私は『ONE』を、この廉価版でプレイしました。このソフトは当然私の最新型PC(スペックは非公開w)には対応していないので、プレイ中にしょっちゅう誤作動が生じました。プレイしている途中で唐突にウィンドウが閉じたり、マウスカーソルが硬直して動かなくなったりすることが多々ありました。
この廉価版は、操作性がメッチャ悪かったです。なんとこのゲームの画面には、今ではノベルゲームに当たり前に実装されている「文章を早送りする」ボタンが付いていないのです。プレイするのがあまりにも苦痛だったので説明書を読んでみたら、「Ctrlキーを押したら文章を早送りできる」とちょろっと書いてありましたw。ちなみにこのゲームには「バックログを表示する」機能も残念ながら付いてので、大事な文章をうっかり読み飛ばしても前には戻れません……。
また、このゲームはグラフィックも見ていてキツいものがありましたね。登場人物のイラストのデッサンがかなり狂っていることが多くて、現代では到底商品化できないレベルでした。BGMにループ再生する機能が付いてなくて、曲が終わったら場面が変わるまでずっと無音になります。このゲームの攻略ヒロインは6人もいて、しかも正解の選択肢を選ぶのがかなり難しかったです。
このゲームは今プレイしてみるとかなり苦痛でしたが、この作品を再評価する価値は「大いにある」と私は断言します。
私がプレイした限り、『ONE』のテーマは「絆」「繋がり」だと思います。浩平が取り込まれそうになった「永遠の世界」は、身近な人々との繋がりを断ち切る世界だと思います。そこで重要になってくるのが、恋人や友人との絆です。恋人や友人と連帯することによって、浩平は「永遠の世界」で分断されなくなるのです。ですからこのゲームでは、「分断/連帯」の区別が重要だと思います。
なお、作中でシュンが「すべてが現実なんだよ。物語はフィクションじゃない。現実なんだよ」と言っているので、この作品に「虚構/現実」の区別を安易に持ち出すのは危険だと思います。
分割払い・リボ払いも利用可能 この商品は、クレジットカード分割払い(最大24回)またはリボ払いでご購入いただけます。