邦楽インディーズ/シューゲイザーシーンで確かな足跡を残し、SXSWやNYC Popfestなど、名門海外フェスでもその演奏が高く評価されてきたCAUCUSによる、4年ぶりの新作が完成です。
3年半にも及ぶスタジオワークでソングライティングに専念し、バンド本来の出目であるオルタナティブという要素を突き詰め、これまでになく濃密な色彩と、繊密な構成が光る楽曲が産み落とされました。
バンド史上最速のノイズポップ「shy girl」や、遠藤泰介によるヘヴィーなビートが轟音ギター以上にフィーチャーされた 「what have you done」といったシューゲイザー要素を活かした楽曲郡に、
80年代USインディー的な「hello」、12弦と逆回転が美しいサイケデリアを紡いでいく「sound of the air」、紅一点・川上宏子による流麗な小品「光る舟」 といった新機軸を織り交ぜた全10曲・約50分。
独特の立体感の中で大人の遊び心が光る録音とミックスは、skillkills、Luminous Orange、extruders、 幾何学模様などの諸作でも知られるツバメスタジオ・君島結が担当。
また、ピースミュージック・中村宗一郎が前作に引き続きマスタリングを手がけています。
アメリカ屈指の名オルタナバンド、スリーター・キニーが、轟音とサイケデリア、そして実験的なプロダクションを用いて、 エッジと独特の温かさを両立させた名盤『ザ・ウッズ』(2005年作)にも通ずるであろう今作。
攻めに攻めた意欲作の完成です。