者の主張そのものは6年後の今日でもかわらず通用すると思う。
2009年11月25日に日本でレビュー済み
TOEFLも TOEIC(02年)も受験したことがありますが、
入試問題などとちがうのはタイトルに書いた通り、考えて回答するタイプの試験ではないことです。
本書がかかれたのが2002年です。コミュニケーション重視の英語教育になって、その当時すで
に10年近くがたっていました。現在中学生の娘の教科書をみても、quotation markにはいった本文ばかりです。
語彙を、たとえば3千語以内にコントロールした、たとえば、幸福な王子、などの小品
を読んだりすることはないようです。
109頁にあるように、文法重視から会話重視に路線変更したことによって、相対的に英語力がup
したのかどうか、検証をしてほしいものです。実用にはしることには即異議が
申し立てられますが、副題の「資格主義から実力主義へ」には実用的な
ものにしてほしいという願いが込められていると思います。
(会話は、それこそ瞬間的なもので、時間をかけて読んだり書いたりしたものが蓄積することにより
瞬発力がやしなえると当方は考えています。)
このように著者は問題を提起していますが、そのまま、また10年がすぎてしまいそうです。
この問題に組織としてかかわっている人々はぜひいくつかの英語の検定試験をご自分で受けてみてほしい、
そのように感じます。最近鳥飼氏は英語教育界の女王だの女帝だの揶揄されることが少なくないようですが、
なぜなのでしょう。
入試問題などとちがうのはタイトルに書いた通り、考えて回答するタイプの試験ではないことです。
本書がかかれたのが2002年です。コミュニケーション重視の英語教育になって、その当時すで
に10年近くがたっていました。現在中学生の娘の教科書をみても、quotation markにはいった本文ばかりです。
語彙を、たとえば3千語以内にコントロールした、たとえば、幸福な王子、などの小品
を読んだりすることはないようです。
109頁にあるように、文法重視から会話重視に路線変更したことによって、相対的に英語力がup
したのかどうか、検証をしてほしいものです。実用にはしることには即異議が
申し立てられますが、副題の「資格主義から実力主義へ」には実用的な
ものにしてほしいという願いが込められていると思います。
(会話は、それこそ瞬間的なもので、時間をかけて読んだり書いたりしたものが蓄積することにより
瞬発力がやしなえると当方は考えています。)
このように著者は問題を提起していますが、そのまま、また10年がすぎてしまいそうです。
この問題に組織としてかかわっている人々はぜひいくつかの英語の検定試験をご自分で受けてみてほしい、
そのように感じます。最近鳥飼氏は英語教育界の女王だの女帝だの揶揄されることが少なくないようですが、
なぜなのでしょう。
2005年9月7日に日本でレビュー済み
昇進にTOEICのスコアを要求する企業。英検を単位に認める大学。
このような時代において、TOEFLやTOEIC、英検などに代表される資格試験がどのような意味を持つのか?
それを解説した1冊が本書である。
内容は全編にわたって、資格試験とそれに対する筆者の考えが述べられている。
資格試験の概要はもちろんのこと、資格試験の限界や、試験を超えた異文化コミュニケーションに関することまで。
様々な意見が述べられ、中には今までの考えが覆されるようなものもあるだろう。
このように筆者の英語に対する考えを理解することができるが、逆に言えばそれだけである。
英語に対するしっかりとした考えを持っている人や資格試験の効用を理解している人にとっては、物足りなさを感じるかもしれない。
このような時代において、TOEFLやTOEIC、英検などに代表される資格試験がどのような意味を持つのか?
それを解説した1冊が本書である。
内容は全編にわたって、資格試験とそれに対する筆者の考えが述べられている。
資格試験の概要はもちろんのこと、資格試験の限界や、試験を超えた異文化コミュニケーションに関することまで。
様々な意見が述べられ、中には今までの考えが覆されるようなものもあるだろう。
このように筆者の英語に対する考えを理解することができるが、逆に言えばそれだけである。
英語に対するしっかりとした考えを持っている人や資格試験の効用を理解している人にとっては、物足りなさを感じるかもしれない。
2005年1月17日に日本でレビュー済み
資格試験の錯覚を暴いた好著。TOEFLの得点率の悪さが日本人が特に英語が苦手な根拠として挙げられるものの、しかし、例えば本当に優秀な少数の人間しかTOEFLを受けられない国家での平均点と、半分ひやかしの人間がいるのではないかとも思わせるほど受験者数の多い日本人の平均点を比較することはあまりにも思慮を欠いている、という論旨は説得力がある。さらに、韓国などの隣国と比較してみても、リスニングなどといった特に日本人が苦手と言われがちな分野において以上に、読解や文法など大学受験でも重点的に扱われている筈の分野において得点差をつけられているという事実は看過できない、と筆者は主張する。こういった全体の議論はかなり興味深いが、本書の中で行われている、東大入試の大問Ⅰの英文とTOEFLの読解問題の比較は、かなりバイアスがかかったものである。ここで用いられている東大の英文はここ数年でも、東大コースを教えてきた予備校講師を失望させ、東大を目指してきた受験生を幻滅させる程に易しかった英文で、例えばカーライルからの引用文が含まれているような例年の英文と比較すれば、大人と子どもくらいの差があると言ってよい。そのどちらかと言えば周辺的な例を持ち出してきて、『ほらTOEFLの英文は受験英文なんかより遥かに難しいでしょう』と訴えかけるのはかなり中立性を欠く行為である。
2006年5月14日に日本でレビュー済み
TOEICと英検を受ける前になにかしら得るものがあるかなと思って読みました。薄い割には中身は濃く、誤解されがちな英語試験、英語教育についての真実を語っていると思います。英語を学んでいる、またはかじったことのある人は必読だと思います。






