2『LALA PEACE SONG』はジョニー・ブリストルそっくりさんといった風情で、楽しめたのだけれど、それ以上に1『SHOW&TELL』の素晴らしさに惹かれた。
マッスルショールズ風の手堅い演奏がいい、抑え気味のクラヴィネットが雰囲気をいやがうえでも盛り上げ、それに絶妙の女性コーラス隊が絡む。
なによりも、静かな歌い出しから徐々に盛り上がり、シャウトから一転してファルセット気味になるところが素敵だ。
他にもゴージャスなストリングスと女性コーラスが絡むミディアム6『TOUCH AND GO』、ジョニー・ブリストル的な色合いのあるスロー7『YOU DO THE RIGHT THINGS』、一瞬ジョン・フォガティーかと思わせるヴォーカルの9『BORN ON THE BAYOU』、ムーディーなピアノのイントロが印象的な美しいスロー11『SETTLE ME DOWN』など、聴きどころは数多くある。
その中で私がベスト・トラックだと思うのは4『I WON'T LAST DAY WITHOUT YOU/LET ME BE THE ONE』である。
言わずと知れたニコルス&ウィリアムスの名曲に、もう1曲組み合わせメドレーではなく交互に歌うこの曲はまぎれもないアレンジの勝利である。
ソフトロック的なこの名曲をソウルシンガーが歌うにふさわしい素晴らしい味わいのある曲に仕上げている。
数あるカバー曲の中でも最高峰であることは間違いないだろう。
それにしてもアル・ウィルソンのSOULフィーリング溢れる歌唱とその表現力はとても魅力的だ。
ところどころで聴ける、デヴィド・T・ウォーカーのギターもまたいい。
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