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NQ ネットワーク指数 単行本 – 2009/5/22
マイケル・ダルワース (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
枝廣 淳子 (翻訳) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
「ネットワーク」を意識しはじめたのは、いまから10年ほど前に環境メールニュースの無料配信をはじめた時です。通訳や取材で得る環境問題に関するさまざまな情報や学びを「おすそ分け」したいと、知人や友人にメールで送りはじめたのが最初でした。
おすそ分けのつもりではじめたのに、半年後ぐらいから、さまざまなコメントや情報が戻ってくるようになり、びっくりしました。そして、そこから講演や執筆の依頼が次々と来るようになったのです。メールニュースに集まってくる情報から学んだことをメールニュースに書いたら、さらに多くの情報や考え方などが集まってくる……思ってもいなかった好循環の真ん中に自分がいることに気づいたのでした。そうするなかで、環境問題のさまざまな分野の第一人者や専門家、地域や組織での実践家に出会うようになり、30年近く前から世界各国から数百人が参加し、システム思考や持続可能性に取り組んでいる「実践のコミュニティ」バラトン・グループにも参加するようになりました。
ネットワークって、山の頂上から小さな雪玉を転がしたように、どんどんとそれ自体の力で大きくなっていって、想像もできないほど素敵な次元に自分を連れて行ってくれる―実体験からそう思っています。『不都合な真実』(ランダムハウス講談社)の翻訳だって、「日刊 温暖化新聞」「私の森.jp」といったウェブでの活動だって、ネットワークがなければ実現しませんでした。そして、これらの仕事や活動から、さらにネットワークが広がり深まっているのです。
ふと「この情報はあの人の役に立ちそう」と思ったら、一言添えて転送する。「あの人とこの人は似たようなことをやっている」と気づいたら、つないでみる―そんな小さな“ひと手間”をかけることで、気づかぬうちにネットワークが大きくなってきたように思います。新しい機会につないでくれる、そして何かわからないことがあれば、教えてくれる(少なくとも誰に聞けばよいかを教えてくれる)多くの方々に支えられて、今の自分がある。本当にありがたいことです。
ネットワークとは、「力の溜めどころ」のようなものだと思っています。いざというとき、大きくジャンプしたいとき、その「溜め」があるのとないのとでは、動ける範囲や効果がまったく違ってきます。そしてうれしいことに、いつでも気づいたときから、ネットワークづくりを効果的に行うことができます。ネットワークづくりに力を入れて、失うものはありません。しかし、それをやるかやらないかが、明日を変えるかもしれません。間違いなく、数年後には大きな差になってきます。
「人間」とは「人の間」と書くように、人と人がつくり出す力を最大限に高め、活用することは、私たち一人ひとりの人生や成長にも、社会や世界のためにも、大きく役立つのです。
枝廣淳子
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2009/5/22
- ISBN-104492556435
- ISBN-13978-4492556436
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
ミシガン大学卒業、南カリフォルニア大学行政学修士(組織行動論)。
エグゼクティブ・ネットワークス・インクの会長兼CEO。同社は、グローバルに活躍する大企業に対し、エグゼクティブ向けの同輩ネットワークを提供する世界の有力企業である。
コンコース・グループのラーニング・サービスでバイス・プレジデント、ラーニング・テクノロジーズ・グループ・インクの創業者兼CEOを務めるなど多彩なキャリアを持ち、エグゼクティブ開発、学習、ハイパフォーマンス組織の第一人者として活躍している。
枝廣淳子(えだひろ じゅんこ)
環境ジャーナリスト、翻訳家、(有)イーズ代表、(有)チェンジ・エージェント会長、NGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表、首相の「地球温暖化問題に関する懇談会」メンバー、東京大学人工物工学研究センター客員研究員。
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境問題に関する講演、執筆、翻訳等の活動を通じて「伝えること、つなげること」でうねりを広げつつ、変化を創り出し広げるしくみづくりを研究。地球環境の現状や世界・日本各地の新しい動き、環境問題に関する考え方や知見を環境メールニュースで広く提供している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ミシガン大学卒業、南カリフォルニア大学行政学修士(組織行動論)。エグゼクティブ・ネットワークス・インクの会長兼CEO。同社は、グローバルに活躍する大企業に対し、エグゼクティブ向けの同輩ネットワークを提供する世界の有力企業である。コンコース・グループのラーニング・サービスでバイス・プレジデント、ラーニング・テクノロジーズ・グループ・インクの創業者兼CEOを務めるなど多彩なキャリアを持ち、エグゼクティブ開発、学習、ハイパフォーマンス組織の第一人者として活躍している
枝廣/淳子
環境ジャーナリスト、翻訳家、(有)イーズ代表、(有)チェンジ・エージェント会長、NGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表、首相の「地球温暖化問題に関する懇談会」メンバー、東京大学人工物工学研究センター客員研究員。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境問題に関する講演、執筆、翻訳等の活動を通じて「伝えること、つなげること」でうねりを広げつつ、変化を創り出し広げるしくみづくりを研究。地球環境の現状や世界・日本各地の新しい動き、環境問題に関する考え方や知見を環境メールニュースで広く提供している。環境を軸にしたマルチキャリアの展開が評価され、『日経WOMAN』の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004キャリアクリエイト部門」を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2009/5/22)
- 発売日 : 2009/5/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 226ページ
- ISBN-10 : 4492556435
- ISBN-13 : 978-4492556436
- Amazon 売れ筋ランキング: - 894,782位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 83,734位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
環境ジャーナリスト、翻訳家。
幸せ経済社会研究所所長、有限会社イーズ代表、有限会社チェンジ・エージェント会長
大学院大学至善館教授
幸せ経済社会研究所
https://www.ishes.org/
イーズ未来共創フォーラム
https://www.es-inc.jp/
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。
『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンス(しなやかな強さ)を高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
心理学をもとにしたビジョンづくりやセルフマネジメント術でひとり一人の自己実現をお手伝いするとともに、システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場づくり・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次世代の育成に力を注ぐとともに、島根県隠岐諸島の海士町や熊本県の水増(みずまさり)集落、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創りなおすプロジェクトにアドバイザーとしてかかわっている。
主な著訳書に、
『「エコ」を超えて-幸せな未来のつくり方』(海象社)
『地球のためにわたしができること』(大和書房)
『不都合な真実』(武田ランダムハウスジャパン)
『地球のなおし方』(ダイヤモンド社)、
『レジリエンスとは何か-何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる』(東洋経済新報社)
『学習する組織』(訳・英治出版)
『世界はシステムで動く』(訳・英治出版)
『大転換-新しいエネルギー経済のかたち』(訳・岩波書店)
『「定常経済」は可能だ!』(岩波書店)
『不都合な真実 2』(訳・実業之日本社)
『地元経済を創りなおす』(岩波新書)
『アニマルウェルフェアとは何かー倫理的消費と食の安全』 他多数。
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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どうにも他人に説明するのが難しく困っています。
「つながる力」を信じていない人へ「つながる力」の素晴らしさを
説明する方法を知りたくて、この本を手に取りました。
しかしながら、結論から言うと、
「つながる力」の大切さを認知できていない人には、
「この本を片手に闘っても通じないかもしれないな」というのが、感想。
その点に関しては、ほとんど語られないため
読み進める間に、私の悩みは日本独自の悩みなのかもしれないという思いになりました。
日本は欧米と違い、個人が主体的にネットワークを作らなくても
仕事のネットワーク(肩書など)で、
ある程度の仕事が流れる傾向があるのかもしれません。
(年功序列などによる就業意識の違いでしょうか?)
一方で、既にネットワーキングの力を理解し、より一層磨こうと思う人には
とても良い本のように感じます。
何よりも、本著は"主体的に"ネットワークを磨く事の大切さを教えてくれます。
そして「この本ならでは」の点は、
それをさらに利用しようと提言している点ではないでしょうか?
例えば、他のレビュアの方も書かれている「マイ役員会づくり」や
「組織ネットワーク分析」は、私にはとても興味深かったです。
さらに、後半に著者が挙げている10の未来予測も大変面白かった。
例えば、
「GPSと、データベースなどを活用して、"会うべき人"が近くにいる場合には、教えてくれるようになる」など
「つながる事」の大事さをますます深めてくれます。
【個人的な学びメモ】
・P&G の[Connect + Develop],[InnoCentive]という取組み
(本著の中では、簡単な紹介のみ)
・個人的なネットワークは自ら作っておく
・まず、現状認識のためにマッピングする。
・ネットワークは生モノであり、随時メンテが必要
・「マイ役員会」「組織ネットワーク分析」
・ヴァーチャルなネットワーキングの取りかかりは、既存のネットワークで試す事。
そして、まずその人たちしかアクセスできないようにする。
・ネットワーキングする事がビジネスになる。デバイス、ソフトも発展。
・GPS、DBなどとの連携
・そして、Face2Faceへの回帰が始まる。
ありがちな「利己的人脈づくり」
の本とは一線を画すということは
ほぼ予想できました。
それでも読んでみて、
「うんうんうんうん」
「なるほど!」と
納得の一冊でした。
枝廣淳子さんにとってそうだったように、
私にとっても、みなさんにとっても「特別な一冊」
になることは間違いないと思います。
素敵な言葉に彩られた同書の中でも、
特に私が素敵なだと思うのは、
「互恵」です。
「互恵」はその字の通り、
互いに相手に利益や恩恵を与え合うこと。
著者と訳者は口を揃えて言います。
「まず、与えなさい」と。
私もその考えに賛成です。
公私共どんなネットワークであっても
「まず与える」
ことってとても大切。
これって人間関係の基本ですよね!
自分の成長や夢の実現、世の中をよくするために役立つ
「ネットワークづくり」。
これならば気持ちよく取り組めますね!
ところが、私にとってもっとも目を開かされたのは、「自分の役員会をつくろう」というダルワースの提案である。
欧米企業では、社外取締役制度が定着しており、それ以外のアドバイザリー・ボード(顧問委員会)といった制度も発達している。いわば、日本企業の相談役のようなものだ。だが、欧米の場合、日本の相談役のような会社のトップが居座るポストではなく、多種多様な企業から、その会社のCEOを務めたやり手があつまり、経済全体の流れに即した適切なアドバイスを行う(ことになっている。実際は、迎えられる会社のCEOや経営陣への批判はなかなか出来ない)
ダルワースは、会社制度で活用されている、社外取締役制度、アドバイザー制度をここの人間が実践するべきだと説く。具体的には、普段から重要なアドバイスをいただいている人間の名前を紙に書き出して、だいたいもっとも自分にとって重要な5ー6人のリストを作れ、というのである。
いわば、「師匠・メンター人脈」の「見える化」である。いままで無意識的にやってきたことを、自覚的に行うべきだというのである。
世間には様々な自己啓発本がある。自分の内面の心の持ちようを変えるスピリチュアル、ガツガツと実践のすばらしさを説く欧米式の行動科学型のセルフ・ヘルプもの。しかし、これらの本は、土台となる人間関係に無理を来す場合も多く、副作用も多い。
その点、ネットワークの重要性を意識し、自覚的に無理のない範囲で人脈形成を行うことは、簡単にできる。だから、ネットワーク本にはあまりはずれがない。
そもそもわたし自身、今持っているネットワークがどのくらいの規模なのか、多様性
に富んだものなのか、また、自分がネットワークとどれだけつながっているのか、と
いうことにじっくり向きあってみたことがありませんでした。
この本では自分の「ネットワーク指数」(NQ)を知ることができます。さらに、NQ
を分析し、高める方法を幾通りも示してくれています。ネットワークの活かし方につ
いて広くヒントを得られる1冊だと思います。
ネットワークの本質は人間関係そのもの。個人としても、仕事上でも「つながり効果」
がいかに自身の人生を豊かにしてくれるものなのかということに気づかされます。つな
がりをつくるには、まず差し出すこと。どんな場面でも共通する第一歩かなと思います。
最後に資料として掲載されているリチャード・ライダーの「マイ役員会づくりの方法」
の中にも人生における大事な要素がつまっています。
翻訳は自らそのネットワークの力を活かして活動を続ける枝廣さん。「この本はぜひ
枝廣さんに訳してほしい」とオファーがあったということもうなづけます。