あとがきを読むと、「精神的な境地を漫画で描いた、とても野心的な作品」なのだそうです。その通りだと感じました。
バンドデシネの熟成されたストーリーと迫力に満ちた画面構成。言うことなしだと思います。
「アルザック」とは違って、けっこう未来的な世界観なので、そこは前もって理解しておいたほうがいいかもしれません。
L'INCAL アンカル (ShoPro Books) 単行本 – 2010/12/21
アレハンドロ・ホドロフスキー
(著),
メビウス
(イラスト)
メビウス
(イラスト)
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本の長さ336ページ
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出版社小学館集英社プロダクション
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発売日2010/12/21
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ISBN-104796870830
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ISBN-13978-4796870832
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商品の説明
出版社からのコメント
巨匠メビウス、幻の長編コミックがついに完訳!! 謎の生命体アンカルをめぐり、ひょんなことから宇宙の命運を握る抗争に巻き込まれた私立探偵 ジョン・ディフールの運命は? フランス発、衝撃のスペースオペラ・コミックがついに登場!!
内容(「BOOK」データベースより)
R級ライセンスを持つさえない私立探偵ジョン・ディフールは、ひょんなことから宇宙の命運をつかさどると言われる謎の生命体“アンカル”を手に入れる。アンカルをめぐり、政府、ゲリラ組織、宇宙征服をたくらむ異星人など、さまざまな思惑が交錯し、ジョンは図らずも光と闇をめぐる壮大な宇宙抗争に巻き込まれていく。はたしてジョン・ディフールの運命は?カルト映画の巨匠ホドロフスキー原作!フランス発、衝撃のスペースオペラ・コミックがついに登場。
著者について
(画) メビウス Moebius 1938年、フランス生まれ。本名ジャン・ジロー。 大友克洋、浦沢直樹など多くの日本の漫画家に影響を与えたとして知られ、いまなお世界中の クリエイターから支持されるフランスコミック界の巨匠。コミック以外にも、『エイリアン』 『ブレードランナー』『フィフス・エレメント』など数多くのSF作品にも美術デザイナーとし て関わっている。代表作に『アルザック』、『エデナの世界』などがある。 (作) アレハンドロ・ホドロフスキー Alexandro Jodorowsky 1929年、チリ生まれの映画監督。代表作に、カルト映画の金字塔として知られる『エル・トポ』 や『ホーリー・マウンテン』などがある。特に『エル・トポ』は寺山修司から絶賛されたこと でも有名。1975年、制作中止となった幻の映画『デューン/砂の惑星』でメビウスと出会い、 以来、原作者として『アンカル』などの作品をメビウスとともにいくつかの作品を発表している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ホドロフスキー,アレハンドロ
1929年、チリ生まれの映画監督。1967年、『ファンド・アンド・リス』で監督デビュー。1970年に、のちに「カルト映画で最も重要な1本」と呼ばれる『エル・トポ』を発表し、1973年には『ホーリー・マウンテン』を発表、世界的名声を勝ち得る。特に『エル・トポ』は、日本では寺山修司が絶賛したことで知られている
メビウス
1938年、フランス生まれ。本名ジャン・ジロー。日本の名だたる漫画家に影響を与えたことで知られ、世界中のクリエイターから支持されるBD界の巨匠。1956年、処女作『フランク&ジェレミー』を発表し、1963年にジャン・ジロー名義で『ブルーベリー』シリーズを開始。現在まで続く人気シリーズとなる
原/正人
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1929年、チリ生まれの映画監督。1967年、『ファンド・アンド・リス』で監督デビュー。1970年に、のちに「カルト映画で最も重要な1本」と呼ばれる『エル・トポ』を発表し、1973年には『ホーリー・マウンテン』を発表、世界的名声を勝ち得る。特に『エル・トポ』は、日本では寺山修司が絶賛したことで知られている
メビウス
1938年、フランス生まれ。本名ジャン・ジロー。日本の名だたる漫画家に影響を与えたことで知られ、世界中のクリエイターから支持されるBD界の巨匠。1956年、処女作『フランク&ジェレミー』を発表し、1963年にジャン・ジロー名義で『ブルーベリー』シリーズを開始。現在まで続く人気シリーズとなる
原/正人
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館集英社プロダクション (2010/12/21)
- 発売日 : 2010/12/21
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4796870830
- ISBN-13 : 978-4796870832
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 277,248位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,809位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 134,357位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼才ホドロフスキーと今は亡きメビウスの作品。
一言で言うなら「圧倒!」
宇宙の危機が迫っているストーリーにも関わらず、キャラクターはコミカルで主人公が一番抜けてる。
画はアメコミのような見やすいタッチですが、遠景の描写が吸い込まれそうなくらいすごい。
軽い気持ちで読むと頭が追いつかないので、集中して読める時に読み進めた方が理解出来ます。
宇宙を舞台にしているだけあって、常識外れな世界がどんどん出てきます。
スピンオフの「メタ・バロンの一族」も読みました。
私は「メタ・バロンの一族」の方が好きですが、アンカルの方が読みやすいです。
装丁が立派なので、コレクションとしても価値があると思います。
BDに興味があるなら一度は読むべき作品です。読まないとこの凄さは分かりません。
一言で言うなら「圧倒!」
宇宙の危機が迫っているストーリーにも関わらず、キャラクターはコミカルで主人公が一番抜けてる。
画はアメコミのような見やすいタッチですが、遠景の描写が吸い込まれそうなくらいすごい。
軽い気持ちで読むと頭が追いつかないので、集中して読める時に読み進めた方が理解出来ます。
宇宙を舞台にしているだけあって、常識外れな世界がどんどん出てきます。
スピンオフの「メタ・バロンの一族」も読みました。
私は「メタ・バロンの一族」の方が好きですが、アンカルの方が読みやすいです。
装丁が立派なので、コレクションとしても価値があると思います。
BDに興味があるなら一度は読むべき作品です。読まないとこの凄さは分かりません。
2010年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本では、「アルザック」と並んで有名なメビウスの長編の初の完訳本です(ジャン・ジロー名義ではブルーベリーが有名ですが)。邦訳発売が遅すぎると感じる程の名作です。至宝の邦訳本と言えます。現在の視点で見ても、古さを感じさせません。初めて読む方でも、すんなり読めると思いますし、新たな刺激を受けること請け合いです。ストーリーも、まだ展開を難解にしなかった頃のホドロフスキーらしい味が良く出ています(「エルトポ」「ホーリー・マウンテン」「ファンド・アンド・リス」HDリマスター版DVDも、2011年1月に発売されました)。しかも、仏語版現行のデジタルペイントではなく、オリジナルカラー版の収録だというのが感激です。また、仏語合本版に比べて、分冊版の各表紙が収録されているのもポイント高いです。また、ユーロマンガvol.4(飛鳥新社)に掲載された番外編「ソリューンの誕生」も出版社の垣根を越えて掲載されています。
過去に発売された講談社版(第1巻のみの発売)と比較すると、講談社版では誤訳?もあり、珍妙でギクシャクした印象で読みにくかった会話やストーリーが、スムーズに読めます。これは、邦訳1巻発売時、本国でもまだ4巻までしか発売されておらず、以降の展開や登場人物(固有名詞が人物なのかどうかすら)が不明のまま翻訳されたためでしょう。名称も「ソルーヌ」となっていたのが、飛鳥新社版と同じ「ソリューン」に統一されたり、「フックミサイル」が「クロックミサイル」、「ハレンチ地区」が「赤い環」、「シンセ・ガールのボーカルサービス」が「人造娼婦(ホメオビュート)の甘いささやき」、「毒マムシ用警察拳銃」が「ヴァイパーポリス・ガン」、「黒卵子産卵大王(グランポンダー・トングルだいおう)さま」が「闇の産卵者」、「闇の女王」が「闇」、「黒いアンカル」が「闇のアンカル」に変更等々、現代のニュアンスに即した翻訳になっています(「セックスバンク」をわざわざ「セックス銀行」としなくても良かったとは思いますが…)。原作者名も「ジョドロブスキー」から「ホドロフスキー」と、現行の名称に統一されています(講談社版の発売は1986年、ホドロフスキーの映画「エルトポ」が日本で初めて一般公開されたのが1987年ですから仕方が無いです)。最近のShoProの他の邦訳本でいつも気になっていた解説のリーフレット(いつか無くしそうで怖いです)が無いのも、保存版の書籍として良心的だと思います。
原著全巻との比較では、原著より本のサイズが小さいので、圧縮されて色彩が濃いです。原著はもっと色彩が淡く美しいので、ビジュアルに興味のある方は仏語版を購入されてはいかがでしょうか(papier:パピエさんで現在も購入可能です。ちなみに仏語版では現在、本編以前やその後のアンカルのスピンオフストーリーのコミックも出版中です。メビウスのアートではありませんが、主人公ジョン・ディフールのその後などが気になる方は是非)。表紙がマットホワイトで高級感はあるのですが、経年による焼けや汚れが心配、というのは贅沢な不満ではあります(私は速攻でカバーをかけました)。とにかくこの価格でハードカバーで出版してくれたShoProの英断に拍手喝采を送りたいです。出版に当たっては、昨今のバンドデシネの静かなブームが良い追い風になった様です。また、2011年9月30日には「エデナの世界」の完全版邦訳が発売されました!。この勢いで随筆短編「まわり道」も収録したアルザックの新旧合本版も邦訳を出してほしいですねぇ(まだ新作3部作の1巻が出たとこではありますが、新作は文字が多くて…)、いっそのこと短編も…。贅沢な希望かもしれませんね。
過去に発売された講談社版(第1巻のみの発売)と比較すると、講談社版では誤訳?もあり、珍妙でギクシャクした印象で読みにくかった会話やストーリーが、スムーズに読めます。これは、邦訳1巻発売時、本国でもまだ4巻までしか発売されておらず、以降の展開や登場人物(固有名詞が人物なのかどうかすら)が不明のまま翻訳されたためでしょう。名称も「ソルーヌ」となっていたのが、飛鳥新社版と同じ「ソリューン」に統一されたり、「フックミサイル」が「クロックミサイル」、「ハレンチ地区」が「赤い環」、「シンセ・ガールのボーカルサービス」が「人造娼婦(ホメオビュート)の甘いささやき」、「毒マムシ用警察拳銃」が「ヴァイパーポリス・ガン」、「黒卵子産卵大王(グランポンダー・トングルだいおう)さま」が「闇の産卵者」、「闇の女王」が「闇」、「黒いアンカル」が「闇のアンカル」に変更等々、現代のニュアンスに即した翻訳になっています(「セックスバンク」をわざわざ「セックス銀行」としなくても良かったとは思いますが…)。原作者名も「ジョドロブスキー」から「ホドロフスキー」と、現行の名称に統一されています(講談社版の発売は1986年、ホドロフスキーの映画「エルトポ」が日本で初めて一般公開されたのが1987年ですから仕方が無いです)。最近のShoProの他の邦訳本でいつも気になっていた解説のリーフレット(いつか無くしそうで怖いです)が無いのも、保存版の書籍として良心的だと思います。
原著全巻との比較では、原著より本のサイズが小さいので、圧縮されて色彩が濃いです。原著はもっと色彩が淡く美しいので、ビジュアルに興味のある方は仏語版を購入されてはいかがでしょうか(papier:パピエさんで現在も購入可能です。ちなみに仏語版では現在、本編以前やその後のアンカルのスピンオフストーリーのコミックも出版中です。メビウスのアートではありませんが、主人公ジョン・ディフールのその後などが気になる方は是非)。表紙がマットホワイトで高級感はあるのですが、経年による焼けや汚れが心配、というのは贅沢な不満ではあります(私は速攻でカバーをかけました)。とにかくこの価格でハードカバーで出版してくれたShoProの英断に拍手喝采を送りたいです。出版に当たっては、昨今のバンドデシネの静かなブームが良い追い風になった様です。また、2011年9月30日には「エデナの世界」の完全版邦訳が発売されました!。この勢いで随筆短編「まわり道」も収録したアルザックの新旧合本版も邦訳を出してほしいですねぇ(まだ新作3部作の1巻が出たとこではありますが、新作は文字が多くて…)、いっそのこと短編も…。贅沢な希望かもしれませんね。
2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大友克洋のAKIRAや押井守の攻殻機動隊に出会ってから、今敏、士郎正宗、森本晃司、りんたろう、庵野秀明 他、日本の各種カルトアニメ、漫画・映画にハマりましたが、最近、アレハンドロホドロフスキーの映画「エル・トポ」「ホーリーマウンテン」「サンタ・サングレ」に触れ、「ホドロフスキーのDUNE」というドキュメンタリー映画を観てメビウスの素晴らしさを知り、当然本書を手に取った訳です。私にとって、バンドデシネという新しい扉を開いてくれた特別な本です。以来、アレハンドロホドロフスキーとメビウスの関連本は勿論のこと、バンドデシネ集めが趣味になりました。
国内では手塚治、宮崎駿、鳥山明などに影響を与え、海外の著名なクリエイターと様々な仕事をしてきたアレハンドロホドロフスキーとメビウス。芸能・芸術のルーツやメインストリームに居続けている方達だと思います。SFが好きな人であれば、強くお勧めします。
国内では手塚治、宮崎駿、鳥山明などに影響を与え、海外の著名なクリエイターと様々な仕事をしてきたアレハンドロホドロフスキーとメビウス。芸能・芸術のルーツやメインストリームに居続けている方達だと思います。SFが好きな人であれば、強くお勧めします。
2017年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これからメビウスのことについて卒論を書くために購入しました。
まず、帯にある「夢見ることは生きること」に心を打たれました。学生には高い本でしたが、内容はやはり値段うんぬんではなく、それ以上に知的好奇心を促してくれました。これからアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスの関係、神秘主義的思想にまで掘り下げるための最高のテキストだと思いました。
まず、帯にある「夢見ることは生きること」に心を打たれました。学生には高い本でしたが、内容はやはり値段うんぬんではなく、それ以上に知的好奇心を促してくれました。これからアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスの関係、神秘主義的思想にまで掘り下げるための最高のテキストだと思いました。
他の国からのトップレビュー

christophe
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年12月16日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
nice book, very good presentation