松本隆作詞、筒美京平作曲の作品群の中で、彼女の「しあわせ未満」が甘酸っぱい感情が湧いてきて大好きな曲です。当時はシンガーソングライターブームの影響からかアーティスト志向のアイドルのような位置付け。そのせいか彼女に対して、シンガーともアイドルとも、そして女性としても中途半端なイメージを持っていました。ですが唯一無二の歌声、その素晴らしさに気付くと年々魅力が増してゆく不思議なアーティストだと思います。
ジャケット・ライナーも往時のシングル写真を流用しているし、ノスタルジックな昭和世代には「しあわせ過剰」なアルバムですね。