このELEKTELという名前にピンと来る方はどれくらいいるだろうか。
既に知っている方もいるだろうが、
マイナーである事は否めない。
ハウス系の音楽を普段から聞いているコアなリスナー以外はまず知らないだろう。
このユニットを一言表すなら、「実力の割に知られてなさすぎる」の一言に尽きる。
1990年代の渋谷系、ラウンジの要素を継承しながらも、
ハウス、電子音での淀みないアレンジは、まさに初期、中期のCapsuleを彷彿とさせる色鮮やかなサウンド。
Capsuleと比べ、曲の起伏が少なめであり、ハウス色がかなり濃い目ではある。
しかし近未来をイメージさせる卓越したサウンドは、作りがとにかくしっかりしており、とても10年前の作品とは思えない。
初期の作品の割に、隙の少なさが目立ち、既に完成されているような印象を受けた。
ラウンジの要素を取り入れているのも面白い。
ハウスにしては曲は軽めだが、耳ざわりが非常に良く、聞きやすい
個人的に、ビートをゴリゴリ刻むような凶悪なハウスは好みではないため、この点もツボである。
曲の出来にはバラツキも見えるが、秀逸な曲は多い。
特にリードトラックであるCarnival In The Houseなどは素晴らしい出来だ。
かつてこの路線を歩いていたCapsuleは、別の方向に行ってしまった。
だからこそ、ELEKTELにはこの路線を真っ直ぐ歩いてほしいと思っている。
2ndで終わらせず、pop'n musicなどの、各種音楽ゲームの曲を収録した3rdアルバムで、
さらに進化したELEKTELの姿を、再び見せてほしいと願っている。
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