この作品の知名度をあげ(たと思われる)王華戦をフルに収録した改心の3巻!
実際本誌での人気もこれ以降地味に上がっていると思う。この調子で行って欲しい。
まず素晴らしいのは全ての行動・事象にしっかりとした理由が付けられており、
またそれに無理がない。自然な流れに思える。単純に面白い。燃える。
と、スポーツ作品としてかなり成長していると思う点。
それも作者の初期から必用に貼っていた複線のお陰であろう。
ヒロムの描く「スポーツの絵」に躍動感がないのは止まって見えるから。
ヒロムが野球部の入部試験で打てたのはボールがはっきり見えるから。
で、力やスピードの遅さは卓球において特に致命的じゃないから活躍の可能性がある。
・・・ここまでやられたらのめり込まざるを得ない。
正にこの作品が化けた瞬間でもあるだろう、この王華戦は。
丁寧な心理描写も手伝って極上の卓球作品に仕上げている。
その他に気に入った点は演出の妙。時計の歯車や卓球の心理戦をチェスに例えたものなど
実に面白く場面にあった演出になっている。また、一見サービス展開に見えても実はそれが
本筋に影響してるのも面白い。ヒロムの才能に気づいたのは岩熊だが(あれも細かいな)、
実際に仕上げたのは彼女という。
しかしここまでキッチリ入っているとこの巻で終わってもいいように調節してたのかな
とも思ったり。実際25話が載った時はもしかして終わった!?とドキドキした。
しかしこの25話は地味に感動する話でもある。相馬も泣いたのかな。
ラストの乙女ちゃんもいいとこ持ってくなあ。
あとこの巻でも後々への複線になるだろうな、という点がちらほらと蒔かれているので
そこら辺を想像して楽しむのもいいかもしれない。
本誌では再び試合になってるのでこれまた楽しみ。
しっかり人気を掴んで欲しいと切に願う。
あと江尻立真の短編集も出してくれれば最高。
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