FMチューナーの受信に永らく、ケーブルテレビで配信されているＦＭ波を利用していました。個別のアンテナ設置の必要もなく、しかも音質も良くマルチパスがないので利用していました。
ケーブルテレビは、宅内で各部屋へ同軸ケーブルを分配していたため、各部屋のアンテナ端子の受信レベルが弱くなっていたので、屋根裏にブースターを入れていました。
そのときの、FMチューーナーのシグナルレベルメーターは、５段階のうちレベル「４」を指していました。十分なシグナルレベルでFMチューナーの音を楽しんでいました。
そして、この度、インターネット環境をケーブルテレビから光に変えたことで、FM波も光テレビからの受信となりました。
インターネット事業所の技術者の話では、今回の光は、以前のケーブルテレビに比べ２０ｄBアップするとのことで、屋根裏のブースターを外すことになりました。ブースター無しの方が受信波の純度が上がり音質にも良いと思い喜んでいました。
工事完了後、専用の機械で各部屋の地デジ等の電波の強さを計測してもらったところ、その結果、各部屋８０ｄBの強度が有り十分との回答でした。
早速、FMチューナーにアンテナ線を接続し、FMチューナーのシグナルレベルメーターを見てみました。何と！弱くなっています。シグナルメーターレベルが「４」から「３.５」に下がっていました。ショックでした。（写真①）
再度、別の部屋のブルーレイレコーダーの設定機能を使い地デジ等のシグナルレベルを調べてみると十分な強度でした。
インターネットで、調べてみると同じような体験談があり、地デジの電波は強くてもFM波は弱いという内容でした。再度、屋根裏にブースターを入れるとFM波は救えても逆に地デジが過剰強電界となるためできません。
そこで、FM波用に個別のブースターを探すことにしました。Amazonサイトでこの商品を知りカスタマーレビューでFMに有効のレビューがあったので購入することにしました。
さて、実際に使用してみての感想です。本製品をセットし、早速FMチューナーのシグナルメーターを見てみました。効果有りです。レベルが「４.５」になっています。（写真②）時間帯によっては、電波強度に変化があるようで、「４～４.５」になっています。
たまに、電波強度が強くなり過ぎてFMチューナーのアッテネーターが働いてしまったようで逆にシグナルメーターが下がってしまいブースターの恩恵が受けられなくなってしまいます。やはり、増幅レベルコントロールは欲しいところです。
また、本体には、緑色に光るインジケーターが付いており動作状況が確認できるようになっています。デザインも良いですね。
試しに、パッシブでも使用できるか試してみました。つまり、ＡＣ電源無しでブースター効果があるかどうかです。結果、やはりだめでした。逆に悪化し抵抗棒のようになりシグナルメーターの針は「２.３」になっていました。（写真③）ＡＣ電源必須です。
他の方のレビューで、ＩＮ OUT 逆の書き込みが数名あったのですが、当方の製品は大丈夫でした。メーカーが先人のレビューを見て修正したのかもしれませんね。
最後に、本製品は縁の下の力持ち的なもので、見えないところへの設置が多いと思いますので、デザインは多少悪くても良いので、FM波帯域を網羅し増幅レベルが可変できるリーズナブルな製品を作ってほしいと思いました。
FM波のブースターを探している方に参考になれば幸いです。
| 電池付属 | いいえ |
|---|---|
| 電池使用 | いいえ |
| ブランド名 | ホーリック(HORIC) |
| メーカー | ホーリック(HORIC) |
| 製品型番 | HAT-ABS024 |
| 対応OS | Not_machine_specific |
| 梱包サイズ | 17.3 x 11.6 x 5.4 cm; 281.23 g |
