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LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 単行本 – 2016/10/21
アンドリュー スコット (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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■42万部突破! シリーズ累計52万部! LIFE SHIFT2も刊行! ずっと売れてます!
■「2018年のヒット商品番付」(SMBCコンサルティング)にて、「人生100年時代」が大関に選出
■「楽天市場 ヒット番付2018」にて、「ライフシフト消費」が西前頭に選出
■テレビ東京「池上彰が選ぶ今知っておきたい小さなニュース」にて紹介(2018年7月8日放送)
■Financial Times 電子版記事「Japan begins to embrace the 100-year life」にて紹介
■「人生の教科書」「『10年に1冊』の必読書」と大好評!
■NHKEテレ「ハートネットTV」にて紹介(2018年4月23日放送)
■TBS「林先生が驚く初耳学! 」にて紹介(2018年4月1日放送)
■TBS 水トク!『緊急!池上彰と考えるニュース総決算!2017 ニッポンが“危ない"』にて紹介(2017年12月6日放送)
■流行語大賞2017「人生100年時代」ノミネート
■DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの読者が選ぶベスト経営書2017 第1位
■リンダ・グラットン、政府の「人生100年時代構想会議」に起用!
■テレビ東京「ガイアの夜明け」、NHK総合「おはよう日本」、NHKEテレ「ニッポンのジレンマ」など各メディアで大反響!
■読者が選ぶビジネス書グランプリ2017にて、総合グランプリ受賞!
■ビジネス書大賞2017にて、準大賞受賞!
■「人生100年時代」ムーブメントのバイブル!
■反響の声続々! あらゆる世代から圧倒的支持!
誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。
働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。
目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。
世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。
みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という
3つのステージを生きた時代は終わった。
では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。
その一つの答えが本書にある。
100歳時代の戦略的人生設計書。
《本書の主な内容》
●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。
《世界を代表する知識人が称賛! 》
明快でタイムリー、オリジナルで書きぶりも素晴らしく、そしてとても恐ろしい。
ニーアル・ファーガソン(『劣化国家』著者)
より健康で長寿になる私たちの人生に関する迫真のケーススタディ。
私たちの知っている世界とはまったく別の未来がくるだろう。
ダロン・アセモグル(『国家はなぜ衰退するのか』著者)
【目 次】
日本語版への序文
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題
- 本の長さ428ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2016/10/21
- 寸法13.2 x 2.7 x 19.5 cm
- ISBN-104492533877
- ISBN-13978-4492533871
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出版社より

今こそ、自分の人生を生きよう
100年ライフでなにが変わるか?
- 70代、さらには80代まで働かなくてはならない
- 新しい職種が登場し、手持ちのスキルだけでは生き残れない
- 教育→仕事→引退という3ステージの人生が崩壊する
- 変化を経験する機会が増えるため、選択肢をもっておくことの価値が増す
- 子育て後の人生が長くなることで、家庭と仕事の関係が変わる
- 老いて生きる期間ではなく、若々しく生きる期間が長くなる
あなたの100年ライフをつくる本
この本は、未来が過去の延長線上にないと気づいている人たちに、未来の試練だけでなく可能性について知りたい人たちに、自分の現在と未来の職業人生を好ましいものにしたい人たちに、長寿を厄災ではなく恩恵にできる可能性を最大限高めたいと望む人たちに向けて書いた。(序章より)
こんな方にオススメ
- 転職したいけれど、勇気が出ない方
- 一生、会社員のまま終わりたくないと思っている方
- 定年後の生き方に不安がある方
- 将来のキャリアをどのように考えるべきか迷っている就活生
ライフシフトとは?
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私たちは本当に100年も生きるのか国連の推計によれば、2050年までに日本の100歳以上人口は100万人を突破する見込みです。 以下は、本書で紹介するデータの一例です。
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3ステージからマルチステージへ現在40歳の会社員が3ステージの人生を踏襲すると陥るかもしれない危険性
以上のような運命を避ける方法は、本書第5章で紹介しています。 |
お金だけが資産じゃないマルチステージを生きるために本書で重視されているのが、「無形資産」です。無形資産は、「よい人生」を送るうえで価値があるだけでなく、有形資産の形成を後押しするという点でも、重要な資産です。
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LIFE SHIFT(ライフ・シフト) | まんがでわかる LIFE SHIFT | LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略 | 超訳ライフ・シフト: 100年時代の人生戦略 | LIFE SHIFT 実践編―週刊東洋経済eビジネス新書No.224 | LIFE SHIFT リカレント編―週刊東洋経済eビジネス新書No.255 | |
著者 | リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット (著), 池村 千秋 (翻訳) | 星井 博文 (著), リンダ・グラットン (著), アンドリュー・スコット (著), 松枝 尚嗣 (イラスト) | アンドリュー スコット (著),リンダ グラットン(著), 池村 千秋 (翻訳) | リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット (著) | 週刊東洋経済編集部 | 週刊東洋経済編集部 |
内容紹介 | 寿命100年時代、あなたはどう生きますか? 新しい人生戦略を提示した『LIFE SHIFT』。誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。目前に迫る長寿社会を楽しむバイブルとなる一冊です。 | 今こそ、自分の人生を生きよう。「100年人生」の一大ムーブメントを巻き起こした30万部のベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』が待望のまんが化。長生きなんてしたくない。今が楽しければよく、将来に漠然とした不安を抱く大学生の美咲が、「ライフシフト」を実践し、自分らしく生きる留学生のエルザに出会った日から、美咲の家族を巻きこんで、美咲の日常が、人生が、少しずつ変わり始める。 | 新テクノロジー、AI、長寿化、コロナ、リモートワーク、副業、、、 この変わり続ける世界で、私たちはどう生きるか? 日本人の不安に応える「ライフ・シフト」実践編 シリーズ47万部。待望の最新版! | たくさんの絶賛の声をいただいた、『ライフ・シフト』。 この「10年に一冊」の必読書のエッセンスを、ぎゅっと凝縮。 読みやすい自己啓発書のスタイルでお届けします。 400ページのオリジナルを読み通す時間がない、翻訳書は苦手、 『まんがでわかる ライフシフト』では深い内容まで読み取れないといった 読者のための、エッセンシャル・バージョンです。 | 本書は『週刊東洋経済』2017年7月22日号掲載の31ページ分を電子化したものです。 | 本誌は『週刊東洋経済』2018年2月24日号掲載の26ページ分を電子化したものです。 |
発売日 | 2016/10/21 | 2018/8/31 | 2021/10/29 | 2020/9/25 | 2018/5/1 | 2018/6/29 |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
寿命100年時代、あなたはどう生きますか? 新しい人生戦略を提示した『LIFE SHIFT』が14万部のヒット
過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきた。そこから導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きするのだという。すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならない。そんな難題に英国の経営学者と経済学者のコンビが正面から向き合った本が、ハードな内容をものともせず、ベストセラー街道を邁進中だ。
「100年ライフの時代には、長い老後のためにお金を蓄えることも当然必要です。しかしそれだけではなく、変化し続ける環境に対応するためには、ライフ(人生)とワーク(仕事)のバランスが重要なんです」(担当編集者の佐藤朋保さん)
たとえば、機械化やAIの進歩を受けて雇用はどう変わるのか。予測しづらい変化に対処するための人的ネットワークをいかに構築するべきか。健康にはどう留意すべきか……などなど。本書が示す新たな問題の切り口は、極めて多彩だ。
「弊社のウェブメディアでは、著名人や有識者の方に、100年ライフと日本人の新しい生き方を示してもらっています。各地での読書会やSNSでの反響からも、みなさんが『自分ごと』として本書の内容を受け止め、考えた様子が伝わってきますね」(佐藤さん)
老若男女問わず、人生の岐路に立つ人すべてに、考えるヒントをくれる1冊だ。
評者:前田 久
(週刊文春 2017.06.01号掲載)内容(「BOOK」データベースより)
著者について
リンダ グラットン(リンダ グラットン)
ロンドン・ビジネススクール教授
人材論、組織論の世界的権威。
2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。2013年のランキングでは、「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン、「ブルー・オーシャン戦略」のチャン・キム&モボルニュ、「リバース・イノベーション」のゴビンダラジャン、競争戦略論の大家マイケル・ポーターらに次いで12位にランクインした。
組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる。
邦訳された『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)、『未来企業』のほか、Living Strategy, Hot Spots, Glowなどの著作があり、15を超える言語に翻訳されている。
アンドリュー スコット(アンドリュー スコット)
ロンドン・ビジネススクール教授
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPRのフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財政政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ。
【訳者】
池村 千秋(イケムラ チアキ)
翻訳家
翻訳者。リンダ・グラットンの前作『ワーク・シフト』のほか、ミンツバーグ『私たちはどこまで資本主義に従うのか』『MBAが会社を滅ぼす』、モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』、キーガンほか『なぜ人と組織は変われないのか』、ピンク『フリーエージェント社会の到来』、コーエン『大停滞』など、ビジネス・経済書の翻訳を数多く手がける。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる
スコット,アンドリュー
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ
池村/千秋
翻訳者。ビジネス・経済書の翻訳を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2016/10/21)
- 発売日 : 2016/10/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 428ページ
- ISBN-10 : 4492533877
- ISBN-13 : 978-4492533871
- 寸法 : 13.2 x 2.7 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 784位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1位労働総合関連書籍
- - 1位総務・人事・労務管理の労働問題
- - 2位年金・保険
- カスタマーレビュー:
著者について
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アンドリューJ.スコット教授は、彼が人類の最大の成果であると考えるものの機会を世界が認識し、つかむことを望んでいます。それは何ですか?過去100年間に世界中で発生した平均寿命の異常な増加。アンドリューの仕事は、個人、企業、社会が、そこからもたらされる利益をどのようにして引き出すことができるかを示すことです。
アンドリューは、さまざまな視点に立ったグローバルエコノミスト、教授、政府アドバイザーとして独自の視点をもたらします。そのミックスにより、彼は世界中の学界、業界、社会の先駆者、政策立案者にアクセスできるようになり、長寿が私たち全員に与える影響に関する彼の洞察を形作るのに役立ちました。
生活を再構築するために必要なこれらの洞察は、スコット教授のグローバルベストセラーである100年の人生の成功の背後にあります。この本は、15の言語に翻訳されており、さまざまな賞を受賞しています。この本は、グローバルナラティブを、老化の焦点から、長寿の利点をどのように享受するかを考えることに移すのに役立ちました。長寿をリードする国である日本では、「100年の人生をデザインする」という首相府の対応がありました。
ますます個人、企業、政府がこの課題に目覚めています。そうしないと、将来に備える準備ができていない個人や、「最大の新興市場」と呼ばれているものから利益を得ることができない企業が多すぎます。この長寿の議題を掌握する個人、企業、国は、今後数年間で重要な競争上の優位性から恩恵を受けるでしょう。
アンドリューの寿命への関心は、彼の考えの代表です。彼は大きなアイデアが大好きで、それらを理解することで現在および将来の行動に対する洞察がいかにもたらされるかを理解しています。スコット教授は、全体像が明確になるように「点をつなぎ合わせる」ことが好きです。 2020年にリリースされる彼の新しい本「The New Long Life」は、技術の変化と長寿がともに私たちに異なる生活を送ることを私たちに要求し、私たち全員が機会をつかむために何をする必要があるかに焦点を当てているので、熱心に待っています。
アンドリュースコットは現在、ロンドンビジネススクールの経済学教授であり、経済政策研究センターのリサーチフェローです。以前はオールソウルズ、オックスフォード大学、ハーバード大学、ロンドンスクールオブエコノミクスで職務に就いたことがある。彼は王立経済学会の経済ジャーナルの編集長、および2009年から2013年まで英国の金融サービス庁の非常勤取締役を務めていました。彼は、さまざまな政府や政府部門への政策顧問を務めてきました。現在、英国予算責任局の諮問委員会、内閣府名誉委員会(科学および技術)、長寿フォーラムの共同創設者、英国政府の長寿理事会および日本に関するWEF評議会のメンバー、ならびにスタンフォード大学長寿センターのコンサルティング学者。
カスタマーレビュー

上位レビュー、対象国: 日本
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確かに、人生が100年という時代になったら、どうなるか、という後半部分はこれまでにない視点での考察があり、良かったと思いますが、そもそも本当に人間の寿命が100才まで延びるのか、いつ頃になったらそうなる可能性があるのかという点については、一つの図表を引用しただけで、これまでが寿命が伸びてきたから今後も同じように伸びるはず、という単なる仮説に則っただけであったのにはガッカリしました。仮に人生100年時代が来るとしても、それが100年後であれば今の読者には関係のない話です。一番重要な部分の考察がろくになされていないので、机上の空論に終わる可能性もあると思って読む必要があると思いました。
よくあるのが、どれほど年金はもらえるか?(根本として年金がもらえるかもわからない)を起点として、「豊かな老後を送るには月に30万円が必要だ」とか結論付け
そのために、①不動産投資が必要だとか、②株や投資が重要だと論じ
勧誘への呼び水としております。(よくCM等で見ますよね)
本書はお金の問題も需要ではありますが、親や祖母の時代の生き方ではなく
「寿命が長寿することにより新しい生き方が登場するだろう」、と論じており、あくまで参考までにいくつかの生きた方の可能性・バリエーションを論じております。
(10年間に約2歳の寿命が延びている様です)
お金以外にも、仕事にキャリア・家族関係など、長い人生だから生じる問題について
いくつか疑問が呈されております。
あくまで人生の生き方はその人によると思いますし、その人生の送り方で
満足・落胆するのはその本人です。
100年生きるかもしれないとのいうポイントを常に意識して行動することで、ポジティブに
人生が送れるだろうと本書を読みながら感じました。
(長く生きることは時にネガティブな見方がありますが、長生きできる分いろいろな経験が出来る機会が多いということ。)
私は20代ですが40代や50代などもロールモデルも含まれておりそれぞれの年代において参考になる事はたくさんあると思います。そのためこれからも人生を謳歌していこうと考えている人にはぴったりの書籍だと思います。
将来のことを考えずに生きている方には感動なのかもですが、少し先のことを予測しながら動いてる人、または要点を飲み込むのが早く結局どうすればいいのかを知りたい人には苦痛だと思います。さっと前半数十ページを流し読みしたら、ファイナンシャルプランナーの勉強とExcel等で財務とキャリアの計画を立てた方が効果的だと思います。
私は20代後半の社会人ですが、2007年生まれの人は半数が107歳まで生きることを考えて生きなければなりません。従来の定年である65歳で仕事を辞めるとすると収入の25%を貯蓄に回さないと話にならないそうです。つい先日、日本でも年金問題として老後30年間に2000万円の貯蓄が必要なことを公表されてましたが、まだまだ甘いと思います。私の世代でいうと平均的な生涯年収2億円の25%なわけですから5000万円は必要な計算になります。こんなに貯められる人はほぼいないと思います。おそらくは相続するものも自分のために使わざるを得なくて下の世代に引き継ぐものはなくなってしまうと考えられ、状況はさらに深刻化していきます。
解決法としては何があげられるのか?それは引退年齢を引き上げることです。年金は逆ピラミッド社会では崩壊することが目に見えており、まさに上の世代から引いていくジェンガ状態です!この代償は全世代で均等に引き受けていくべきと考えており、徐々に支給額は下がっていくでしょう。私たちの世代はほぼ回収できなくなると予想されるため支払い額は必要最低限に抑えたいところです。
そうなると次に考えるべきは投資になります。金融リテラシーを計る5つの質問が挙げられており全問正解できる人は15%くらいだそうです。とくに日本では最初の3つの質問を全問正解できる割合が25%でありドイツの半分だそうです。(憂うべき数字ですね..)
具体的には年利2%は何年で10%増加に到達するか、インフレ率4%と金利2%では貯蓄は損かどうか、一つの株式を買うのと投資信託を買うのはどちらが安全か、ローン30年と15年ではどちらが損か、金利が上がれば債券価格は下がるかどうか
いずれも理詰めで答えることが可能ですが、投資の判断においてとても重要な知識であることは間違いありません。(逆に言うと知識がなければ投資しない方が賢明でしょう)
ビットコイン長者と呼ばれる人も儲けきることができたのはごく一部で残りは税金でかなり持っていかれて持続的に稼ぐことが困難であり、まさに宝くじ状態に陥っていると言われてます。本をたくさん読み、知的謙遜を忘れないことが個人的に重要だと考えています。
また収入源となる仕事においても大変価値のある洞察をリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットさんはされております。AIが台頭しつつあり、仕事は20年で半減することが予想されます。さらに、低、中、高スキルの仕事で分類した場合にまず中スキルの仕事から減っていき、高スキルの仕事も侵食されつつあります。ムーアの法則に則り、指数関数的に、増加していくことが前提となっており最近でいうとグーグルが量子コンピュータ(現在の最高峰であるスーパーコンピュータの16億倍の計算速度、これは筆者の予想も超えてます)を開発したことによりさらに加速するかもしれません。ですが、この変化は蒸気機関の開発と似ており、モノは使いようでもあります。増える仕事もあると言われており、例えばSNS関連の企業は出現することは予測不可能だったと言われております。希望もあるわけですが、それを掴むためには如何に幅広いスキルを身につけて時代の変化に柔軟になっておくかを準備しておく必要があります。私たち人生100年世代では今までは3つだったライフステージを5つに拡張していくことが提案されており、指標として無形資産である生産性資産(スキルなど)、活力資産(健康など)、変身資産(多様性など)と有形資産をライフステージ別にどう育てていくかについて考察されておりました。多様性、クリエイティブさがより大事になる世の中となっていくのでしょうね。
これらの内容は義務教育で取り入れてほしい所ですが、前提となる知識も大変多いため、仮に教えられたとしても実感が湧かず、スルーしてしまうかもしれません。なので社会人となり世間の厳しさに触れた20代でこの本に巡り会えたことが僥倖なのでしょう。
70歳以上の7割がもっと貯蓄しておけば良かったと後悔する現代ですが、今後は限りなくその割合が100%に近づくと思っています。そうなる前に皆さんにこの本に出会って頂きたいと思います。
「高齢化」と聞くと、ついそれを問題、何かネガティブなイメージを持ってしまうが、本書では、それをポジティブな変化と捉える。
(本書の中で「高齢化」という言葉を使わないのも、狙いがあるのだろうか。)
ただし、ポジティブに生きるためには、これまでとは異なる生き方を求められる。
本書では、これまでの生き方を「3ステージの人生」と呼ぶ。人生の段階を教育、仕事、引退に分けた考え方だ。
一方で、これからは「マルチステージ」の生き方を提案する。
3ステージで長寿を生き抜くためには、仕事期間を延ばし、引退後に慎ましく生きるしかない。
一方で、マルチステージを前提にすれば、教育→仕事→引退、という一直線、階段式の人生ではなく、その順序も変わるかもしれないし、引退後にまた仕事をしたり、仕事をしながら教育を受けたり、といった期間の重複も考えられる。
エイジ=ステージという社会の前提も変わってくるだろう。
マルチステージの人生を生きるために必要な要素として、有形の資産、代表的にはお金、だけでなく、無形の資産の重要性を具体的なロールモデルを示しながら説明する。無形の資産とは、具体的には、スキルや知識、ネットワーク、健康などが挙げられる。
昨年の年始、同じ日に読んだ『未来の年表』を思い出す。『未来の年表』が社会や国の変化、それに対するマクロな対策を提案する一方で、本書ではそれらの変化に対して、個人の生き方、新たなロールモデル、そして人生再考の切り口を示す。
目標を立てるこの時期に、頭の整理に役立つ1冊。