MIDIは趣味でやってます。買って5年くらい経つのですが全然使いこなしていなくて残念ですが、SuperNATURALで1曲仕上げてみた感想ですとMIDI通信で一発演奏させるとややリズムがもたつきますね。これはRolandさんのMIDI音源の特徴?というかそういうものと思ってます。昔からMIDIはやっててSC-55とかSC-88Proとか持ってますし今でも一部使っていますがアンサンブルはリズムがもたりますね。悪く言うつもりはありませんごめんなさいです。INTEGRA-7自体はとても良い音源でSuperNATURAL音色の各楽器の特徴をとらえた挙動がリアルなところとかPCMシンセ部のRolandさん全部入りなところとかSRX全部入りなところとか、すごく長く付き合える名機だと思ってます。DAWで1トラックずつ録音すればMIDIのもたりは原理的に起きないし使いようだと思います。総音色数6000音色以上ドラムキット258種類で一生付き合える音源です。最近のAmazon価格が高騰しているので(サウンドハウスさんでも同じ価格でした。値上がりしたようです)思わずカキコミしてみました。息の長い製品です
Tone(音色数)
SuperNATURAL Acoustic Tone 256
SuperNATURAL Synth Tone 1109
PCM Synth Tone 896
GM2 Tone (PCM Synth Tone) 256
ExSN1:Ethnic 17
ExSN2:Wood Winds 17
ExSN3:Session 50
ExSN4:A.Guitar 12
ExSN5:Brass 12
SRX-01:DynamicDrumKits(Menu) 41
SRX-02:Concert Piano 50
SRX-03:Studio SRX 128
SRX-04:Symphonique Strings 128
SRX-05:Supreme Dance 312
SRX-06:Complete Orchestra 449
SRX-07:Ultimate Keys 475
SRX-08:Platinum Trax 448
SRX-09:World Collection 414
SRX-10:Big Brass Ensemble 100
SRX-11:Complete Piano 42
SRX-12:Classic EPs 50
ExPCM (GM2#) 256
ExPCM (HQ PCM Sound Collection) 512
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Total 6030
Drum Kit (ドラムキット数)
SuperNATURAL Drum Kit 26
PCM Drum Kit 14
GM2 Drum Kit 9
ExSN6:SFX 7
SRX-01:Dynamic Drum Kits 79
SRX-03:Studio SRX 12
SRX-05:Supreme Dance 34
SRX-06:Complete Orchestra 5
SRX-07:Ultimate Keys 11
SRX-08:Platinum Trax 21
SRX-09:World Collection 12
ExPCM (GM2#) 9
ExPCM (PCM Drum Kit) 19
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Total 258
となります。数字が見づらくてすみません。Amazonの仕様で連続したspaceやtabが使えません。あしからず
あとそれから「隠しSC-55モード」が入っておりGS RESET(F0 41 10 42 12 40 00 7F 00 41 F7)を受信すると音色がいじれない状態で昔のSC-55を再現したモードが現れます。ですがあまり互換性はありませんでした。あくまでもおまけ要素ですね
プリセット音色ばかり目を奪われがちですがユーザーエリアもちゃんとあります。
SuperNATURAL Acoustic Tone (SN-A) 256
SuperNATURAL Synth Tone (SN-S) 512
SuperNATURAL Drum Kit (SN-D) 64
PCM Synth Tone (PCMS) 256
PCM Drum Kit (PCMD) 64
これだけあれば音色づくりにも困らないと思います。別途USBメモリーにエクスポートも出来ますし。
音はRolandさん特有の柔らかい感触、太いシンセベースや繊細なストリングス、挙動がリアルなピアノ、一つ一つの音色は単体だとパッとしないところもあるけどいざアンサンブルさせてみるとよく溶け込むおなじみの音、あとドラムキットでキックドラムはもうちょいローエンドよりに欲しい気もします。シンバルのロールはやたらリアルです。
【追記】2019/11/17(日)musictrack.jpのマイページより加筆修正
【長文注意】INTEGRA-7はSuperNATURAL音源のアコースティック部とシンセ部とドラム部(それぞれSN-A,SN-S,SN-Dと訳す)PCMシンセ部とドラム部(PCMS,PCMDと訳す)5種類の仕様の異なる音源と、共通のインサーション・エフェクト(MFX:マルチ・エフェクトと訳す)の組み合わせで音を作っていきます。
SN-A(アコースティック)はRolandさんによればビヘイビア・モデリング技術といって、波形サンプルに簡易物理モデリングを組み合わせたものと推測されます。余談:昔YAMAHAさんから物理モデリング音源が出ていたのですが当時1音あたり50 MIPS要するとかで処理が重い、波形合成をサンプリングに置き換えれば負担が減りますもんね、SN-Aは既存の楽器のシミュレート担当です。
SN-Sはオシレータにアナログ波形orPCM波形が選べる(多分アナログモデリング)シンセで、バリバリのシンセサイザー部分で構造がわかりやすく音色が作りやすい(自分も今までここで音色作ってたし)OSCにADSR形式のわかりやすいエンベロープのFILTERとAMP, LFOの組み合わせを最大3枚重ねしたものです。
SN-DはPCM波形を基にした挙動をリアルに:シンバルやスネア連打を自然にしたり専用のコンプ+EQを6系統使えてさらにルームのアンビエンス効果等も追加したドラム音源です。
PCMSはオシレータをPCM波形とするWG(WaveGenerator)にTVF(TimeVariantFilter)とTVA(TimeVariantAmplitude),LFO2系統の構造が最大4枚構造:正確には1+2と3+4の組み合わせで、アルゴリズム構造10種を持たせたものでFM変調やリング変調をかけられます。仮想SRXボードもこちらのPCMS音源でまかないます。エンベロープも構造も複雑ですが完全に理解したらなかなか凄そうな音源部です。
PCMDはいわゆるPCMのドラムです。従来のMIDI音源と同じですがやはり専用のコンプ+EQが6系統使えます。仮想SRXボードのドラムキットもここでまかないます。
これら5種の音源部にMFXをそれぞれ組み合わせてMIDI ch.ごとに自由に設定できます。すなわちMFX(エフェクト)込みでひとつの音色として扱います。
やってる事かなり複雑で理解するまでかなり時間が掛かりましたが実際に同社のA-49などのMIDI鍵盤で弾きやすいようパラメータの操作がやりやすいように設計されています。MIDIのコントロールチェンジCC#16,17,18,19,80,81,82,83などは新しい汎用操作子になります。CCでシンセのパラメータやMFXのパラメータを操作できます。SN-AではこれらCCで例えばギターのミュート弾きやハーモニクスなどを切り替えられます。
しかし、Rolandさん、こんな複雑なシステムよくまとめたなと思います。
商品モデル番号 | INTEGRA-7 |
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Is Discontinued By Manufacturer | いいえ |
Standing screen display size | 1 |