本書は、『Adobe Illustrator9.0』を使ったさまざまなイラストを描く方法や、デザインのテクニックについて書いた本である。著者の既刊書籍である『プロフェッショナルのためのAdobe Illustrator7.0J』、『Adobe Illustrator8.0デザイン技法』の2冊分の作例を、Ver.9.0の機能で実現した解説書であり、ツールやコマンド類の基本的な使用法にこだわらず、ほぼIllustratorだけで表現した多種多様なイメージを収録している。
Ver.9.0では、ベクトルデータだけではなくビットマップ画像のデータも取り扱うことが可能となり、旧バージョンでは複雑な操作が必要な表現も、簡単な操作で実現することが可能になった。登場したころに比べると飛躍的に進歩している。
おもな内容は、イラスト編では「表現技法」、「写真加工」、「ステンドグラスの表現」、「人物を描く」、「さまざまなイラスト」などのテーマから25項目を取り上げ、また、デザイン編では「パーツの作成」、「テクスチャ/パターン」、「グラフの表現」、「地図を作る」、「文字の加工」、「レイアウト」などのテーマから37項目を取り上げて、わかりやすく解説している。それぞれの項目ではサンプルを作成し、細部の設定まで理解できるように配慮して述べている。
Illustratorの初心者には描くためのヒントとして、中、上級者には使い方のアイデアを得る本としておすすめできる。（大塚佳樹）
本書は、Adobe Illustrator Ver.7.0/Ver.8.0でのグラフィックワークを紹介した書籍「プロフェッショナルのためのAdobe Illustrator7.0J」「Adobe Illustrator8.0デザイン技法」の二冊分の作例を、Ver.9.0の機能で再現した解説書。ツールやコマンド類の基本的な使用法にこだわらず、ほとんど全てをIllustratorだけで表現した多種多様なイメージをコレクションしている。
内容（「MARC」データベースより）
表現技法、写真の加工、ステンドグラスの表現などを解説したイラスト編と、パーツの作成、グラフの表現、文字の加工などを解説したデザイン編の2部構成。Adobe Illustrator9.0に対応したテクを紹介。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
滝上/園枝
グラフィックデザイナー。東京都出身、横浜市在住。株式会社ナムコ開発部、デザインプロダクション勤務を経てフリーに。現在は、書籍表紙・リーフレットなど印刷物のほか、Webサイト・CD‐ROMなどの媒体に向けたグラフィックデザインも制作している。「Design‐Plex」誌((株)エクシードプレス刊)にて、「QUICKS OF Illustrator」連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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