リメイクやコミカライズの様に、名の知れた原作ありきの作品は、
えてして出来の悪い贋作になるものですが、この作品はさにあらず
主人公であるアトムを安易に動かさず、ロボット刑事ゲジヒトを中心に据え、
骨太なサスペンスに仕上がってます
レビュワー同様、原作を知っている世代だと、
物悲しくも多々のロボットの出るアクション物を想像すると思います
ですが、今作はゲジヒトを中心に物語が展開し、
今巻では謎の殺人(言うてもロボット=人権がある=ですが)を追います
モンブラン等、原作のイメージを色濃く残す、所謂ロボットなタイプも居ますが、
ゲジヒトやアトム等、人間そのものなタイプも多数出てきます
人間とロボット、ロボット同士の関わりは、涙を誘うだけでなく、
考えさせられる事も多々あるでしょう
ゲジヒトは刑事故に事件を追っていくのですが、
その最中でロボットであるのに何故か見る夢の謎や、
ゲジヒト含め大量破壊兵器足りうる世界最高のロボット達の、
目覚め始めた新しい感情なども織り込まれていきます
地上最大のロボットを骨子に、オリジナリティ溢れる視点と流れの傑作と思います
アトムファンも漫画ファンも、納得の素晴らしい作品だと思います
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PLUTO (1) (ビッグコミックス) ペーパーバック – 2004/9/30
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▼第1話/モンブランの巻▼第2話/ゲジヒトの巻▼第3話/ブラウ1589の巻▼第4~6話/ノース2号の巻(前・中・後編)▼第7話/ブランドの巻●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)●あらすじ/ある夜、スイス林野庁所属のロボット・モンブランが、山火事現場でバラバラの破片となって発見された。翌朝には、別の場所でロボット法擁護団体の幹部・ランケも遺体で見つかり、双方の現場を検証した捜査官・ゲジヒトは、二つの事件が同一犯のロボットによるものと考え、追及を開始する(第1話)。●本巻の特徴/巨匠・手塚治虫の代表作に、現代を代表するコミック作家・浦沢直樹が挑む! 『鉄腕アトム』の名作エピソード「地上最大のロボット」をモチーフにした話題作が、満を持して単行本化!!
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/9/30
- 寸法12.8 x 1.4 x 18 cm
- ISBN-104091874312
- ISBN-13978-4091874313
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/9/30)
- 発売日 : 2004/9/30
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 190ページ
- ISBN-10 : 4091874312
- ISBN-13 : 978-4091874313
- 寸法 : 12.8 x 1.4 x 18 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 286,624位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 156,466位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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VINEメンバー
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7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2004年10月3日に日本でレビュー済み
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ロボットと人間が共存する未来の世界を舞台にした浦沢直樹さんの新シリーズ。その開幕を告げる第1巻です。
「地上最大のロボット」は読んだことのない私でしたが、同じ手塚治虫の名作「火の鳥 復活編」の物語に出てくるロボットの物語に通じるものを、本書を読んでいて感じました。
記憶することや運動能力など、ある分野では人間の及びもつかない能力を発揮するが、愛という感情や芸術などの創造力という面に限っては、人間の持つ力にかなわないとされているロボット。彼らロボットが、しかし、感情の面でも限りなく人間に近づいたらどうなのか。どころか、人間よりも人間らしい感情を持つようになったとしたらどうなのか。そうした高度な感情を持つようになったロボットの孤独、悲しみ、ジレンマ、そして人間と関わり、心の触れ合いを持っていく様子が、本書に描き出されていたように思います。
なかでも、失意の天才作曲家の許にロボットが執事としてやって来る、二人の交流を描いた話がとても良かった。最後のほうでは不覚、涙が出ました。
浦沢さんの『MONSTER』や『20世紀少年』のシリーズもそうでしたが、次の巻を早く読んでみたくなる謎めいた終わり方も巧いっ!
「ああ、早く読みたーい」という、とても気になる幕切れ。第2巻の発売が待ち遠しい限り。
「地上最大のロボット」は読んだことのない私でしたが、同じ手塚治虫の名作「火の鳥 復活編」の物語に出てくるロボットの物語に通じるものを、本書を読んでいて感じました。
記憶することや運動能力など、ある分野では人間の及びもつかない能力を発揮するが、愛という感情や芸術などの創造力という面に限っては、人間の持つ力にかなわないとされているロボット。彼らロボットが、しかし、感情の面でも限りなく人間に近づいたらどうなのか。どころか、人間よりも人間らしい感情を持つようになったとしたらどうなのか。そうした高度な感情を持つようになったロボットの孤独、悲しみ、ジレンマ、そして人間と関わり、心の触れ合いを持っていく様子が、本書に描き出されていたように思います。
なかでも、失意の天才作曲家の許にロボットが執事としてやって来る、二人の交流を描いた話がとても良かった。最後のほうでは不覚、涙が出ました。
浦沢さんの『MONSTER』や『20世紀少年』のシリーズもそうでしたが、次の巻を早く読んでみたくなる謎めいた終わり方も巧いっ!
「ああ、早く読みたーい」という、とても気になる幕切れ。第2巻の発売が待ち遠しい限り。
2005年2月15日に日本でレビュー済み
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『20世紀少年』は、届いたらすぐ読むくせに
本棚にしまっていたのを、やっと引っ張り出してきて読みました。
なぜ、さっさと読まなかったのだろう!
『アトム』とのコラボという謳い文句は知っていましたが
浦沢さんは“腕利きの料理人”といった感じの仕上がりです。
2巻以降がまたまた楽しみです。
本棚で眠ってたぶん、2巻発行までの日にちが短くなったので
ほんの少しだけよかったです。
ノース2号、あなたはとても素敵です。
もっともっとあなたの事が知りたかったです・・・。
本棚にしまっていたのを、やっと引っ張り出してきて読みました。
なぜ、さっさと読まなかったのだろう!
『アトム』とのコラボという謳い文句は知っていましたが
浦沢さんは“腕利きの料理人”といった感じの仕上がりです。
2巻以降がまたまた楽しみです。
本棚で眠ってたぶん、2巻発行までの日にちが短くなったので
ほんの少しだけよかったです。
ノース2号、あなたはとても素敵です。
もっともっとあなたの事が知りたかったです・・・。
ベスト1000レビュアー
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原作は兄が買ってきた雑誌「少年」をリアルタイムで読んだ憶えがあるが、アニメ「鉄腕アトム」が何度も再放送されていたのでアニメ版の方が印象が強い。どちらも子供向けであったが、単純な勧善懲悪で終わらないところが手塚らしかった憶えがある。
今回この第一巻を読んでみたが、大枠は手塚の「地上最大のロボット」を踏襲しているものの全く別の作品と見ていいだろう。まず明らかに大人向けの作品で内容は深い。主人公もアトムからサブキャラクターの「ゲジヒト」に代わっている。アトムが最後に出てくるが、全然印象を変えたのはさすがと唸らせる。期待できる滑り出しだ。
今回この第一巻を読んでみたが、大枠は手塚の「地上最大のロボット」を踏襲しているものの全く別の作品と見ていいだろう。まず明らかに大人向けの作品で内容は深い。主人公もアトムからサブキャラクターの「ゲジヒト」に代わっている。アトムが最後に出てくるが、全然印象を変えたのはさすがと唸らせる。期待できる滑り出しだ。