当初、本の内容が著者のブログの内容とかぶってそうだし、わざわざ購入するまでもないかなと思ってました。
しかし、無料のブログで多くの事を学ばせていただきながら、何も還元出来ないのは申し訳ないなと思い、大して内容は期待することなく、著者へのお礼のつもりで注文してみました。
そして、商品が届き、内容を見ての感想ですが、素晴らしい出来だと思います。
各コンテンツの説明は多過ぎず少な過ぎず簡潔で、また応用的な利用法の情報も豊富です。
ブログの内容よりも、より詳しく説明されているため、理解も深まりました。
Processingの書籍も充実しつつありますが、まず、最初の一冊としては、オライリーの「Processingをはじめよう」で文法に対する理解を始めるのが良いと思います。
そして、次の一冊として本書を購入し、Processingでどんな事が出来るのか、羅針盤的な活用の仕方をするのが個人的にはオススメです。
本書でアート表現に興味を持った人は「ジェネラティブアート」を、物理的な表現に興味を持った人には「Nature of Code」が、それぞれ役立つでしょう。
最後にAmazonでは目次が掲載されていないので、ここに載せさせて頂きます。
Part1 入門編
第1章 セットアップと基本図形/色の描画
第2章 プログラミングの基本
第3章 アニメーションの基本
Part2実践編
第4章 大量の物体を同時に操作
第5章 運動の構造的に記述
Part3 応用編
第6章 ニュートン力学でリアルな表現
第7章 インタラクション
第8章 3次元空間の表現
Part4 メディア活用編
第9章 画像データ
第10章 ライブラリ
第11章 ビデオとサウンドデータ
Part5 外部ライブラリ活用編
第12章 controlP5:GUIでパラメータを設定
第13章 Fisica:物理シミュレーション
第14章 oscP5:データ通信でアプリケーション連携
第15章 OpenCV for Processing:コンピュータビジョン
※何点か間違いを発見したので、随時、こちらに追加させて頂きます。
P.102 の加速度を求める式は a = F / m なので、mult()ではなくdiv()が正しい。
P.52 P.66 のupdate()はdraw()の間違いかと思われます。
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