良くも悪くも勝さんらしさが全面に出ているアレンジスコアです。
必要最低限の音に絞りすぎて薄味になっている瞬間があったり、逆に運指をしっかり研究しないと地味ムズな部分があったり、難易度調整に波があります。これは手癖だろうな、という部分もしばしば。
他の方が触れられている通り、アレンジが適切でないと感じる曲もあります。例えば「10番街の殺人」です。
ベンチャーズの曲の中でも軽快さが際立つ曲なのになぜかバラード向けのアレンジになってしまっています。
(テンポを上げて弾けば軽快さが取り戻せる、というアレンジではありません)
「少しメローな感じにアレンジしてみました」というコメントが付いていましたが、ベンチャーズファンでこれを望む人がどれくらい居ると考えていたのか疑問です。
他には抜いちゃ不味い音が抜けていたり、逆にいらない音が和音に含まれていたり…
「必ずしも譜面通りに弾く必要はない」という考えが染み付いていない初心者(かつベンチャーズファン)は少し戸惑うかもしれません。
難易度的には中級者以上向け。自分のセンスで、より「ベンチャーズらしさ」を追求できる人にとっては良い材料になることでしょう。
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