自由思想を求め過ぎたあまりの過激な表現をする小説家。サディズムの語源ともなったドナスィヤン・アルフォンス・フランソワ・ド・サドに表題の通りインスパイアを受けた作品。
絵柄は良い。しかし、それだけ。
館に集められた性的異常者達が館の地下で争う話だがストーリー性はなく、物語と呼べるものもない。
終始女性を物として扱う暴力表現が見どころと言えなくもないが、これを楽しめるのは余程鬱屈した毎日を過ごしている方くらいではないでしょうか。
登場人物の掘り下げがまったくなく、誰?と言う状態なので胸糞悪いと言うよりは理解不能なサイコミステリー。
二巻で打ち切りも納得。
内容紹介
ピアノメーカー『マンナイア』から各国の要人に対して、招待状が届けられた。しかし主賓として招かれた客たちには、ある共通点があった。見目麗しきサディスト――。本能の赴くまま、彼女たちの殺し合いが始まる。