以前の作品は、ギター、シンセサイザーの打ち込み、生ドラムが複雑に入り混じり、音が飽和している印象があった。
今作はギターの比率が下がり、ドラマーが変わったこともあってか、音がクリアになり、それぞれのパートが聞きやすくなった。
アシッド的なアレンジもカッコ良く、独特のサウンドメイキングも健在な為、聞きごたえがあった。
今回は色々な楽曲があり、後半の曲ではもう普遍化された感のあるダブステップ的なアレンジもあるが、white white sistersなりの解釈が入っているので面白かった。
boom boom satellites やシューゲイザー等が好きな人なら楽しめると思う。
ただし、曲の構成はよくある 【Aメロ→Bメロ→サビ】の繰り返しではなく、A → B → C → D etc...と目まぐるしく構成が変わる曲が多い。
どこがサビか分からない曲も多かったので、取っ付きにくい部分もあると思う。
DVDは4曲の内、1曲がPVでその他の曲はシンプルなCGな為、正直見応えがなかった。
メインのCDは最近の邦楽には珍しい個性のある音なので一聴する価値のある内容だと思う。