アマゾンの手違いなのでしょうが「全然違うっしょ?」って内容のレビューが載っていて、それに対して [役に立った] を押した人が数名居られる様なので、誤りを正す為に書き込みます。
① 今回発売されたこれは「ハイ・エキセントリック」で「ハイ・エキセントリック・ピアノ・ミュージック」ではありません。
ドビュッシーやオリヴィエ・メシアンの独奏および高橋アキと斎藤ネコストリングカルテットと共演したオリジナル曲という、限りなくクラシック寄りのライブアルバムではありません。
エキセントリックでアバンギャルドで激しい音の中で橋本一子が野太い声でチカラ強く歌いまくる超絶カッコ良いロックな曲が中心のアルバムです。
② 1988年のマスターテープを2007年に橋本一子が自ら発掘して自らスタジオに籠もってリマスタリングしたユニバーサルミュージックジャパン盤の復刻です。
「ポリドール盤が復刻」されたわけではありませんので「あぁ何だよ昔の古いマスタリングのままかよ、じゃイラネ」と勘違いしないでください。
③ 2007年のリマスタリングで、旧盤より音圧が高めになっています。
ハイレゾが普及し始めてから音圧は低めにリマスタリングするのがフツーになりましたが、そこは2007年の仕事なので致し方ないところでしょう。
音のカンジは……バスドラとベースが目立ちまくりの太い音です。音がクリアになって特に金物やギターのハーモニクスとかが綺麗に聴こえる様になりました。
勿論、(橋本一子に限らず)何でもリマスタリングすりゃ良くなるわけでもなく、曲によっては旧盤の音の方を好むという人も居られるかも知れません。
私は「Sweet Sweet Diamond」や「Tuesday Morning」なんかは旧盤のチープかも知れないけど重くない音の方が曲に合ってると感じました。
とか何とか、まぁ細かい事より、入手困難どころかぼったくり中古価格以外では入手不可能だった2007年リマスター盤がたった千円で買える様になったのは実に素晴らしいです!!
大感謝ですよ、ユニバーサルミュージックジャパンさん!!
アマゾンマーケットプレイスじゃ他人の足元を見てふっかけるクズ野郎が橋本一子の2007年リマスター盤を一時期一万円とか二万円とかで売ってたんですから。
新品が千円になって今そいつらが泣いてるだろうと思うと飯が美味いんで、星五つ評価です。w