とにかく読みにくい。本当に読ませる気があるのかというレベルで読みにくい。例えば以下。
"孫子の兵法は、その戦略を正しく理解している将軍は「確実に勝つ」と主張する。しかし、欺瞞、衝撃、破壊といった相手を直接攻撃する戦争の一般的な手法の多くは、ビジネスにはあてはまらない。それでもビジネスで「確実に勝つ」ということは本当に可能なのだろうか。私は、それは可能であり、孫子の基本的な概念はビジネスでも有効だと思っている。"
ふくらまし粉で膨張した文章とスカスカの中身。私はこの本に2000円の価値を見いだせなかった。OODAを知りたければ本書ではなくウィキペディア等を参照した方がはるかに素早く情報を理解できる。
OODA LOOP(ウーダループ) (日本語) 単行本 – 2019/2/22
チェット リチャーズ
(著),
原田 勉
(翻訳)
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本の長さ350ページ
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言語日本語
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出版社東洋経済新報社
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発売日2019/2/22
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ISBN-104492534091
-
ISBN-13978-4492534090
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
AI、IoT、ビッグデータ、ソーシャルメディアの発達によって、リアルタイムに環境変化のデータを収集し、機敏に判断して行動に移すスキルを高めることが、スピード重視のビジネスのなかで競争優位を築くための鍵になる。そのためには、OODAループを高速で回す組織づくりに取り組まなければならない。
著者について
チェット リチャーズ
戦略コンサルタント
航空機企業や専門的サービス企業のコンサルタント。OODAループの発案者である元アメリカ空軍大佐、故ジョン・ボイド(John Boyd)に長年師事し、親しい間柄であった。アメリカ空軍大学(US Air Force University)で講義を行い、ケネソー州立大学で教鞭を執っていた。ミシシッピ大学より博士号(数学)取得。
戦略コンサルタント
航空機企業や専門的サービス企業のコンサルタント。OODAループの発案者である元アメリカ空軍大佐、故ジョン・ボイド(John Boyd)に長年師事し、親しい間柄であった。アメリカ空軍大学(US Air Force University)で講義を行い、ケネソー州立大学で教鞭を執っていた。ミシシッピ大学より博士号(数学)取得。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
リチャーズ,チェット
航空機企業や専門的サービス企業のコンサルタント。OODAループの発案者である元アメリカ空軍大佐、故ジョン・ボイド(John Boyd)に長年師事し、親しい間柄であった。アメリカ空軍大学(US Air Force University)で講義を行い、ケネソー州立大学で教鞭を執っていた。ミシシッピ大学より博士号(数学)取得
原田/勉
神戸大学大学院経営学研究科教授。1967年京都府生まれ。スタンフォード大学よりPh.D.(経済学博士号)、神戸大学より博士(経営学)取得。神戸大学経営学部助教授、科学技術政策研究所客員研究官、INSEAD客員研究員、ハーバード大学フルブライト研究員を経て、2005年より現職。専攻は、経営戦略、イノベーション経済学、イノベーション・マネジメントなど。大学での研究・教育に加え、企業の研修プログラムの企画なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
航空機企業や専門的サービス企業のコンサルタント。OODAループの発案者である元アメリカ空軍大佐、故ジョン・ボイド(John Boyd)に長年師事し、親しい間柄であった。アメリカ空軍大学(US Air Force University)で講義を行い、ケネソー州立大学で教鞭を執っていた。ミシシッピ大学より博士号(数学)取得
原田/勉
神戸大学大学院経営学研究科教授。1967年京都府生まれ。スタンフォード大学よりPh.D.(経済学博士号)、神戸大学より博士(経営学)取得。神戸大学経営学部助教授、科学技術政策研究所客員研究官、INSEAD客員研究員、ハーバード大学フルブライト研究員を経て、2005年より現職。専攻は、経営戦略、イノベーション経済学、イノベーション・マネジメントなど。大学での研究・教育に加え、企業の研修プログラムの企画なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2019/2/22)
- 発売日 : 2019/2/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4492534091
- ISBN-13 : 978-4492534090
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2019年4月14日に日本でレビュー済み
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2019年3月24日に日本でレビュー済み
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PDCAサイクルがPlan計画、Do実行、Check評価、Action改善でサイクルを回すのに対しOODAループはObseve観察、Orient情勢判断、Decide決定(仮説)、Act実行で回す。そのため、OODAループはPDCAの亜種と理解することもでき、PDCAはDAOOに対応する。
しかしその根本的思想は異なる。OODAループは勝利するためにスピードを重視し、変化に対応するだけではなく、変化自体を作り出すことを目指している。そのため極端には、Decideを除いたOOAループ状を理想としている。これを可能にするには組織内の相互信頼、皮膚感覚、リーダーシップ契約、焦点の方向性を必要としている。具体的には古くさいと思われているあうんの呼吸と現場の主導性(創造性と自発性)および鍛錬と観察力である。
ここまで読んだ方は別にPDCAサイクルでも構わないのでないかと考えるかもしれない。だが計画の不完全性にあまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。そもそも未来を予測することは決してできない。またすべての情報を見れる神の目を持つこともできない。人は過去からは学べても未来からは学べない。むしろ過去の教訓から学びすぎて前例主義と化してしまう。不完全な予測と不完全な情報から将来を見通す事はできないのだ。
トヨタはPDCAで有名だが、そもそも大野耐一のトヨタ生産方式を読み直すと、計画性重視などどこにも書かれていない。書かれているのは自発的な創意工夫と改善提案の意義(これは計画に織り込む事が難しい)。また計画通りには行かないから、計画の中身はどんどん変えて行かざるを得ないと記述している。この発想はむしろOODAループ的といえる。
この点OODAループは優れている。最も合理的と思われる計画の選定などにエネルギーを使わず、まず観察することから始まる。 だがそもそもきちんと観察できているのだろうか。禅や老子では煩悩や人間の認識能力の限界で、ありのまま現実を見れないと説く。本書に禅や老子が何度も記述されるのは決して偶然ではない。老荘思想では何もかも人為的にコントロールできるとは考えず、間接的アプローチをとる。可能なのは素早い観察と深い洞察、それからできることをやる。トヨタのなぜ5回も深い観察から洞察を導き出す手段にすぎない。
鍛錬による人間の認知機能を向上するプロセスこそがOODAループといえ、OODAループが決して軍事やビジネス上の問題解決ツールに終わらない理由がここにある。
あまりの良書で繰り返し読んでしまった。著者および訳者に感謝する。
しかしその根本的思想は異なる。OODAループは勝利するためにスピードを重視し、変化に対応するだけではなく、変化自体を作り出すことを目指している。そのため極端には、Decideを除いたOOAループ状を理想としている。これを可能にするには組織内の相互信頼、皮膚感覚、リーダーシップ契約、焦点の方向性を必要としている。具体的には古くさいと思われているあうんの呼吸と現場の主導性(創造性と自発性)および鍛錬と観察力である。
ここまで読んだ方は別にPDCAサイクルでも構わないのでないかと考えるかもしれない。だが計画の不完全性にあまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。そもそも未来を予測することは決してできない。またすべての情報を見れる神の目を持つこともできない。人は過去からは学べても未来からは学べない。むしろ過去の教訓から学びすぎて前例主義と化してしまう。不完全な予測と不完全な情報から将来を見通す事はできないのだ。
トヨタはPDCAで有名だが、そもそも大野耐一のトヨタ生産方式を読み直すと、計画性重視などどこにも書かれていない。書かれているのは自発的な創意工夫と改善提案の意義(これは計画に織り込む事が難しい)。また計画通りには行かないから、計画の中身はどんどん変えて行かざるを得ないと記述している。この発想はむしろOODAループ的といえる。
この点OODAループは優れている。最も合理的と思われる計画の選定などにエネルギーを使わず、まず観察することから始まる。 だがそもそもきちんと観察できているのだろうか。禅や老子では煩悩や人間の認識能力の限界で、ありのまま現実を見れないと説く。本書に禅や老子が何度も記述されるのは決して偶然ではない。老荘思想では何もかも人為的にコントロールできるとは考えず、間接的アプローチをとる。可能なのは素早い観察と深い洞察、それからできることをやる。トヨタのなぜ5回も深い観察から洞察を導き出す手段にすぎない。
鍛錬による人間の認知機能を向上するプロセスこそがOODAループといえ、OODAループが決して軍事やビジネス上の問題解決ツールに終わらない理由がここにある。
あまりの良書で繰り返し読んでしまった。著者および訳者に感謝する。
2019年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野中郁次郎氏を中心とした「ナレッジ」の文脈を、久しぶりに補ってくれる良書。
野中氏の近書が、海兵隊の機動力について書かれた物だが、合わせて詠むと、読者の仮説が広がると思う。
PDCAの即物性や、責任の所在の明確さといった特徴の方が、労働のフレームワークとしては妥当なケースが多いかも知れないし、プロトタイピングが繰り返せる資力があるなら、デザイン思考で済む話かもしれない。
ただ、そこに作家性と機動力の両立を考えるなら、観念論の空回りも織り込んだOODAのアプローチの方が適していると思う。
軍隊のドクトリンから、アートを含む観念論 までを横断する内容なので、上手く切り分けられた科学的な書籍ではないかもしれないが、データの集積から導かれる事それ以上のビジョンを持たねばならないのであれば、示唆を与えてくれる。
現実の日々の仕事に、アート・哲学といった自身の観念・ビジョンを加えていくには、結局、その余地を作れるスピード、機動力が求められる。
その「コツ」のようのものの手がかりになる。
野中氏の近書が、海兵隊の機動力について書かれた物だが、合わせて詠むと、読者の仮説が広がると思う。
PDCAの即物性や、責任の所在の明確さといった特徴の方が、労働のフレームワークとしては妥当なケースが多いかも知れないし、プロトタイピングが繰り返せる資力があるなら、デザイン思考で済む話かもしれない。
ただ、そこに作家性と機動力の両立を考えるなら、観念論の空回りも織り込んだOODAのアプローチの方が適していると思う。
軍隊のドクトリンから、アートを含む観念論 までを横断する内容なので、上手く切り分けられた科学的な書籍ではないかもしれないが、データの集積から導かれる事それ以上のビジョンを持たねばならないのであれば、示唆を与えてくれる。
現実の日々の仕事に、アート・哲学といった自身の観念・ビジョンを加えていくには、結局、その余地を作れるスピード、機動力が求められる。
その「コツ」のようのものの手がかりになる。
2021年3月3日に日本でレビュー済み
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OODAは昔から軍事領域で使われてきた用語らしいのですが、VUCAの時代ではビジネスでもとても有効とされ、ここ数年でよく聞くようになりました。
PDCAとの棲み分けが気になっていましたが、本書ではそこについても詳しく説明されています。
PDCAとOODAの比較表も載っており、どんなプロジェクトであればどちらが適しているか?というのも明確になりました。
軍事領域の話は私は知見があまりないので読み進めるのは大変でしたが、ビジネスでの活用方法やPDCAとの棲み分けについてはとても分かりやすく書かれています。
いきなり上司やクライアントがOODAと言い出してるけど使いこなせる自信がない、というビジネスマンも多いと思いますが、本書はこれからOODAを扱う方にも非常に参考になるかと思います。
とても参考になりました。
PDCAとの棲み分けが気になっていましたが、本書ではそこについても詳しく説明されています。
PDCAとOODAの比較表も載っており、どんなプロジェクトであればどちらが適しているか?というのも明確になりました。
軍事領域の話は私は知見があまりないので読み進めるのは大変でしたが、ビジネスでの活用方法やPDCAとの棲み分けについてはとても分かりやすく書かれています。
いきなり上司やクライアントがOODAと言い出してるけど使いこなせる自信がない、というビジネスマンも多いと思いますが、本書はこれからOODAを扱う方にも非常に参考になるかと思います。
とても参考になりました。
2019年8月15日に日本でレビュー済み
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PDCAによる業務のブラシュアップは時として効率、効果が期待できないこと、5カ年、10年など中の長期計画がいかに無駄なことかよく分かりました。
本文と訳者解説が1セットになっていて、本文が難解なので解説が本文のすぐあとに配置されてとても分かりやすく読み進められました。
戦略は完コピできない、鍛錬と信頼の獲得という一見非効率と思われる方法で培われ、それを最も効率を上げるUS軍組織が採用されるのもこの本を読むと納得できます。
本文の内容は経営者やそれにかなり近しい上級職向けの内容でしたが、読み替えることにより十分社員としても応用できるのではないかと感じました。
仕事は学業と違い、定型業務であっても大抵が予測不可能なことへの対処に追われるもの(会社自体が顧客という不定形なものを扱うのでマクロでは不定形)なので、社員であってもOODAループは知っていて損はないと思われます。
自分も耳が痛い話ですが出来る限り実践したいと思いました。
本文と訳者解説が1セットになっていて、本文が難解なので解説が本文のすぐあとに配置されてとても分かりやすく読み進められました。
戦略は完コピできない、鍛錬と信頼の獲得という一見非効率と思われる方法で培われ、それを最も効率を上げるUS軍組織が採用されるのもこの本を読むと納得できます。
本文の内容は経営者やそれにかなり近しい上級職向けの内容でしたが、読み替えることにより十分社員としても応用できるのではないかと感じました。
仕事は学業と違い、定型業務であっても大抵が予測不可能なことへの対処に追われるもの(会社自体が顧客という不定形なものを扱うのでマクロでは不定形)なので、社員であってもOODAループは知っていて損はないと思われます。
自分も耳が痛い話ですが出来る限り実践したいと思いました。
2019年10月13日に日本でレビュー済み
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私にとってのジョン・ボイド大佐はE-M理論とFX、LWF、AX計画に多大な貢献をした米空軍の航空優勢回復に貢献した人物との認識だがそれ以上に世間で評価されているのが本書に書かれたOODAループであるのを数年前にWebで知りました。諄いという書評もあるようですが多少なりともボイドの経歴を知る者としては戦史を絡めた歴史と事項の繰り返しの対比はOODAループの本質を理解する上で私にとっては有益でした。OODAループは組織・集団のみならず個々人の思考プロセスの手法としても応用出来ると考えており「PDCA」程度しか知らなかった無知な私にとっては実践的な思考回路の書と理解しています。