2020年、自分の中の不思議の一つ「音」を想いながら、サンレモ音楽祭のCDってあるのだろうか、と漠然と思っていました。 歳月は事情を変えていて、巷には思うCDの姿は見当たりません。夏からあるきっかけで、因幡さんの世界をパズルの穴を埋めるように聴いて、様々な心身の機能を取り戻す原動力となっていました。
埋めても、次々と穴が見えて来る中、目に飛びこんで来たのがHOLIDAYSとALMA LIBREでした。
HOLIDAYSの中にはサンレモ音楽祭のものがあり、プログラムノートの中には懐かしいクラウディオ・ヴィルラの名前もありました! 因幡さんの、回帰現象かも知れないと言う言葉のように、因幡さんの心にフィットした音楽は、音楽人生の中で確立された美しい声と共に、柔軟な空気を運んでくれます。未だ行った事の無いギリシャの青い空、白い家に憧れる広やかな心になっている自分を見つけます。 この後直ぐにALMA LIBREを聴きたくなるのです。