アーティストについて
1960年、京都生まれ、東京在住。父、祖父とも写真家。周囲の大人が芸術関係ばかりという環境で少年期をすごし、学生時代は、デザインと写真工学を二つの大学で学ぶ。2校の学籍及び浪人、米国遊学、留年により8年間の学生生活をおくる。その間に写真やデザインの制作の傍ら電子音楽に興味をもちはじめ、シンセサイザーとテープを使いさまざまな実験音楽、環境音楽を制作、ライブなどで発表。また当時の音楽はNHKの番組BGMやテーマ曲に使用された。そのほか卒業制作の作品を、当時カリスマ的な人気があったEP-4佐藤薫氏のインディーズレーベルよりカセット+シルクスクリーンの作品をリリース。その活動が当時のサブカル誌、宝島などに紹介される。卒業後上京、広告制作会社のモス・アドバタイジングに入社。直属の上司は当時コピーライターであった、故・川勝正幸氏。その後、1年半で退社し平成元年に(有)アウトサイドディレクターズカンパニーを設立、1991年最初の展覧会ではコンピュータグラフィックで「アルファべチカル・オルガズム」を発表、多くの国内外のプレスから取材を受け、その後もコンスタントに作品を発表。他、マルチメディアプロダクションとして、多くの作品にたずさわり、ソニーミュージックからPCゲーム作品「東脳」、米国ソニーからは米題「EASTERN MIND」としてデビュー。そのほか音楽CD「EQUAL」などが日本、ヨーロッパのソニーからリリースされた。その後、現在もカルトクラシックとして名高いプレイステーションの「LSD/ドリーム・イミュレーター」をアスミックエースより発売。近年、一旦すべてをリセット、原点に戻り、作品制作を中心に活動を開始。また時を同じくしてベルリンのテクノレーベルSLEEPERS RECORDSよりのオファーにより音楽活動も再開