本を開いたら最初に出てきたのが、母、父、当事者、兄のそれぞれの物語だった。ふと涙がこぼれた。
自分の視点がそれぞれの立場になり、とても不思議な気持ちで読んだ。
ぼくも当事者だからか、家族の気持ちは見えない。この本に載せられるほど親はオープンではない。自分の親の気持ちを覗きたいと心のどこかで思っていた。だからこそ、親ときょうだいの気持ちを知ることが出来た気がして嬉しかった。
非常に個人的な感想だが、親のインタビューをもっと載せていいくらい。トランスジェンダーのお話が多かった。本に載っている一人ひとりが壮絶な人生を過ごしていたので、逆にLGBTQはそんな人生を過ごすんだというイメージがつくのではと気になった。順風満帆の人もいることを紹介してもいいかな。
LGBTQのことを全く知らない読み手にとってとても濃い内容になっている。なのでただただ驚きしかないかもしれない。全く理解できないかもしれない。
『だけどこんな人たちと、どこかの街ですれ違ったかもしれない、ということを想像してみよう』
それだけでいい。
きっとぼくらは分かり合えるはず。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
LGBTと家族のコトバ 単行本(ソフトカバー) – 2018/11/28
LGBTER
(著)
購入を強化する
日本では今、LGBT当事者は13人に1人いると言われている。
これは、左利きの人やAB型の人の割合とほぼ同じ数。
それでも、性的マイノリティとして、いまだ偏見や差別にさらされることも多い。
本書は、そんなLGBT当事者とその家族たち15名が、
赤裸々な半生を語ったインタビュー集だ。
葛藤の先に見つけた、自分たちらしい〝家族のかたち〟とは?
彼らの〝コトバ〟には、すべての人に共通する「幸せの本質」があった―。
漫画『弟の夫』作者・田亀源五郎氏、推薦!
「幸せの形は人の数だけあっていい。
そんなことを改めて考えさせてくれる本。」
◆CONTENT◆
01 娘が息子に(妹が弟に)なった家族
しっかり者の母に穏やかで優しい父、
面倒見のいい長男と甘えん坊な長女の4人家族。
ある時、長女が勇気を振り絞り、「自分は男だと思う」と家族に告げた……。
02 元女性の夫とその妻
幼少期から柔道で“日本一"を目指しながらも、
女性らしく成長していく自分の身体への嫌悪感に苦しんできた夫と、
夫のすべてを受け入れ、支え続けた妻の物語。
03 9歳差のレズビアンカップル
両親の離婚後、居場所を探してさまよった女性と、
母の最期を看取ったことでレズビアンとして生きる覚悟を決めた女性。
ふたりが結婚式を挙げるまでには、さまざまな出会いと別れがあった。
04 レズビアンの娘とその母
レズビアンである自分を受け入れ、前向きに生きる娘と、
なにがあっても娘を信じて応援し続ける母との、愛と絆の物語。
05 男性と女性の間にいる母
女らしくあることが苦痛。自分が何者かはっきりしない……。
そんな毎日の末に壊れてしまった心を救ってくれた男性との間に子どもを授かり、今、母になった―。
06 性別に関係なく息子にとっての母
33歳の時、ママ友のひとりに疑いようもない恋心を抱き、離婚を決意。
男性へと変わりつつある“母"は、しかし、今もこれからも、息子にとっての“母"であり続ける……。
07 男性から女性になった夫
18歳の時に、知り合った女性と結婚。その後、性同一性障害だと気づき、
性別適合手術を受けたいと打ち明けても、妻の態度は変わらなかった―。
08 性自認は男性だが子ども2人を産んだ母
苦しみを乗り越え、性同一性障害と向き合い、一時は男性として生きることを決心。
それでも、子どもを産み育てることはどうしても諦められなかった、二児の母の物語。
09 ゲイ3人で暮らす家族
ゲイであることを自覚するきっかけをくれた初恋の彼の死や、探し求めた自らのルーツ。
様々な困難を乗り越え、多様なパートナーシップのあり方を知り、
今、2人の男性と見つけた、新しい家族のかたち―。
これは、左利きの人やAB型の人の割合とほぼ同じ数。
それでも、性的マイノリティとして、いまだ偏見や差別にさらされることも多い。
本書は、そんなLGBT当事者とその家族たち15名が、
赤裸々な半生を語ったインタビュー集だ。
葛藤の先に見つけた、自分たちらしい〝家族のかたち〟とは?
彼らの〝コトバ〟には、すべての人に共通する「幸せの本質」があった―。
漫画『弟の夫』作者・田亀源五郎氏、推薦!
「幸せの形は人の数だけあっていい。
そんなことを改めて考えさせてくれる本。」
◆CONTENT◆
01 娘が息子に(妹が弟に)なった家族
しっかり者の母に穏やかで優しい父、
面倒見のいい長男と甘えん坊な長女の4人家族。
ある時、長女が勇気を振り絞り、「自分は男だと思う」と家族に告げた……。
02 元女性の夫とその妻
幼少期から柔道で“日本一"を目指しながらも、
女性らしく成長していく自分の身体への嫌悪感に苦しんできた夫と、
夫のすべてを受け入れ、支え続けた妻の物語。
03 9歳差のレズビアンカップル
両親の離婚後、居場所を探してさまよった女性と、
母の最期を看取ったことでレズビアンとして生きる覚悟を決めた女性。
ふたりが結婚式を挙げるまでには、さまざまな出会いと別れがあった。
04 レズビアンの娘とその母
レズビアンである自分を受け入れ、前向きに生きる娘と、
なにがあっても娘を信じて応援し続ける母との、愛と絆の物語。
05 男性と女性の間にいる母
女らしくあることが苦痛。自分が何者かはっきりしない……。
そんな毎日の末に壊れてしまった心を救ってくれた男性との間に子どもを授かり、今、母になった―。
06 性別に関係なく息子にとっての母
33歳の時、ママ友のひとりに疑いようもない恋心を抱き、離婚を決意。
男性へと変わりつつある“母"は、しかし、今もこれからも、息子にとっての“母"であり続ける……。
07 男性から女性になった夫
18歳の時に、知り合った女性と結婚。その後、性同一性障害だと気づき、
性別適合手術を受けたいと打ち明けても、妻の態度は変わらなかった―。
08 性自認は男性だが子ども2人を産んだ母
苦しみを乗り越え、性同一性障害と向き合い、一時は男性として生きることを決心。
それでも、子どもを産み育てることはどうしても諦められなかった、二児の母の物語。
09 ゲイ3人で暮らす家族
ゲイであることを自覚するきっかけをくれた初恋の彼の死や、探し求めた自らのルーツ。
様々な困難を乗り越え、多様なパートナーシップのあり方を知り、
今、2人の男性と見つけた、新しい家族のかたち―。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2018/11/28
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104575314102
- ISBN-13978-4575314106
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
LGBT当事者とその家族が語った15名の過去・現在・未来―。男と女の間にいる母、ゲイ3人で暮らす家族、娘が息子になった一家…。
著者について
LGBTER(エルジービーター)
日本最大のLGBTインタビューWEBメディア。
セクシュアルマイノリティ当事者だけではなく、
家族、パートナーなどのアライ(支援者・理解者)を含め、
これまでの取材数は300名を超え、現在も続く。また、各メディアに加え、
行政や教育機関からの問い合わせも多数。米国スタンフォード大学の電子図書館に
アーカイブされるなど、各方面からも大きな信頼を得ている。
日本最大のLGBTインタビューWEBメディア。
セクシュアルマイノリティ当事者だけではなく、
家族、パートナーなどのアライ(支援者・理解者)を含め、
これまでの取材数は300名を超え、現在も続く。また、各メディアに加え、
行政や教育機関からの問い合わせも多数。米国スタンフォード大学の電子図書館に
アーカイブされるなど、各方面からも大きな信頼を得ている。
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
12 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年2月23日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当事者として、わかることもわからないこともありました。
最初は首を傾げたこともあったけど、これこそが多様性ってことなんだなと、今は思います。
共感できる部分があるだけ、共感できない部分があるのは、とても大切なこと。
それでも否定するんじゃなくて、「そっか」と思いながら想像力を膨らませていきたい。
私が人にそう願うから、私も誰かをそう思っていたいと、考えさせてくれる一冊でした。
最初は首を傾げたこともあったけど、これこそが多様性ってことなんだなと、今は思います。
共感できる部分があるだけ、共感できない部分があるのは、とても大切なこと。
それでも否定するんじゃなくて、「そっか」と思いながら想像力を膨らませていきたい。
私が人にそう願うから、私も誰かをそう思っていたいと、考えさせてくれる一冊でした。