とにかく取っつき難そうな正法眼蔵。
これを「しょうぼうげんぞう」読むのたから、タイトルからして難しそう。
そんな書物のエッセンスを道元の哲学として読みといてくれます。
例えば道元の過去も未来もなく、ただ現在があるのみとする時間観を、ハイデカーの「存在と時間」に匹敵する哲学と紹介してくれる。そこから、全て存在が「今現在」であって、「仏性」だと捉え、「反省するな、希望をもつな」と生き方まで示してくれるのは宗教ならではでしょう。
道元の考えにどこまで納得できるかはともかく、この本をきっかけに、道元に関する他の本も読んでみようと思いました。
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