Cambridge English ReadersのStarterレベル(250語レベル)
語数 2,067 YL 1.2
舞台はマレーシアのペナン島。
ペナン島に滞在しているイギリスの王子の殺害計画の情報を入手
したイギリス情報局。凄腕の殺し屋Sergioが命を狙っているという。
この計画を阻止するために、Munroをペナン島に送り込んだ。
殺し屋Sergioは、お金のためなら人を殺すことを厭わない冷血人間
であり、遠く離れた所から銃殺できる腕の持ち主だった。
マレーシアの警部AbdullahとLeeとともに、このSergioのホテルを
突き止めたが、常に大男と行動をともにしていた。
ホテルの前で張っていると、大男が一人で歩きだした。Munroは大男
を尾行すると、銃を構える場所の下見に来ていたようだった。
殺害計画場所を突き止めたMunroは、このことをAbdullahとLeeに
電話で報告することにした。しかしちょうどその時、Munroのもとに
大男が銃を持って乗り込んできたのだった…。
果たして、Munroは大丈夫なのか?そして、イギリス王子の運命は?
最後には、Sergioの本当の殺害動機が明らかにされ、内容に深みを
与えた作品に仕上がっている。
CERでいくつも著作を持つRichard MacAndrewのえがくストーリー
は、最後までドキドキものである。平易な英語とアジアの風景を
描く挿絵も楽しみながら読んでみて下さい。