副業で「悪魔祓い」を営む遠藤次郎の物語「私の話」。
株の誤発注問題の原因調査を進める五十嵐大介の物語「猿の話」。
2つのストーリーが交互に綴られた長編小説です。
遠藤はある日、ひきこもりとなってしまった青年・眞人の悪魔祓いを依頼される。
しぶしぶながらも、もともと他人のSOSに敏感な遠藤は、この依頼を引き受けることにする。
一方、五十嵐は、300億円もの損失を出した株誤発注問題が、自社システムに関わっているかを調査するために取引先に出向き話を聞くが、突然、西遊記に登場する妖怪の幻覚を見るようになってしまう。
一見、無関係に見える2つのストーリーが最後に上手く絡み合い、1つの事件を解決に導く。
「悪魔祓い」と「西遊記」。
難しい題材を巧みにストーリーに溶け込ませ、伊坂ワールドにはめてみせた見事な一冊だと思います。
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