山本リンダ7枚目のアルバム。リンダ音頭ともいうべき、変わった作風の「ウヴウヴ」で始まる。他にシングル1曲とあとは例によって例のごとく、洋楽邦楽のカヴァー曲。後半、ノンストップでオールディーズカヴァー曲のメドレー形式になっていて、さすがに得意な分野だけあってこのアルバムの一番の聴き所、圧巻である。これが彼女の真骨頂。
邦楽では、野口五郎「私鉄沿線」や井上陽水「心もよう」、かまやつひろし「我が良き友よ」などフォークのカヴァーにも挑戦している。同時に発売された2枚とともにリンダの新鮮な輝きと魅力にあふれている。
これを機に、未CD化のアルバム、ことにセカンドアルバム、6thアルバムやライヴアルバムもCD化されれば文句はない。