町はずれの小さなお店「Life」。
だれかが働いているわけでも、なにかを売っているわけでもなく
お客は、「Life」をのぞいてほしいものがあれば持ちかえり、
だれかに使ってもらいたいものをおいていく。
木枯らしの日、おばあさんが「Life」にやってきた。
おじいさんに死なれて、花を育てる元気もなくなり、
遺された種を小さな袋に入れて
「花を育てることが大好きだった
おじいさんが用意していた、春にさく花の種です」と
メッセージを添えて、たなにいっぱい並べた。
少年が「Life」にやってきて
種をもらって、絵本をおいていく。
ベビーを連れた夫婦が、その絵本と種をもらって
ペアカップをおいていく。
これから結婚する二人が
ペアカップと種をもらって、レターセットを。
みんなが、メッセージカードを添えていった。
そして春、うつむいていた
おばあさんが顔をあげたら…。
しめくくりの
「きょうも『ライフ』には、だれかが何かをおいていき、
そして何かを持ってかえります。
そう、見えるものも、見えないものも」という言葉と
やわらかな絵の余韻に浸った。
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