ある程度、物事を考えてデザインしているデザイナーなら、彼女の言っている事は、至極まっとうと
受け取るだろう。
デザインと言う仕事を通じ、感じ、悩み、良心を仕事に反映させているデザイナーは多いだろうから、
論点としては、ことさら目新たしくは感じなかった。
ただデザイナーの目指すべきところが文章になり、万人が知るところとなるという点では珍しく、こう
いった本を、より多くの人が読んで考え、デザインとは、スタイリングだけではない、その本質とは何
かを知ってほしい。
始皇帝が矢や弓を規格化した結果、諸国との闘いに勝った話は面白かったし、ウエッジウッドやブラ
ウンのデータ・ラムスの目指したところ、アップルが中国等の工場で、低賃金労働者を雇い環境にも
配慮していない点では20世紀的であり、今後、アップルとは違うが、物作りに情熱を持った本質を知
る企業が出てくるであろう点も、同意。
デザインとは何かを知らない人には、是非、読んでほしい一冊。
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HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由 単行本 – 2013/10/14
なぜ私たち1人1人が「デザイン」を考えることが必要なのか?
デザインは、賢く使えば、喜びや選択肢、力、美しさ、快適さ、品性、感受性、思いやり、信念、
野心、安心、繁栄、多様性、仲間意識をはじめ、さまざまなものを与えてくれます。しかし悪用す
れば、無駄や混乱、屈辱、恐怖、怒り、それに危険さえも招きます。人は一人としてデザインの影
響を受けずにいることはできません。なぜならデザインは、この世界に遍在する要素であり、自覚
はなくても、私たちがどのように感じ、行動し、人からどう見えるかを左右するものだからです。
デザインとは何か。良いデザインと悪いデザインの違いとは何か。それぞれが生活に与える影響と
は何か。科学の発達が進む中これからのデザインはどのように進化するのか。本書では、デザイン
の起源にさかのぼって、著者独自の膨大な事例に基づいたデザイン史を総括しながら、考察を深め
ていきます。現代の私たちの生活にデザインがいかに入り込んでいるか。どのように企業の戦略と
して使われているのか。アートとの違いは何か。誰のためにあるものなのか。いまデザインにおい
て何を考えるべきかを、さまざまな具体例を挙げながら解明する一冊です。
──────
アリス・ローソーンはデザイナーから最も尊敬されるデザイン評論家で、インターナショナル・ヘ
ラルド・トリビューン紙にデザインについてのコラムを書いていた。インタビューのとき私は不思
議な感覚をおぼえた。彼女は質問に対する私の答えを既に知っている気がしたのだ。同時にこの膨
大なデザインの知の集大成を読みながら既知感覚ともいえる共感の喜びを感じている自分がいるこ
とにも気付いた。
この本は「デザインの事実」だし、論理ではなく「デザインの定義」の多義性を何一つ漏らさず詰
め込んでいる。デザインという危うい美的な印象を持ちかねない言葉に疑いをも持つ、誰もの矛盾
する本音にはっきりと触ってもいる。
「デザインとは何か」。デザインはこの一冊で理解し尽くせると確信している。
──深澤直人(デザイナー)
デザインは、賢く使えば、喜びや選択肢、力、美しさ、快適さ、品性、感受性、思いやり、信念、
野心、安心、繁栄、多様性、仲間意識をはじめ、さまざまなものを与えてくれます。しかし悪用す
れば、無駄や混乱、屈辱、恐怖、怒り、それに危険さえも招きます。人は一人としてデザインの影
響を受けずにいることはできません。なぜならデザインは、この世界に遍在する要素であり、自覚
はなくても、私たちがどのように感じ、行動し、人からどう見えるかを左右するものだからです。
デザインとは何か。良いデザインと悪いデザインの違いとは何か。それぞれが生活に与える影響と
は何か。科学の発達が進む中これからのデザインはどのように進化するのか。本書では、デザイン
の起源にさかのぼって、著者独自の膨大な事例に基づいたデザイン史を総括しながら、考察を深め
ていきます。現代の私たちの生活にデザインがいかに入り込んでいるか。どのように企業の戦略と
して使われているのか。アートとの違いは何か。誰のためにあるものなのか。いまデザインにおい
て何を考えるべきかを、さまざまな具体例を挙げながら解明する一冊です。
──────
アリス・ローソーンはデザイナーから最も尊敬されるデザイン評論家で、インターナショナル・ヘ
ラルド・トリビューン紙にデザインについてのコラムを書いていた。インタビューのとき私は不思
議な感覚をおぼえた。彼女は質問に対する私の答えを既に知っている気がしたのだ。同時にこの膨
大なデザインの知の集大成を読みながら既知感覚ともいえる共感の喜びを感じている自分がいるこ
とにも気付いた。
この本は「デザインの事実」だし、論理ではなく「デザインの定義」の多義性を何一つ漏らさず詰
め込んでいる。デザインという危うい美的な印象を持ちかねない言葉に疑いをも持つ、誰もの矛盾
する本音にはっきりと触ってもいる。
「デザインとは何か」。デザインはこの一冊で理解し尽くせると確信している。
──深澤直人(デザイナー)
- 本の長さ463ページ
- 言語日本語
- 出版社フィルムアート社
- 発売日2013/10/14
- ISBN-104845913097
- ISBN-13978-4845913091
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商品の説明
著者について
[著者]
アリス・ローソーン
『ニューヨークタイムズ』国際版、『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』紙のデザイン
評論家。週1回の「デザイン」コラムは、世界各国の新聞社に配給されている。アーツ・カウンシル・
イングランド(芸術振興機関)、ロンドンにある現代美術館のホワイトチャペル・ギャラリー、マイ
ケル・クラーク・カンパニーの理事、チセンヘール・ギャラリーの理事会議長を務める。イヴ・サン
ローランの人生を辿った著書が高く評価される。
[訳者]
石原薫
国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業
向けの翻訳に携わる。おもな訳書に、『よい製品とは何か』、『ウーマン・エコノミー』、『CEOを
育てる』(以上、ダイヤモンド社)、『未来をつくる資本主義』(英治出版)、『Sustainable
Design』(ビー・エヌ・エヌ新社)などがある。
アリス・ローソーン
『ニューヨークタイムズ』国際版、『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』紙のデザイン
評論家。週1回の「デザイン」コラムは、世界各国の新聞社に配給されている。アーツ・カウンシル・
イングランド(芸術振興機関)、ロンドンにある現代美術館のホワイトチャペル・ギャラリー、マイ
ケル・クラーク・カンパニーの理事、チセンヘール・ギャラリーの理事会議長を務める。イヴ・サン
ローランの人生を辿った著書が高く評価される。
[訳者]
石原薫
国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業
向けの翻訳に携わる。おもな訳書に、『よい製品とは何か』、『ウーマン・エコノミー』、『CEOを
育てる』(以上、ダイヤモンド社)、『未来をつくる資本主義』(英治出版)、『Sustainable
Design』(ビー・エヌ・エヌ新社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ローソーン,アリス
『ニューヨークタイムズ』国際版、『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』紙のデザイン評論家。週1回の「デザイン」コラムは、世界各国の新聞社に配給されている。アーツ・カウンシル・イングランド(芸術振興機関)、ロンドンにある現代美術館のホワイトチャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク・カンパニーの理事、チセンヘール・ギャラリーの理事会議長を務める
石原/薫
国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業向けの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『ニューヨークタイムズ』国際版、『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』紙のデザイン評論家。週1回の「デザイン」コラムは、世界各国の新聞社に配給されている。アーツ・カウンシル・イングランド(芸術振興機関)、ロンドンにある現代美術館のホワイトチャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク・カンパニーの理事、チセンヘール・ギャラリーの理事会議長を務める
石原/薫
国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業向けの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : フィルムアート社 (2013/10/14)
- 発売日 : 2013/10/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 463ページ
- ISBN-10 : 4845913097
- ISBN-13 : 978-4845913091
- Amazon 売れ筋ランキング: - 390,107位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,467位グラフィックデザイン (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デザインの価値を証明したい。
そういう思いが文章からあふれています。
デザインはいかに社会に貢献できるか、私たちの生活がいかにデザインに影響を受けているか。
そして、デザインをただスタイルを決めることだと考えている人たちが、どれほど損をしているか。
すでにデザインは製造の一分野を指すのではなく、すべての分野に適用できる
「最適解を導き出すためのプロセス」であることが、これでもかと書き連ねてあります。
体系的なデザインの知識を得たい人や、系統だった歴史を学びたい人には向いてないかもしれません。
でも良いモノを作りたい人、良い環境を作りたい人、問題を解決したい人、すべての人に読んでほしい。
別にデザイナーに限らない。
自分の「モノを作る腕」が細いと感じている人ほど、大きな示唆を得られると思います。
そういう思いが文章からあふれています。
デザインはいかに社会に貢献できるか、私たちの生活がいかにデザインに影響を受けているか。
そして、デザインをただスタイルを決めることだと考えている人たちが、どれほど損をしているか。
すでにデザインは製造の一分野を指すのではなく、すべての分野に適用できる
「最適解を導き出すためのプロセス」であることが、これでもかと書き連ねてあります。
体系的なデザインの知識を得たい人や、系統だった歴史を学びたい人には向いてないかもしれません。
でも良いモノを作りたい人、良い環境を作りたい人、問題を解決したい人、すべての人に読んでほしい。
別にデザイナーに限らない。
自分の「モノを作る腕」が細いと感じている人ほど、大きな示唆を得られると思います。
2016年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大切にパックしてくれてありがとうございます。本は全く新しい見たいです。嬉しかった。
2019年12月6日に日本でレビュー済み
プロダクトデザイン、ソーシャルデザイン、インフォメーションデザイン等、世界でデザインがどのように利用され関わっているかという幅広い知見を得られます。デザインに興味があり関連する本を何冊も読んでいる人たちには既知の話で新しさは感じられませんが広く浅く網羅されているので、デザイン=スタイルではないという認識に気づいてきた人には学びになると思います。プロダクトデザインの項ではヴィクター・パパネックから連なる、如何に無駄な工業製品が多いことかと痛烈に批判していますが、この手の話も既視感を覚えました。かと言ってそれに対する具体的な解決策も示されていないのは歯がゆい。つまりはデザインを通して人類がこうあるべき、というデザイン道を理解する手引書だと思いました。その前提で読むならば、デザイン道の教養本としてよくできていると思います。