杏里が大好きでアルバムはほとんど聞いてきましたが10年ぶりのアルバムが発売されていたことを知らずに最近になって購入しました。若いクリエイターさん作詞作曲の曲も杏里の包み込むような優しい歌声がキュ―トに生かされていて大変良かったです。Brand New Day!は 毎日通勤時に車の中で聞いて今日もがんばるぞと自ら励まされてます!
1.Grooving Life は杏里作曲の安定した楽曲。 全曲を通してKenny MosleyのドラムとEXILEではキャプテンと呼ばれている佐野健二氏のベースが、アルバムのグルーブ感を支えていることが分かる曲です。 アレンジとキーボードは「WAVE」以来のいつものパートナー小倉泰治氏(Key)、Saxもいつものメンバー鈴木明男氏です。 2.Brand New Day!から6.Drive Me Crazyまで、森大輔氏が作詞・作曲。いずれも、合格点以上の曲ですが、フックが弱いというか、優等生過ぎて平凡な曲ギリギリのように感じました。特にBrand New Day!はベタ過ぎ。でも、アレンジがうまく噛み合ったDrive Me Crazyは、文字通りGroovyでSmoothな、本アルバムの看板曲です。 LPでいうとB面の1曲目、7. Before Full Moonは1.Grooving Life と同じ、「オリエンタルローズ」以来、数々の名曲を生み出してきたコンビ、吉元由美・作詞、杏里・作曲の安定した曲。 次の「サキホコレ」から作詞・作曲にヒロイズムが加わる。彼は、近年の制作手法co-writing(コーライティングではなくコ・ライティング=共同作成)で曲を大量生産して注目を集めている。このアルバムはセッションを重視して制作していますが、co-writingはいわば作詞・作曲のセッションです。 11. Sense of Happinessについてはいよいよ、吉元由美・作詞で、作曲はヒロイズムのクリエイターチームever.y(エバー.ワイ) のtake4(タケシ)とヒロイズムのコ・ライティングになっています。この作曲体制はアイドル歌謡のNEWSの『KAGUYA』などと同じ体制。色眼鏡で見ているのかもしれませんが、ヒロイズムが関係する後半は、Smooth & Grooveという色がほとんど無く、よりドメスティックな韓流や歌謡に近いように感じます。 そして、トドメに韓流寄りのSHIKATA氏が作詞・作曲・デュエットの12.Be with U。SHIKATA氏は歌声ももろ韓流。 co-writingを取り込んだ分、杏里の濃さが削がれた後半に対し、1から7曲目の前半は素直に楽しめます。 次は全編濃い杏里を期待します。